クーペ
21世紀に入ってからのSUVの普及は早かった。もともとオフローダーを街乗りすることではじまった背の高いクルマたちの流行は、普段使いするクルマのスタンダードを一変させた。進化の中で実用性も上がり、SUVクーペのようなスタイリングに重きを置いたバリエ…
伊達オトコ御用達といっても、価格、信頼性の面でおいそれと手を出せないのがマセラティだ。モデナの名門はレーシングカーの製作によって戦前に誕生し、フェラーリよりもはるかに古い歴史がある。ポルシェのアイコンは言わずもがなリアにエンジンを置く「911…
昨年10月に発表された2代目となるBMW 「M2クーペ」。このクルマの構成手法はBMWの伝統にのっとっている。2ドア、FR(後輪駆動)のシャシーに太めのタイヤを履かせてボディを拡幅。フロントボンネット下に収まるパワーユニットはパワフルなストレート6(直列6…
現行のアストンマーティンのラインアップを俯瞰したとき、ゴルファーズエクスプレスとして最適な一台は言わずもがなの「DBX」だろう。だがアストンのハウススタイルといえば2ドアのGTモデルだ。現代のプロダクション・アストンの最高峰といえば「DBS」がそれ…
今回は、BMW 「4シリーズ」のクーペモデル「420i クーペ」のキャディバッグ積載量を検証する。外観はエレガントなクーペスタイルで、2020年の発表時に話題となった縦長のキドニーグリルは今やBMWの“顔”として定着。スポーティな走りも特長とする4シリーズは…
現代では、スポーティな走りを存分に楽しめる“ピュアスポーツカー”と呼ぶべきクルマは数えるほどしかない。その筆頭ともいえるアルピーヌ「A110」に、魅力的な新グレード「A110 GT」が追加された。実際には、A110シリーズ全体がマイナーチェンジをした一連の…
フルモデルチェンジをし、新型に移行したBMW「M4クーペコンペティション」に試乗しながら、これはクルマの完成形ではないかと感じた。 身体全体をすっぽりと包み込むようにホールドする、ヘッドレスト一体型のMスポーツシートに腰を下ろす。計器類がドライバ…
2021年4月13日、マクラーレンの新型ハイブリッド車「アルトゥーラ(Artura)」が日本で初公開された。税込価格は2695万円。今回は試乗に先駆けて、マクラーレンがただのハイブリッド車ではなく「ハイパフォーマンス ハイブリッド スーパーカー」と呼ぶその実…
2020年にデザインを含めた大がかりな変更をしたジャガー「F-タイプ」が、予想をはるかに上回る進化を見せていた。人とは違うスポーツカーに乗ってみたいという方に、自信を持ってお勧めできるその魅力を紹介する。 F-タイプを推す理由のひとつが、クーペとコ…
昨今はセダンやSUVといったボディ形式やサイズのみならず、パワートレーンもガソリンやディーゼル、ハイブリッドなどを当たり前のように選ぶ時代。けれども、自分にとっての必要な条件をひとつずつ検証していくと、選択が唯一無二の一台に限られることだって…
2021年のニューモデルで最も楽しみなのが、5月から納車が始まるシボレー コルベットだ。1953年のデビュー以来、頑なに守り続けてきたFR(フロントエンジン・リアドライブ)という駆動方式を、8代目となる新型でミッドシップに変更。これまでの歴史をひっくり…
世界的なトレンドで登場が相次いでいるプレミアムSUVクーペは、どれくらいキャディバッグを積載できるのか?11月にインプレッションを掲載したポルシェ カイエン ターボ クーペ、BMW X6、アウディ Q8の3モデルを検証した。使用するキャディバッグは、アメリ…
某自動車メーカーのグローバルの統計によれば、10万ドル(1ドル=103円換算で1030万円)以上の高級車市場は、売上の6割以上をSUVが占めているという。それだけポピュラーになったSUVにおける新たなトレンドが、SUVクーペだ。タフなSUVと、ラグジュアリーでス…
今回試乗するアウディ Q8は、ひとことで説明すればQ7のクーペ版、つまりいま流行りのSUVクーペだ。オーセンティックなSUVであるQ7と比べると、背が30mm低くて全長が75mm短く、幅が25mm広い。全長が短くなったのは、ほとんどがリアのオーバーハング(タイヤの…
現在のBMWのラインアップをファッションにたとえて説明すれば、奇数モデルがトラディショナル系で、偶数モデルが流行りのモード系になる。つまり、慣れ親しんだ1、3、5、7の各シリーズに対し、2、4、6、8の各シリーズは“ええかっこしぃ”のスタイリッシュなモ…
