試乗レポート
ドイツ車ともイタリア車とも違う。機能やスペックだけでは語れない美意識を、クルマという工業製品に落とし込む。それがフランスを代表するプレミアムブランド、DSオートモビルの魅力だ。その最新フラッグシップとなるのがDS「N°8(ナンバーエイト)エトワー…
ポルシェのSUVと聞いて注目されるのは、まもなく登場するBEV「カイエン エレクトリック」だろう。しかし、その前にポルシェがひとつの完成形として送り出したモデルがある。それが今回試乗した「カイエン ターボEハイブリッド クーペ」だ。 <関連記事>静か…
プレミアムSUVは数多く存在する。しかし、その姿を見るだけで「どこへでも行けそうだ」と思わせるモデルは決して多くない。ランドローバー「ディフェンダー」は、その数少ない存在だ。かつて質実剛健な実用オフローダーとして世界中で活躍したディフェンダー…
その昔、スーパーカー好きはフェラーリ「F40」の478psやポルシェ「959」の450psという高出力に驚かされたものだが、現在ではごく普通のスポーツカーでもそれくらいのパワーが出ていたりする。なんなら背の高いSUVでもそれ以上のパワーを持ち、直線だけでなく…
ポルシェ「911」というクルマがカバーする領域は広い。レーシングカー由来のピュアスポーツから、長距離移動を快適にこなすグランドツアラーまで。その膨大なラインアップの中でも独自の立ち位置を築いている一台が「タルガ」だ。 <関連記事>レースの血統…
日本が誇る高級車ブランド、レクサス。そのラインアップの中でも、街中で見かける機会が少ない存在が、フルサイズSUVの「GX」かもしれない。SUVとひと口に言っても、GXは一般的なクロスオーバーSUVとは成り立ちが異なる。街乗りを前提とした乗用車ベースでは…
アストンマーティンと聞けば、日常でそう頻繁に出会う存在ではない。英国の超高級スポーツカー──そんなイメージが浮かぶはずだ。それは間違いではない。だが、その実像は静かに、しかし確実に変化してきた。 <関連記事>刺激ではなく“本質”を選ぶという贅沢…
フォルクスワーゲン「ID.Buzz」。このクルマを前にすると、思わず頬が緩む。ミニバンという枠に収まりながら、2トーンカラーで塗り分けられたボディはどこか愛嬌があり、クルマ好きであれば往年の名車「タイプ2バス」の面影を自然と重ねてしまうはずだ。 <…
スーパースポーツの世界にも、いわば「松竹梅」に似た階層がある。頂点に近づくほど、エンジンはより強力に、空力はより過激に。その結果、スペックはレーシングカーに限りなく近づいていく。そしてその行き着く先にあるのが、“レースの血統をどこまで純度高…
SUVという言葉があまりに広く使われるようになった今、その本質を問い直すような一台がある。ルノー「キャプチャー」。そして、その中でも“エスプリ アルピーヌ”の名を冠するモデルは、仕立ての良さと走りの個性を静かに主張する存在だ。 <関連記事>黒の極…
純ガソリンからハイブリッド、そしてBEV(電気自動車)へ。自動車業界は大きく舵を切った――はずだった。だが現実はそう単純ではない。いったん振り切ったかに見えたBEVシフトはやや減速し、各社は再びハイブリッドに注力し始めている。理由はいくつもある。…
これまでBEV(電気自動車)のみで展開していたジープの最小モデル「アベンジャー」に48Vのマイルドハイブリッド(MHEV)モデル「アベンジャー4xeハイブリッド」が追加された。前輪駆動だったBEVに対し、こちらはジープらしいAWDモデルとなる。 <関連記事>…
今、気の利いたファミリーカー、あるいはゴルファーズエクスプレスの主役はミドルサイズSUVであることに異論はないだろう。ではその中で、今買うべき、そして長く付き合える一台とは何か。 <関連記事>ファン待望のジャストサイズモデル、ついに登場 アウデ…
クルマは持っていなくても、株は持っている。そんな人がいるかもしれない。BEV(電気自動車)の代表格であり、いまやアメリカの自動車産業を語るうえで欠かせない存在となったテスラ。今回試乗したのは、その主力4ドアセダン「モデル3 RWD」だ。 <関連記事…
スーパースポーツカーの聖地、イタリア・モデナから、トライデントの新たな旗艦が届いた。その名はマセラティ「MCプーラ」。 ベースは2020年に登場したMC20。その進化版にあたるモデルだ。MCは“マセラティ・コルサ”の略。そして“プーラ”は英語でいう“ピュア”…
短い生涯を終えようとしている名車がある。それがアルピーヌ「A110」だ。今回試乗したのは、その最終章に位置づけられる「R70」。アルピーヌブランドが70周年を迎えたことを記念するモデルであると同時に、2017年の復活以来、高い評価を受け続けてきたライト…
BYDが日本市場に投入する5番目のモデル「シーライオン6」。全長4775mmのクロスオーバーSUVというサイズ感は、メルセデス・ベンツでいえば「GLC」クラスにあたり、いわばファミリーカーの王道ど真ん中に位置する。だが、このモデルが注目を集める理由は、ボデ…
