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旅する写心 〜凱旋帰国

この流れはなんなのか。日本オープンでは記録的なギャラリーを集め、見事優勝。そしてPGAツアーに戻り、マレーシア2位のあと、WGC HSBCチャンピオンズで優勝。 まさしく凱旋帰国。松山が御殿場に恐ろしく格好よく帰ってきた。なにか大きく感じてしまう。背…

旅する写心 〜Great Champion【2016日本オープン】

帰国出場で注目を集め、連日大行列を作ったファンに日が暮れるまでサインをし、期待通り「日本オープン」の初タイトルをつかんだ。 4年前に「日本学生」で勝ったコース今回はセッティングも大幅に難しくなったが、成長を見せるには格好の舞台となった。 日…

旅する写心 〜燃え尽き症候群からの復活【2016日本オープン】

晋呉が密かに燃えている。永久シードを獲得した後、どこか目標を失っていた。自分を燃やす物はなにか―。 自分なりにいろいろな目標を立て、今年はオリンピックにも出場した。しかし、不完全燃焼だった。 日本オープンを2勝した選手は多くいるが3勝以上とな…

旅する写心 〜帰国参戦の理由(わけ)【2016日本オープン】

アダムはパットの不調で予選ラウンドで姿を消したが、夢の組み合わせは、大勢のギャラリーをうならせた。 トップレベルのプロとは、、、初日のラウンド後、陽の沈みかけたコースで松山は居残っていたファンに一人ひとりサインをしていた。 その列の長さは優…

旅する写心 〜最多ギャラリー数【2016日本オープン】

今日はこの3人を一目見ようと、10,838人のギャラリーが集まった。これはデータが残る1991年以降、大会最多の初日観客数だった。 それぞれの実績と魅力が多くのゴルフファンを動かした。まだまだ日本にはゴルフを面白いと思うファンが沢山いることが証明され…

旅する写心 〜奇跡の組み合わせ【2016日本オープン】

日本のゴルフのため日本のジュニアのためにアダムが呼びかけたことがそもそものきっかけだった。英樹、遼との3人の予選同組はある意味で奇跡的だと思う。 いま世界のトップレベルはどういうゴルフをするのか、、、間近でショットを観て、インパクトの音を聴…

旅する写心 〜狭山ゴルフ・クラブ【2016日本オープン】

2016年日本オープン狭山ゴルフ・クラブはあす13日の開幕を前に舞台が整った。 ここ数年日本オープンのためにコースの改造をおこなってきた。セッティングの妙がトーナメントを左右する。 アダム、松山、石川も参戦。本気の戦いをこの舞台でどう演じるか、愉…

旅する写心 〜ありがとう、アーニー。

アーノルド・パーマー逝く。1987年、初めて行ったマスターズでパーマーの写真を撮った。 毎ホール毎ホール、パトロンたちは立ち上がり、拍手で迎える。パーマーは手を振り、お得意のサムアップで応えていた。 いつからかパーマーに向けられる拍手は音が違う…

旅する写心 〜「貌(FACE)―アダム・スコット」

2年前からアダム・スコットは日本オープンに出場し日本のファンを愉しませている。今年も早々と出場を表明していた。 昨年の記者会見ではナショナル・オープンの意義を語り、PGAツアーに戻ったら、松山選手や石川選手にも声をかけると約束していた。そして…

旅する写心 〜「コース巡礼」10.鳴尾GC 15番ホール

日本を代表するコースのひとつが鳴尾GCだ。世界のベスト100に選ばれた。18ホール息つく間もなくドラマチックな展開が繰り広げられる。 1930年、C.H.アリソンは東京GC、川奈GC、廣野GCの設計のため来日した。鳴尾GCも翌年アリソンに改造を要請。J.E.クレーン…

ファインダー越しの記憶~バルタスロールの歓喜 ミケルソン 2勝目への長い夜 2005年全米プロ

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 2勝目のむずかしさ メジャー1勝目が難しいのは間違いないが、タイガー・ウッズも味わったように、メジャー2勝目はもう一つの難しい関門だ。フィル・ミケルソンも2004年マスターズに勝ち、その年の全米オープンで2…

ファインダー越しの記憶~22歳ウッズ vs.19歳ガルシアメジャーで優勝する、ということ。 1999年全米プロ

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 エルニーニョ旋風 1999年全米プロの舞台は、シカゴ近郊の名門メダイナCCだった。タイガー・ウッズは依然として高い注目度だったが、1997年に驚異的なスコアで初制覇したマスターズ以降は、メジャー2勝目を挙げられず…

