ブガッティ・シロン、1500馬力を誇るスーパースポーツが通算生産100台目に

ブガッティが誇るスーパースポーツ「シロン」が通算生産台数100台を記録した。シロンはヴェイロンの後継モデルとして、2016年から全世界500台限定で製造をスタート。

車名はかつてブガッティで活躍したレーシングドライバーのルイ・シロンから取られている。

シロンは8リッターW型16気筒4ターボという、ヴェイロン由来のモンスターエンジンを搭載。最高出力1500ps、最大トルク163.2kgmを発揮し、走行性能は0-100km/h加速が2.5秒、最高速は420km/hを誇る。

生産は、フランス・アルザス地方モルスハイムにあるブガッティ本社の「アトリエ」において、1台1台ハンドメイドで造られている。

100台目のシロンはアラビア半島のカスタマーに向けて製造されており、外装はダークブルーカーボン、シロンとしては初となるマットフィニッシュが施された。

ブガッティ・サイドラインはイタリアンレッド、ホイールはミンクブラックに塗装されている。また、フルレザーのインテリアはレッドがメインカラーとしてチョイスされた。

この特別なシロンの価格は、約285万ユーロ(約3億6500万円)。

ブガッティ・オートモビルズS.A.S.のステファン・ヴィンケルマン社長は、「通算100台目のシロンはダイナミックさとエレガントさを備えており、特別に美しい1台になった。これはブガッティが最高のクラフトマンシップを活かし、それぞれのカスタマーに特化した芸術作品を生み出していることを証明している。そして、この類まれなるスーパースポーツカーに日々情熱を注ぎ、プロフェッショナリズムを発揮している我々のチームを誇りに思う」と、胸を張る。

現在、シロンは多くのバックオーダーを抱えており、アトリエにおいて年産約70台のペースで製造中。もちろん日本にもブガッティ・ジャパンによって導入されている。

ゴルフ場のパーキングスペースで、他を圧倒する強烈な存在感を放つであろうシロン。その価格は約3億円だ。

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