アメリカ・カリフォルニアで開催されているモンテレー・カーウィーク内のイベント「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」において、ランボルギーニ アヴェンタドール SVJがワールドプレミアされた。アグレッシブなデザインと先進テクノロジーに加え、究極のドライビングパフォーマンスが凝縮されたアヴェンタドール SVJは、市販スーパースポーツの頂点を極めた1台と言える。
アヴェンタドール SVJの「SV」は、ランボルギーニが伝統的に使用してきた「スーパーヴェローチェ(超高速)」を意味する。その後の「J」は「Jota(イオタ)」を意味し、サーキットにおいて優れた性能を発揮することを示す。究極のパフォーマンスを証明すべく、アヴェンタドール SVJはドイツ、ニュルブルクリンク北コース(20.6km)で、タイムアタックを敢行。市販モデル最高速度記録となる、6分44秒97を達成した。
リヤミッドに搭載された6.5リッターV12の最大出力は770ps、最大はトルク720Nm。歴代ランボルギーニ製V12エンジン搭載量産モデルの中、最高のパワーとなる。乾燥重量はわずか1525kg、パワーウェイトレシオは1.98kg/hpと驚異的な数値を誇っている。0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速は8.6秒、最高速度は350km/hを超えながら、100-0km/hの制動距離はわずか30秒と言う。
エクステリアは、ベースとなったアヴェンタドールSから大幅に変更された。「フォルムは機能に従う」という考えに沿ったデザインは、ダウンフォースレベルの大幅向上を設計上の最大目標に掲げており、カーボンファイバー製パーツをふんだんに使用。前後輪軸ともに「+40%」のダウンフォースと「-1%」のドラッグ係数を実現した。
アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは、「アヴェンタドール SVJは革新的な1台であり、スーパースポーツの頂点を極めるモデルと言えるだろう。超高速における卓越した空力性能を研究すべく、ロケットからジェット戦闘機まで、あらゆるものからインスピレーションを得ている」と、究極のスーパースポーツの登場に胸を張った。
アヴェンタドール SVJのインテリアは、アドペルソナムによって提供されるカスタマイズプログラムを利用すれば、ほぼ無限に可能性が広がるという。価格は日本円で5154万8373円 (税別)を予定。ランボルギーニが設立された1963年にちなみ、63台のみが限定生産される。63台のうち、何台が日本に入ってくるかは現時点で不明だが、ゴルフ場へと向かうハイウェイ最速の1台になるのは間違いないだろうし、エントランスでの注目も凄まじいモノになるだろう。
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