テクノロジーの進化は、私たちの暮らしを確実に楽にした。だがその一方で、世の中は以前よりもずっと複雑になった気もする。クルマの世界も同じだ。電動化を背景に、エンジンにはモーターやバッテリーが組み合わされ、48V化によって制御のレイヤーは幾重にも…
現在はハイパーカーからSUVまで幅広いラインアップを展開し、F1グランプリでもすっかりお馴染みとなったイギリスの老舗プレミアムスポーツカーブランド、アストンマーティン。その最新フラッグシップ「ヴァンキッシュ」のステアリングを握る機会を得た。 <…
フェラーリの最新フラッグシップ「12チリンドリ」がついに日本へ上陸した。ステアリングを握った瞬間から、このクルマが“いま最も貴重な存在”であることを、嫌というほど理解させられる。イタリア語でそのまま「12気筒」を意味する車名が示すように、搭載さ…
EVは確実に広がりつつあるが、走りにこだわるドライバーが抱く「満足できる走行性能と航続距離は両立するのか」という疑問は依然として残る。BRUDERではその答えを“実走データ”と“体験”から導き出すため、今回はアウディのフラッグシップEVサルーン「RS e-tr…
「Z4」この名前を聞けば、多くの人が“BMWらしいオープン2シーター”を思い浮かべるだろう。現行型は2019年に登場した3代目で、すでに2022年にマイナーチェンジを終えている。そして今、このモデルを語るうえで避けられないトピックがある。モデル末期が、確実…
昨年12月、東京で鮮烈なデビューを飾ったランボルギーニの新章──「テメラリオ」に触れる機会を得た。ウラカンの後継として生まれたこのミッドシップ2シーターは、V10自然吸気からV8ターボ+PHEV(プラグインハイブリット)へと大転換を果たしたモデルだ。だ…
21世紀の幕開けとともに誕生したBMWプロデュースのMINI。2001年のデビューから20年以上を経て、2023年に4世代目へと進化した。もともとクラシック・ミニ時代から「クーパー」や「カントリーマン」といった派生モデルが存在していたが、現代のMINIはその幅を…
アウディ「A5」のモデルチェンジがここまで注目を浴びたのは、なんといっても車名の変更にある。従来の「A4」ではなく、あえてA5というナンバリングを採用したのだ。アウディは、未来のパワートレーン構成(BEVかICEか)を見据え、ネーミング戦略に揺れがあ…
電気自動車(EV)の存在はもはや特別なものではない。だが、ゴルファーを含めアクティブに移動する人々にとって「一充電でどこまで行けるのか」という問いは依然として最大の関心事だ。とくにゴルフ場までの往復を安心して任せられるかどうかは、“EVが生活に…
ついにポルシェ「911」にも電動化の波がやって来た。GTSというグレードは以前から存在していたが、現行型のパワーユニットは新開発の3.6リッター水平対向6気筒ターボにモーターを組み合わせたハイブリッドとなった。モーターはエンジンとギアボックスの間に…
SUVが街を席巻する中で、セダンは別の方向へと進化を遂げている。その象徴が「4ドアクーペ」というカテゴリーだ。もともと2ドアのスポーティモデルを指す「クーペ」に、4ドアの実用性を融合させ、流麗なルーフラインを描くスタイル。それをBMWは“グランクー…
今年6月、待望の新型アルファロメオ「ジュニア」が国内デビューした。その名を耳にすれば、アルファロメオ通なら「おぉ、復活か!」と声が出るし、詳しくない人にとっても“小ぶりなモデル”というニュアンスは伝わるだろう。そう、最新のジュニアは全長4195mm…
オープンカーに強い憧れはあっても、いざ所有となると二の足を踏む人は少なくない。理由は駐車環境や幌の開閉の手間などだが、実際のところ、最新のオープンモデルはそれらのハードルを大きく超えてきている。開放的であるだけでなく、日常でも快適に使える…
燃費がよくて、何より格好いいクルマが欲しい——。そんな声に応えるように、プジョーのミドルサイズSUV「3008」が3代目へと生まれ変わった。新型は「3008GTハイブリッド」としてデビューし、ボディ形状はクーペフォルムをまとうCセグメントSUV。価格帯やサイ…
電気自動車(EV)は確実に市民権を得つつある。けれど、まだ多くのドライバーが「一充電でどこまで行けるのか」という問いを完全には手放せていない。とくに高速移動や週末のアクティブなライフスタイルを好む人たちにとって、その疑問解決は“自由の可視化”…
荷物も積みたい、音楽も楽しみたい。7人乗れて、走りはスポーティで——。 現代のクルマは、人の欲望をどこまでも受け入れようとする。それは進化として正しいのかもしれない。けれど、削ぎ落とすことでしか得られない歓びもある。だから「ライトウェイトスポ…
