アウディにキャディバッグが何個積めるか試した

キャディバッグ積載量企画第3弾は、アウディで検証。人気のSUV、Q2、Q3、Q5、Q7やA4セダン、A5スポーツバックなど計12台を紹介。SUVではQ7が大柄なボディサイズを活かして余裕の4個を積載。今回、使用したキャディバッグはアメリカオレゴン州ポートランドのブランドで、タイガーウッズが使用していた事でも知られている ジョーンズ(JONES)社のツアーバッグ ライダーで少し細身のものを使用。次回はレクサスの車両を紹介したいと思う。

アウディ A3 スポーツバック

ラゲッジ容量380L(VDA方式) 1996年に初代が登場したCセグメントモデル。当初は3ドア/5ドアハッチバックのみだったが、2012年にデビューした現行モデルとなる3代目からは、新たにセダンボディも加わった。

エンジンは1.4リッター直4TFSIと2.0リッター直4TFSIの2種類をラインナップ。エントリーモデルながらも「アダプティブクルーズコントロール」などの先進安全システムを標準装備する。

キャディバッグ最大積載量3個

リヤゲートの開口部とラゲッジルームに段差があり、開口部自体も小さいため、荷物の出し入れには少し工夫が必要。またコンパクトなボディにオーバーハングが短いデザインを採用しているため、ラゲッジールムの容量自体も少ない。

左右幅・奥行きともに小さいため、そのままの状態でゴルフバッグを収納するのは不可能。リヤシートを2/3倒すことで、トノカバーを使った状態でも縦に3個を収めることができるが、ただし入れ方には少し工夫が必要。

アウディ A4

ラゲッジ容量480L(VDA方式) 1994年、それまでの80/90シリーズに代わり導入されたDセグメントセダン。

前身である80/90と合わせて全世界で1200万台を売り上げた、アウディの中心を担うベストセラーだ。5代目となる現行モデルは2015年に登場し、「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のインポートオブ・ザ・イヤーを受賞した。

エンジンは1.4リッター直4TFSIと2.0リッター直4TFSIの2種類をラインナップする。

キャディバッグ最大積載量3個

トランクの開口部がスクエアなデザインとなっていることで、開口部が非常に大きく、荷物の出し入れもしやすい。しかし、トランクルーム内は左右幅があまりなく、ホイールハウスの窪みも小さい上に段差がある。

ゴルフバッグを真横の状態で収めることは不可能で、2個のゴルフバッグを収めたい場合は、斜めにクロスで配置すれば収納することができる。また、リヤシートを2/3倒すことで、3個目を入れることも。

アウディ A4 アバント

ラゲッジ容量505L(VDA方式)1510 Dセグメントセダン「A4」のワゴンモデル。1994年に登場した初代から、ワゴンボディをラインナップしてきた。

ロングホイールベースとショートオーバーハングによる、流麗なスタイルはアバントでも健在。エンジンはセダンと同じ1.4リッター直4TFSIと2.0リッター直4TFSIの2種類。車高を上げ、悪路走破性を高めた4WDモデル「allroad quattro(オールロード・クワトロ)」もラインナップする。

キャディバッグ最大積載量3個

リヤゲートはテールランプの干渉が少ないことで開口部も大きく、使い勝手は良好。ワゴンボディだが、ホイールハウスの出っ張りが大きく、せっかく備えられている両サイドの窪みも小さい。そのためゴルフバッグを横にして収めるのは難しい。

ラゲッジルームの高さ(深さ)もそれほどないため、トノカバーを外した状態にして2個をクロス収納するのが精一杯。それでもリヤシートを2/3倒すことで、縦に3個を収めることは可能だ。

アウディ A5

ラゲッジ容量455L(VDA方式) A4のクーペ仕様として2007年にデビュー。ロングノーズ&ショートデッキの美しいデザインは、80年代にWRC(世界ラリー選手権)で活躍したアウディ・クワトロのイメージが重ねられているという。

後席の居住性は、クーペながらも長いホイールベースにより、大人ふたりがくつろげるだけのスペースが用意されている。日本には252psを発揮する2.0リッター直4TFSIモデルを導入。

