キャディバッグ積載量企画第4弾は、レクサスで検証。人気のSUV、LX、RX、NXや話題のセダンLSなど計7台を紹介。流石国産ブランド、ゴルファーを意識したラゲッジの作りでキャディバッグ4個を積載した車両が4台。使用したキャディバッグはアメリカオレゴン州ポートランドのブランドで、タイガーウッズが使用していた事でも知られている ジョーンズ(JONES)社のツアーバッグ ライダーで少し細身のものを使用。次回はBMWの車両を紹介したいと思う。
- 【目次】
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- セダン・クーペ
- LS|レクサス LS
- GS|レクサス GS
- LC|レクサス LC
- RC|レクサス RC
レクサス LS500
ラゲッジ容量480L(VDA方式) レクサス・ブランドを象徴するフラッグシップセダン。初代は1989年にデビューし、その抜群の静粛性でレクサスのブランド価値を確立した。
初代から3代目までは日本国内で「トヨタ・セルシオ」として販売されていた。5代目となる現行モデルは2017年にデビュー。搭載されるパワーユニットはLS500が3.5リッターV6ツインターボ、LS500hは3.5リッター V6エンジンにハイブリッドシステムが組み合わせられる。
キャディバッグ最大積載量4個
オーバーハングが長く、全幅もあるため、トランク容量はたっぷり。開口部もテールランプの干渉がなくスクエアで、長尺物でも出し入れがしやすい。ホイールハウスの張り出しはあるものの、その後方スペースがしっかりとえぐられており、ゴルフバッグを横置きで無理することなく収納することが可能。
フラットで広大な上に深さもあるため、長いオーバーハングをしっかり使って、平積みの状態で横に2個を置き、その上にさらに2個を平置きできる。4個のゴルフバッグを余裕で収納してしまうのは、さすがレクサスの頂点に位置するモデルだ。
レクサス GS F
ラゲッジ容量520L(VDA方式) ミドルサイズセダン「GS」をベースに、 477psのパワーを誇る5L V8エンジンを搭載するハイパフォーマンスセダン。
サーキットでの走行を想定し、ボディ剛性が大幅に高められており、専用の足回りやブレーキを採用。抜群の走行性能を誇りながらも、実用性はGSと変わらない。ちなみに「F」は「富士スピードウェイ」と開発拠点の「東富士研究所」に由来する。
キャディバッグ最大積載量4個
レクサスが誇るスポーツセダンとはいえ、ラゲッジルームは”広大”と言ってもいいスペースを誇る。開口部もスクエアで、長尺物の出し入れもまったく問題ない。ホイールハウスの張り出しは大きいが、深さと奥行きがあるため、その容量はLSをも超えるほど。
GSもLS同様にオーバーハングが長いデザインを採用しているため、1個目のゴルフバッグは余裕の横置きが可能。2個目のゴルフバッグも横置きし、その上にさらに2個を置くことで、4個のゴルフバッグを難なく飲み込んでくれる。
レクサス LC500h
ラゲッジ容量172L(VDA方式) レクサス初となるFセグメント2+2クーペ。2016年のジュネーブショーでデビューし、日本市場には2017年から導入された。
ガソリンモデルとハイブリッドモデルをラインナップし、LC500には5.0リッター V8ガソリンエンジン、LC500hには3.5リッター V6エンジンに電気モーターが組み合わせられる。
キャディバッグ最大積載量1個
デザインが優先のクーペボディのため、トランクの開口部・容量ともに非常に小さい。ラゲッジスペースに幅や深さがなく、さらにハイブリッドモデルはバッテリーのスペースも取られるため、収納力は厳しいと言わざるを得ない。
ホイールハウスも大きく張り出しているが、その後方がしっかりとえぐられているため、46インチドライバーを入れたゴルフバッグ1個であれば、納めることが可能。
レクサス RC F
ラゲッジ容量286L(VDA方式) Dセグメントクーペ「RC」をベースに、スポーツ性能を大幅に高めたハイパフォーマンスモデル。
ヤマハと共同開発された5.0リッターV8ガソリンエンジンは最大出力351ps、最大トルク530Nmを誇る。軽量化を目的にエンジンフード、ルーフ、リヤウィングにはカーボン製パーツを採用している。