ファインダー越しの記憶~これぞアメリカンドリーム ジョン・デーリーが登場 1991年全米プロ

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 二クラスが紹介していた有望株 2014年に松山英樹が米ツアー初優勝を果たした「ザ・メモリアルトーナメント」は例年、大会ホストのジャック・ニクラスが水曜日に練習場で行うエキジビションが名物イベントだ。1991年、…

ファインダー越しの記憶~もう一人の日本人が成し遂げたメジャーでの快挙 in フロリダ 1987年全米プロ

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 日本女子大活躍の余韻とともに 初めての全米プロの取材は1987年。フロリダ州のPGAナショナルで行われた大会だった。その2週間前に全米女子オープンで、岡本綾子がプレーオフで負けて2位、服部道子がベストアマ獲得―…

旅する写心 〜バルタスロールの死闘

バルタスロールと聞けば、ゴルフ好きならばすぐに1980年の全米オープンニクラス&青木の死闘を思い出すだろう。 この大会がゴルフに興味をもったきっかけでもある。その後青木さんの撮影を担当することになるとは、、、ある日、青木さんからこのフラッグをい…

ファインダー越しの記憶~第1回大会の地へ ミステリーで始まった僕の全英オープン取材歴 1989年全英オープン

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 NY発グラスゴー行き 初めて行った1989年の全英オープンで、いまだに不思議なことがある。ニューヨークからノースウエスト航空でグラスゴーに向かった。チケットも行き先は「GLASGOW」となっていた。 隣に座ったのがニ…

ファインダー越しの記憶~ウッズの衝撃、レナードの優勝…そしてジンクス 1997年全英オープン

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 時代が動いた1997年 1997年はゴルフ界にとってセンセーショナルな年だった。96年8月に20歳でプロ転向したタイガー・ウッズが、プロとしては初のメジャーだった4月のマスターズを、2位とは12打差の通算18アンダーと…

ファインダー越しの記憶~尾崎3兄弟が世界初のメジャー揃い踏み 1989年全英オープン

写真・文:宮本卓 | 構成:GDO編集部 01 パーシモンからメタルへ 初めて取材に行った1989年の全英オープン。ちょうどその頃は、何人かの選手がメタルのドライバーを使い始めた頃で、大会にはパーシモンを使っている選手とメタルを使っている選手が入り交じっ…

ファインダー越しの記憶~初めての「全英」で見たノーマンの悲劇 1989全英オープン

早起きするゴルフラウンドの朝や起き抜けの朝食時、仕事・家事の合間のリラックスしたひと時に飲むコーヒー。そんな貴重なルーティンは、日常のアップグレードに絶好の機会でもあります。豆を砕く音、部屋中に広がるアロマ、体に染み渡る華やかな苦みを五感…

旅する写心 〜「コース巡礼」9.ロイヤルトゥルーンGC 8番ホール

世界中の名門コースを巡る旅で、シグネチャーホールに立ち目の前にひろがる景色を感じる。14日開幕の「全英オープン」会場、ロイヤルトゥルーンならば8番ホール。123ヤード、パー3。 「ポステージ・スタンプ」と名付けられたホール。ティーグランドに立ち…

旅する写心 〜「コース巡礼」8.ファイアーストーンCCサウスコース 18番ホール

今なお語り継がれるショットのひとつ。2000年NECインビテーショナルでタイガーの暗闇で放った一打は外せない。モンスターコースとして名高い、ファイアーストーンCCがその舞台だった。 その年全米オープン、全英オープン、全米プロと勝ち、その翌週に行われ…

旅する写心 〜オリンピック代表

マキロイがジカ熱の感染を懸念しリオデジャネイロ五輪の出場を辞退した。世界のトップ選手の相次ぐ辞退にIGF(国際ゴルフ連盟)も困惑を隠せない。 ゴルフ関係者にとってゴルフ競技がオリンピックに復活することは悲願だったはず。ジカ熱だけが原因とは思え…

旅する写心 〜Rules of Golf

最近いろいろなスポーツでビデオ判定が導入され、一度下された判定が覆り、試合の流れが大きく変わるような事態も多々見られるようになった。 今回の全米オープンのダスティン・ジョンソンに対するUSGAの裁定にも疑問が残る。 今まで不可能だったものが可能…