ポルシェのラインアップにカイエン クーペが加わったと聞いた時に、ちょっと遅れをとったなと感じた。BMW X6、アウディQ8、メルセデス・ベンツGLEクーペなどなど、ドイツのプレミアムブランドがクーペライクなSUVを発表してきたなかで、ポルシェがようやくト…
_ アルピーヌはルノーのモータースポーツ活動を担うとともに、そこで得たノウハウをもとにスポーティモデルを開発する組織だ。メルセデス・ベンツにおけるAMGやBMWにおけるM社のような立ち位置。ルノーF1チームは2021年よりアルピーヌF1チームに名称を変更…
_ メルセデス・ベンツ GLE Coupe。この車名からモデルの立ち位置を説明すると、「GL」はメルセデス・ベンツのSUVであることを示し、それに続く「E」はEクラス相当であることを表す。最後の「Coupe(クーペ)」は、オーセンティックなSUVであるGLEに対して…
_ スーパーカーでゴルフ。たしかに、東京クラシッククラブをはじめいくつかのゴルフ場でイタリアの跳ね馬を見かけたことはありますが、あまり現実的でない、と思います。キャディバッグや着替えを積むことを考えれば不便だし、それに早朝から住宅地で爆音…
_ 写真は全てポルシェ 911カレラ 4S 新型ポルシェ 911 カレラの日本でのデリバリーが始まった。2018年に発表された「タイプ992」と呼ばれる8代目のポルシェ 911シリーズのベーシック仕様。「スポーツカーのメートル原器」とも称され、世界中のクルマ好きが…
_ 日常生活においてスーパーカーは縁のないモノだと思われます。なんといっても「非日常」なのがスーパーカーですから、あまり身近なのもどうかと。したがって、製造や販売にでも関わらない限りなかなか情報は入ってきません。テレビコマーシャルが流れる…
街を歩いていて思わず二度見してしまうことってありますよね。セクシーな女性、欲しかったブランドのジャケット、そして気になっていたクルマ。それって何かを感じさせるオーラを纏っているからだと思うのです。カッコつけちゃって!と思いながらも、内心ど…
___ ピュアEVをラインナップするサブブランドIシリーズや1から7までそろえるSUVのXシリーズを掲げるBMW。特にXシリーズの販売は好調で、「BMW=SUV」なんて図式も確立しつつある気がします。ですが、ここの御家芸はやはりセダン&クーペではないでしょ…
遊び心と力強さを兼ね備えたクーペSUV アウディQ3 スポーツバックがデビュー!
複数のクルマを所有するのであれば、そのうちの1台はクーペにしたい。2ドアのスタイリングはそれだけで優雅であり、日常っぽさとは無縁という特徴がある。その気になればすこぶる速いクーペで、早朝の高速道路をゆったりと流しながら今日のプレーに思いを馳…
レクサスはスポーツクーペ「RC F」をマイナーチェンジした。「F」は2007年の「IS F」発売とともに、「公道からサーキットまでシームレスに走りを楽しめる」という開発テーマの下、レクサスの高性能仕様として誕生。レクサスのスポーツイメージを強力に牽引し…
アウディ ジャパンは、プレミアムコンパクトスポーツ、TTシリーズに改良を施し日本への導入をスタートした。「TT」は、1998年に初代がデビュー以来3世代に渡って進化を続けるプレミアムコンパクトスポーツ。初代「TTシリーズ」の国内導入が開始されてから20…
昨年11月にL.A.で開催された、ワールドプレミア。そこで発表となった、新型ポルシェ911カレラS / カレラ4Sを、スペイン・ヴァレンシアの一般道、そしてサーキットで、遂に試すことができた。Type 992というコードネームが与えられた新型は、911のアイデンテ…
_ ポルシェは、カイエンのモデルレンジを拡大。2018年から登場した第3世代のカイエンに、スポーティなクーペモデル「カイエンクーペ」を追加した。ベースとなったオリジナルのカイエンと比較すると、低いフロントウィンドウや大きく傾斜したリヤウィンドウ…
ゴルファーが、一度は名門セントアンドリュースでプレーしてみたいと願うように、クルマ好きなら、一度は“ドアが上方向に開く”スーパースポーツカーを、所有してみたいと思うものではないだろうか。しかし、長距離走行の多いゴルファーにとって、同乗者の快…
< メルセデスAMG GT 4ドアクーペの日本導入がスタートした。メルセデスAMG社の独自開発による究極のハイパフォーマンスを持ちながら、広い室内空間および4ドアの利便性を兼ね備えたモデル。 パフォーマンスやデザイン性を求めながらも、日常生活での使い勝手…
アメリカ、ビッグ3のお膝元デトロイトで年明け早々に開催される「ノースアメリカン・インターナショナル・オートショー」、通称「デトロイト・ショー」。新たなシーズンの幕開けを告げるモーターショーとして、ビッグ3による華々しいワールドプレミアでお馴…