キャディバッグ最大積載量3個
トランクはバンパーレベルから大きく開き、クーペボディにも関わらず、出し入れがしやすい。リヤサスペンションの張り出しは大きいものの、その後方のオーバーハング部分がしっかりと抉られているため、1個目のゴルフバッグは横置きでしっかり搭載できる。
ラゲッジルームに奥行きがあることから、斜めにして置くことで2個目も問題なく収納。3個目のゴルフバッグを搭載する場合は、トランクリッドのヒンジに気をつけながら、隙間をうまく利用して入れる必要がある。また、リヤシートは分割可倒しない。
レクサス NX300
ラゲッジ容量475L(VDA方式) 2014年にデビューした、CセグメントSUV。ボディサイズはコンパクトながらも、レクサスを象徴するスピンドルグリルにより、存在感は十分。
パワーユニットは2.0リッター直4ターボ、2.5リッター 直4+ハイブリッドシステムの2種類。駆動方式はそれぞれのパワーユニットにFFと4WDが用意されている。
キャディバッグ最大積載量3個
コンパクトなボディサイズだが、ホイールハウスが小さく収められていることから、使いやすいラゲッジルームを持つ。リヤゲートの開口部もスクエアで大きく、開口部下端とフロアがフラットなため、物の出し入れもしやすい。
ラゲッジルームの幅はあまりないが、ホイールハウス後方がえぐられているため、ゴルフバッグ1個を横置きで収納可能。奥行きを使って2個目のゴルフバッグも平置きできるが、高さがあまりないため、3個目を積む場合はトノカバーを外す必要がある。
また、リヤシートを倒すことで、3個のゴルフバッグを縦に入れることもできる。
レクサス RX450h
ラゲッジ容量514L(VDA方式) 高級クロスオーバーSUVという新しいジャンルを、世界中のメーカーに先駆けて確立したモデル。1989年に初代がデビュー、2代目までは日本において「トヨタ・ハリアー」として販売されていた。
現行の4代目は2015年に登場した。パワーユニットは2.0L直4ターボ、3.5リッターV6、3.5リッターV6+ハイブリッドシステムの3種類。
2017年にはホイールベースを拡大し、3列目シートを備えた7人乗りの「RX450hL」が追加された。
キャディバッグ最大積載量4個
まるでクーペのようにCピラーが寝ているデザインだが、開口部はスクエアで大きい。開口部下端とフロアがフラットなため、物の出し入れがしやすい。
深さこそないものの、クォーターウインドウのデザインによってラゲッジルームの高さを確保しており、見た目よりも収納力は高い。
左右幅があるため、1個目のゴルフバッグは横置きで難なく収納。2個目のゴルフバッグも横置きし、その上にさらに2個を載せることで、合計4個を“美しく”納めることができる。4個のゴルフバッグを搭載しながら、トノカバーもしっかり閉められるのも嬉しいポイント。
レクサス LX570
ラゲッジ容量621L(VDA方式) レクサスのSUVラインナップの頂点に君臨する、高級クロスカントリーモデル。2007年にデビューした3代目も、歴代モデル同様にトヨタ・ランドクルーザーをベースとし、レクサスの名前に相応しいラグジュアリーな内外装が与えられている。
エンジンは5.7リッターV8ガソリンを搭載し、3列目シートを備えた8人乗りと、2列の5人乗りをラインナップする。
キャディバッグ最大積載量4個
リヤゲートはベースとなったランドクルーザーと同様に上下2分割で開閉。リヤサスペンションの張り出しが非常にコンパクトに抑えられているため、フラットで広大なラゲッジルームを持つ。
平置きしたゴルフバッグ3個を余裕で飲み込み、その上に4つ目も搭載可能。さらに人数分の旅行用荷物を入れられるだけの余裕を残している。トノカバーを外せば、それこそ7個くらいはゴルフバッグを収納できるはずだ。
問い合わせ先
レクサスインフォメーションデスクフリーコール : 0800-500-5577 https://lexus.jp/
ジョーンズスポーツ(キャディバッグ) ニーディープ:Tel 03-5422-6421 http://www.kneedeep.jp