スポーツカーの世界では、ベーシックグレードに続いてハイパフォーマンス仕様が登場するのが常。ポルシェで例えれば「911カレラ」に対する「911ターボ」や「911GT3」のように。その流れが、いよいよ本格SUVにもやってきた。ランドローバー「ディフェンダー」…
現在、メルセデス・ベンツの中で独立した存在としてブランドを確立しているメルセデスAMG。F1をはじめとするモータースポーツでの実績も記憶に新しいが、古くからAMGに親しんできた人にとっては、やはり精悍な4ドアモデルこそが“らしさ”の象徴だと感じている…
世界最高のクルマとは何か――。その問いに対するひとつの明確な答えが、「ザ・ベストカー・イン・ザ・ワールド」と称されるロールス・ロイスであることに異論はないだろう。1906年創業の英国の名門が送り出す最新作は、ブランド初のフル電動モデルとなる4シ…
ラグジュアリーSUVというジャンルを切り拓いたパイオニア、「レンジローバー」。英国王室の足として、あるいは週末のカントリーライフを彩る高貴な存在として、特別な地位を築いてきた。その伝統にスポーツマインドを融合させたのが「レンジローバー スポー…
プレミアムカーと聞いて、ある程度大きなボディを思い浮かべる人は多いだろう。だが、交通量の多い都市部で日常的に乗るなら、扱いやすいコンパクトなサイズこそ真の価値を発揮する。レクサスが2023年に投入した「LBX」は、そんな都市生活にフィットするブラ…
SUVのCクラスともいわれるメルセデス・ベンツ「GLC」は、グローバル市場で安定した人気を誇るミドルサイズSUVだ。一昨年にフルモデルチェンジを果たし、電動化の波に応えるかたちで、ディーゼルエンジンにMHEV(マイルドハイブリッド)やPHEV(プラグインハ…
プレミアムSUVやクーペの魅力も捨てがたいが、日常使いを想定すれば、扱いやすいサイズに実用性を凝縮した“オールマイティな一台”もガレージに備えておきたい。そんなニーズに応えるのが、BMWの最小クラスとなる「1シリーズ」だ。現行モデルは、2024年後半に…
現行のフォルクスワーゲン「ゴルフ」は8代目。そのトップグレードである「ゴルフR」がマイナーチェンジをした。ハイパフォーマンスとAWD(4輪駆動)の組み合わせは、4代目ゴルフから続く伝統。車名に「R」が冠されたのは、V6から直4ターボに切り替わった6代…
日本ではそこまでメジャーとは言えないが、ハイエンドカーの世界において“クーペ”という様式は、常に華やかなスポットライトを浴びる存在だ。2ドアの伸びやかなボディ、豪奢なインテリアが織りなす一体感。ベントレー「コンチネンタルGT」は、まさにその象徴…
2023年6月、ポルシェは「タイカンシリーズ」の改良型を発表した。そのなかでも、クルマ好きゴルファーにとってベストな一台と言えるのが「タイカン ターボ クロスツーリスモ」だ。今回、その最新モデルを試乗する機会に恵まれた。 <関連記事>オールマイテ…
2002年にスタートを切ったBMWプロデュースのMINI。個性的なキャラクターだけでなく、実用性の高さも広く認知され、熱心なファンに支持されている。現行モデルは昨年3月に本邦デビューした4世代目。その中で今回はBEV(電気自動車)の3ドア「MINIクーパーSE」…
ドライビングが好きなら、お目当てのスポーツカーがあるはず。格式を重んじるなら、フルサイズのセダンがやっぱりベストだろう。でも、いっそのこと「クルマの頂点、いってみる?」となったら、どんな選択肢があるのか。 ロールス・ロイス、フェラーリ、ブガ…
ポルシェ「マカン」がフルモデルチェンジし、2代目として登場。最大のトピックは、ラインアップがすべてBEV(電気自動車)となったことだ。日本のポルシェ公式ウェブサイトでは従来のガソリンモデルも併売されているが、新型の完成度が気になるところ。 用意…
BMWの新型「X3」が登場した。2003年の初代から数えて4代目となる今回は、ラインアップすべてが電動化されている。現時点で日本に導入されるパワートレーンは、直列4気筒のガソリンとディーゼル、そして直列6気筒ガソリンの3種類。いずれも48VのMHEV(マイル…
かつては“堅牢なクルマ”をアイデンティティとしていたボルボ。近年は北欧デザインの美意識を全面に押し出しつつ、電動化を着実に進めている。その流れの中で登場したのが「EX40ウルトラ ツインモーター」。名称こそ新しいが、実はこれまでの「XC40リチャージ…
メルセデス・ベンツが展開する「マイバッハ」はラグジュアリーを極めるのに対し、「AMG」はスポーツパフォーマンスを追求する。今回AMGから登場した「GT63 4MATIC+」は、シリーズ最高峰を示す“63”の名を冠した2ドアスポーツモデルだ。 <関連記事>最新でも…
スポーツカーの代名詞といえば、ポルシェ「911」。1963年の誕生以来、そのDNAは変わることなく受け継がれてきた。その象徴が、リアエンドに搭載される水平対向6気筒エンジン。どれほど時代が変わろうとも911という名を冠し続けるのは、この伝統が脈々と息づ…