キャディバッグ最大積載量2個

大柄なボディだが、トランクの開口部が小さく、荷物の出し入れには少し苦労するかもしれない。トランクルーム内の左右幅も狭く、ホイールハウスが出っ張っているため、真横にした状態でゴルフバッグを収めるのは難しい。

それでも前後の奥行きがあるため、クロスで重ねて収めれば、2個のゴルフバッグを収納することが可能。また、リヤシートを2/3倒すことで、縦に3個を収めることもできる。

アウディ A5 スポーツバック

ラゲッジ容量480L(VDA方式) A5クーペの5ドア仕様。クーペの独立したトランクを持つスタイルから、ハッチバックに変更されている。

クーペのように流麗なデザインを纏いながらも、リヤドアと大きなハッチゲートを持つため、使い勝手も良好。エンジンはクーペと同じく2.0リッター直4TFSIモデルのみとなる

キャディバッグ最大積載量2個

大きなハッチゲートを備え、開口部の大きも十分。荷物も出し入れがしやすい、使い勝手の良いラゲッジルームを備える。しかし、A5クーペと同様にホイールハウスの張り出しが大きいため、ゴルフバッグを横にして入れるのは難しい。

クロス配置にすることで2個を収納できるが、リヤゲートの干渉があるため、入れ方には少し工夫が必要。リヤシートを2/3倒すことで、縦に3個を収めることができる。※写真はリアシートを倒さずに2個積載した場合で、動画はリアシートを倒して3個積載した場合。

アウディ A6

ラゲッジ容量530L(VDA方式) 1994年にデビューした、アウディのEセグメントセダン。4代目となる現行モデルは、2011年にデビューした。

日本市場では1.8リッター直4TFSIガソリン、2.0リッター直4TFSIガソリン、3.0リッターV6TFSIと、3種類をラインナップ。アウディお得意のアルミ素材の積極導入とエンジンの高効率化により、クラストップレベルの燃費・環境性能を実現している。

キャディバッグ最大積載量3個

ホイールハウスの出っ張りは大きめだが、右ホイールハウス後端に窪みがあるのと、トランク自体に奥行きがあるため、斜めに2個のゴルフバッグを置き、その上に1個を載せることができる。

一見広大なスペースに見えるが、左右幅があまりないため、ゴルフバッグに加えて、たくさんの荷物を収納するのは少し難しいかもしれない。フロア内に段差もある。

アウディ RS 6 アバント パフォーマンス

ラゲッジ容量565L(VDA方式)アウディ A6 アバントのハイパフォーマンスモデル「RS 6」、その3代目となる現行モデルはワゴンボディのアバントとして登場した。

4.0リッターV型8気筒ターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力は実に605ps。ワゴンボディでありながら、その最高速度は300km/hを超える。スポーツカーと遜色ないパフォーマンスを備えながらも、ワゴンの実用性を持つモデルである。

キャディバッグ最大積載量3個

大柄なボディサイズを考えると、トランクルームの左右幅は狭く、高さ(深さ)もあまりない。ホイールハウスに備えられた窪みも右のみとなる。

ゴルフバッグを斜めにすることで、2個を並べ、その上に3個目を載せることは可能。この場合、トノカバーを使うことができないため、無理にラゲッジのみに収めようとせず、リヤシートの2/3を倒してしまったほうがいいかもしれない。

アウディ RS 7 スポーツバック

ラゲッジ容量535L(VDA方式)アウディ A7のハイパフォーマンスクーペ。 5ドアファストバックの流麗なスタイルを持ちながらも、スーパースポーツを凌駕する。

4.0リッターV8TFSIエンジンを搭載し、最高出力は605ps、最大トルク750Nm。8速のティプトロニックトランスミッションにアウディお得意の4WDシステム「クワトロ」が組み合わせられ、0→100km/h加速が3.7秒、最高速は305km/hというパフォーマンスを発揮する。

キャディバッグ最大積載量2個

ボディサイズも大きく、巨大な開口部を持つハッチゲートを装備。ラゲッジルームの面積自体は大きいものの、深さがあまりなため、サイズを考えると収納力は少し寂しい。

あくまでもクーペであり、ワゴンほどのユーティリティはないと言えそう。 またラゲッジの左右幅があまりないため、ゴルフバッグの収納はクロスにして2個が精一杯。リヤシートを2/3倒すことで、縦にして3個を収めることもできる。