ジェレミー・クラークソンが選ぶ2018年の「カー・オブ・ザ・イヤー」に、ランボルギーニ ウラカン ペルフォルマンテが選出された。 クラークソンはBBCの人気自動車番組「トップ・ギア」の司会者として名を馳せたモータージャーナリスト。現在はAmazon Prime …
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自動車の世界に、ラグジュアリー4ドアクーペという新たなカテゴリーを創ったことで知られるメルセデス・ベンツCLS。今回新たにデビューした新型CLSは、メルセデスの最新のデザインコンセプトを身に纏い、より洗練されエレガンスを漂わせる内外装と、最新のパ…
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キャディバッグ積載量企画第5弾は、BMWで検証。「駆けぬける歓び」をキャッチフレーズにクルマ作りをするブランドは キャディバッグ積載量としては決して多いとは言えないが、それでも十分なラゲッジスペースがある。使用したキャディバッグはアメリカオレゴ…
キャディバッグ積載量企画第4弾は、レクサスで検証。人気のSUV、LX、RX、NXや話題のセダンLSなど計7台を紹介。流石国産ブランド、ゴルファーを意識したラゲッジの作りでキャディバッグ4個を積載した車両が4台。使用したキャディバッグはアメリカオレゴン州…
キャディバッグ積載量企画第3弾は、アウディで検証。人気のSUV、Q2、Q3、Q5、Q7やA4セダン、A5スポーツバックなど計12台を紹介。SUVではQ7が大柄なボディサイズを活かして余裕の4個を積載。今回、使用したキャディバッグはアメリカオレゴン州ポートランドの…
3月9日更新 : メルセデス・ベンツ最終回はクーペスタイルのCLA・SL・GTを追加。3月2日更新 : 第2弾は人気のSUV、GLA・GLC・GLEを追加。 第1弾ではメルセデス・ベンツのCクラス、Eクラス、Sクラスを紹介。積載はキャディバッグ1個の場合と最大積載量を画像…
ラグジュアリーな570GTをスポーティに楽しむ マクラーレン570S Coupeと570GTが新しい仕様となって登場し、マクラーレン・オートモーティブでは、各モデルのオーダーの受付を開始している。 今回の仕様で最も変更点が多いのは570GT。カーボンセラミック製ブレ…
1964年に生産された1台 3年の月日をかけてレストアした、最古の911をポルシェが運営する「ポルシェ ミュージアム」がコレクションに追加した。そして、2018年4月8日までの期間「911(901 No. 57)-レジェンドのテイクオフ」と題した特別展示において、この貴…
我が国を代表する最新のスーパースポーツと言えば、ホンダNSXをおいて他にない。それはクルマ好きの憧れであると同時に、スポーツカーの未来を予感させるようなハイテクの塊でもある。セダン一辺倒の車歴を経て、最近乗りたいと思うクルマが見当たらないとい…
70年代半ばのスーパーカーブーム ’70年代半ば、我が国の自動車シーンにおいてスーパーカーが大ブームを起こしたことを覚えている人もいるだろう。ではスーパーカーとは何だったのか? 現代の視点に立ち穿った見方をするならば、それはスポーツカーの中でも特…
1500馬力を誇るブガッティ・シロンが静止状態から400km/hに加速し、停止するまでのタイムアタックを敢行。41.96秒の世界最高記録を樹立した。この記録は検査・試験・認証・証明を行う世界的機関SGSのSGS-TUV Saarの監督下で行われ、正式に世界記録として認定…
メルセデス-AMGはAMG創立50周年を記念し、フランクフルト・モーターショーにおいてF1グランプリで培ったハイブリッドテクノロジーを惜しげもなく投入した2シータースーパースポーツ、「Project One(プロジェクトワン)」を発表した。このスペシャルモデルは…
KEN OKUYAMA CARSを主催し、世界的なカーデザイナーのケン・オクヤマ(奥山清行)氏が手がけた1台限りのスーパースポーツ「Kode 0」が、アメリカで開催された「モントレー・クエール・モータースポーツギャザリング」において発表された。イタリアのカロッツ…
イタリア・フィオラノで開催されたRMサザビーズ・オークションにおいて、フェラーリ70周年を記念した「LaFerrari Aperta」が、830万ユーロ(約11億円)で落札された。 このチャリティオークションのために、フェラーリは70周年記念限定モデル「LaFerrari Ape…