アウディは、クーペのようなシルエットを特徴とするコンパクトSUV「Q3 スポーツバック」をラインナップに追加した。SUVならではの力強い存在感と優れた使い勝手に、スポーティでエレガントなクーぺスタイルを組み合わせた、アウディ初のコンパクトクロスオーバーモデルが誕生したことになる。
Q3 スポーツバックの最大の特徴はそのデザインにある。ブラック仕上げの八角形シングルフレームグリルは、立体的な形状が採用され非常にスポーティな印象。クーペのようなラインを描くパッセンジャーキャビンは、コントラストカラーでペイントされたアタッチメントとともに、SUVならではのキャラクターを際立たせている。
弧を描くようなルーフラインはフラットなDピラーへと流れ込み、ルーフエッジスポイラーへと繋がる造形を採用。さらに全高はQ3よりも約30mmも低く設定されており、筋肉質なフォルムをさらに強調した。
日本市場に先駆けて販売されるヨーロッパでは、最高出力169kW(230hp)を発揮する2.0リッターTFSIと、最高出力110kW(150hp)の2.0リッターTDIをラインナップ。すぐにクワトロ・システムを採用した、マニュアルトランスミッションモデルも追加される予定だ。
さらに2019年中にはよりパワフルなディーゼルエンジンと、48Vマイルドハイブリッドシステムも追加される。この48Vマイルドハイブリッドシステムは、減速時にはエネルギーを回生し低速走行時にエンジンをアシスト。実際の走行条件で、100km走行あたり最大0.4リットルの燃料を節約することができる。
今回、ステアリング操舵角が増すにつれて、よりダイレクトなギヤレシオに変化する「プログレッシブステアリング」を標準装備。オプションでダンピングコントロール付きサスペンションを装備することとも可能となっている。このサスペンションは、コンフォートモードからダイナミックモードまで、個性の異なる乗り心地を提供する。
室内に目を移すと、クーペスタイルながらも広々とした居住スペースと、様々な用途に応えるユーティリティ性を確保。リヤシートは標準で前後に130mmスライドさせることが可能だ。シートバックは3分割タイプとなっており、7段階のリクライニングにも対応する。
ラゲッジコンパートメント容量は530リットルで、シートを折りたたむことで最大1400リットルまで拡大することが可能。複数個のゴルフバッグを難なく収める荷室が用意された形だ。フロアの高さは2段階に調整可能。オプションとしてキックアクションで開閉可能な電動式テールゲートのチョイスが可能で、こちらもゴルフバッグの出し入れに重宝するだろう。
現時点で日本への導入スケジュールや価格は未定となっているが、遊び心を持ったユーザーにとって、Q3 スポーツバックは魅力的な存在になることは間違いなさそうだ。
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