アウディ Q2

ラゲッジ容量405L(VDA方式) 2017年にデビューしたアウディ最新かつ、最もコンパクトなSUVモデル。全長4200mm、全幅1795mm、全高1500mmと、狭い日本の道でも扱いやすいボディサイズは、立体駐車場にも対応する。

日本市場には2018年1月から、先行モデルとして1.4リッター直4TFSIエンジンを搭載した「#touring limited」が、150台限定で導入された。

キャディバッグ最大積載量3個

テールランプが張り出したデザインのため、ラゲッジルームの開口部は小さい。ボディサイズが小さく、ホイールハウスの干渉も大きいため、そのままの状態ではゴルフバッグを収納することは難しい。

それでもリヤシートを2/3倒すことで、縦に3個収納できる。また、リヤシートをすべて倒すことで最大1050リットルまで、ラゲッジルームの容量を増やすことも可能だ。

アウディ RS Q3

ラゲッジ容量356L(VDA方式) コンパクトSUV「Q3」のスポーツバージョン。コンパクトなボディに367psの高性能を発揮する、2.5リッター直5直噴TFSIターボエンジンを搭載。

0→100km/h加速は4.4秒、最高速270km/hという驚きのパフォーマンスを誇る。スポーツカーをもしのぐ動力性能を誇りながらも、SUVならではの優れたユーティリティを犠牲にしていない。

キャディバッグ最大積載量3個

近年のアウディ車の特徴でもある、スクエアに開く大きなリヤゲートを備える。しかし、コンパクトSUVゆえに前後の奥行きは短く、Cピラーが少し寝たデザインのため、ラゲッジルームの容量はそれほど大きくない。

ホイールハウスの干渉も大きめな上に、開口部とラゲッジルームにも段差もあり、そのままの状態で収納できるゴルフバッグは1個のみ。それでもシートを2/3倒せば、縦に3個を収めることもできる。

アウディ Q5

ラゲッジ容量550L(VDA方式) 2008年にアウディとしては2車種目となるSUVモデルとして登場。2代目となる現行モデルは2016年のパリ・サロンで発表され、2017年から発売がスタートした。

先代モデルよりもホイールベースが延長されたことで、後部座席・ラゲッジルームのスペース効率が大幅に向上。リヤシートを折りたたむことで、1550リットルの広大な荷室が出現する。

キャディバッグ最大積載量3個

トランクの開口部にテールランプの干渉がなく、スクエアな形状で荷物の出し入れはしやすい。ホイールハウスの後端が両サイドともに窪んでいることから、横にした状態でゴルフバッグを収納することが可能。

平積みの状態で横に2個を置き、その上に1個と合計3個を収納。トノカバーを外すことで4個のゴルフバッグを収めることもできる。テールゲートが傾斜しているデザインだが、収納力は十分と言えそう。リヤシートを前方にスライドさせることで、荷室をさらに拡大することも。

アウディ Q7

ラゲッジ容量890L(VDA方式) アウディ初のSUVとして、2005年にデビュー。初代は約10年間販売され、2015年に現行型である2代目が登場した。

アルミ素材を積極活用することで、従来に比べて最大300kgの軽量化を実現 。フロントタイヤだけでなく、リヤタイヤの舵も切ることができる「オールホイールステアリング」を搭載したことで、大柄なボディサイズながらも優れた取り回しを実現した。

キャディバッグ最大積載量4個

トランクの開口部にテールランプの干渉がないデザインを採用したことで、バンパーレベルからスクエアな形状でリヤゲートが開閉する。ボディサイズが大きいことから、ラッゲジルームは左右奥行きともにサイズは十分。

ホイールハウスに窪みがあるため、ゴルフバッグを横にして置くことができるが、ラゲッジの奥行きもあるため、縦にして並べることも可能だ。ゴルフバッグ3個を縦に並べ、その上に1個を乗せることで、4個収納できる。しかも、トノカバーも閉め状態で収納可能なのは優秀。

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アウディジャパンフリーダイヤル : 0120-598-106 http://www.audi.co.jp/

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