旅する写心 〜伝説のパター

レジェンドはクラブと出逢い、それを見事に使いこなし、自分のスタイルとした。この2本が幾多のドラマを産み、どれだけの感動を伝えたか。 青木功のサイレントポン、ジャンボ尾崎のIMG5。名勝負が次々と蘇ってくる。 宮本 卓Taku Miyamoto 1957年、和歌山県…

旅する写心 〜「コース巡礼」7.軽井沢ゴルフ倶楽部 12番ホール

日本でこれほどまでにエクスクルーシブなコースがあるだろうか。軽井沢ゴルフ倶楽部はクラブハウスに到着したときから特別な時間が始まる。 メンバーによる、メンバーのための、メンバーのゴルフクラブ。それは廣野とも東京とも違う、独特の倶楽部が軽井沢ゴ…

旅する写心 〜なにげない毎日

オバマ氏のスピーチ、心に響きました。なにげない毎日を素敵だなと想えたら、、、 宮本 卓Taku Miyamoto 1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し…

旅する写心 〜「コース巡礼」6.オークモントCC 15番ホール

アメリカ各地のゴルフ場が100年の歴史を数え始めたときオークモントは大きな改革に乗り出した。 2005年に5000本以上の木を伐採し開場当時の姿に戻った。2007年の全米オープンでお披露目されたのだが、世界中のゴルフ関係者を驚かせた。 今やその改革の波は世…

旅する写心 〜「コース巡礼」5.リビエラCC 9番ホール

この時期カリフォルニアでは街中にジャカランダの花が咲き誇る。 紫の花が咲くジャカランダはカリフォルニアの桜とでも云おうか、街の風物詩となっている。ロサンゼルスの名門、リビエラCCも例外ではなくコースが華やぐ。 1年間季節の変化が少ないカリフォ…

旅する写心 〜気持ちを伝える

スポーツの応援のスタイルには、いろいろある。声を掛ける、歌を唄う、旗を振る、プラカードを掲げる。 なんだか今まで日本は応援ベタかなと思っていたが、、、いや違った。 言葉は通じなくとも気持ちは通じた。レキシー・トンプソンの感激は嘘ではない。日…

旅する写心 〜涙が止まらない

涙が止まらない。ただただ悔しい。スタートから3ホールで7打差に開いたが、諦める事なくチャンスを待った。オリンピックにどうしても出たい。 残り3ホール、その渡邉彩香に16番ホールでチャンスが来た。首位のレキシー・トンプソンは左ラフから脱出できず…

旅する写心 〜レッド・コーディネート

右に大きく出たボールにギャラリーからどよめきが上がったが、すぐに「ナイスショット!!」に変わった。レキシーの規格外のパワーに圧倒されたギャラリー。 3日目余裕の「65」5打差の単独首位に躍り出た。全身赤で決めたレキシー、バイザーにさりげなくく…

旅する写心 〜ふるさとを念う

さまざまな想いが心を駆け巡る。歯を食いしばりながらのプレーが続く上田桃子。 熊本で避難所生活している家族の事が気がかりなのは言うまでもない。「スポーツ選手に出来る事はスポーツしかない」熊本へ届くようなプレーをしたい。 プレーが終わった後もい…

旅する写心 〜いてもたっても

お互いすれ違ったときに目が合った。「あれっ!」村口さん?元賞金女王がキャディ。。。 後輩の天沼のことがどうしても気になり、一肌脱いだ。しかしなかなか元賞金女王がキャディをできるものではない。なんか村口さんの気持ちが嬉しいな。 「茨城GC、平ら…

旅する写心 〜次代のスター

2007年ノースカロライナ州のパイン・ニードルで行われた「全米女子オープン」に史上最年少12歳で出場したレキシー・トンプソン。 次代のスターと騒がれた当時17歳のミッシェル・ウィが初日に「82」を叩いて棄権した大会でやけに記憶に残っている。 結果が出…

旅する写心 〜~五輪出場への思い

オリンピック出場に人一倍力が入っているのが、宮里美香だ。しかしここにきて野村敏京が今季2勝目を挙げたたため、オリンピックランキングは大山志保に次ぐ3位に下がった。 7月の全米女子オープンまでの成績で五輪代表が決まるが、今年初の日本での試合、…

旅する写心 〜「コース巡礼」4.ロイヤル・ドーノックGC 5番ホール

スコットランドでお勧めのコースは?と聞かれて一番にあげるのは躊躇なくロイヤル・ドーノック。 1877年オールド・トム・モリスの設計だが1600年初頭からゴルフがおこなわれていたようだ。インバネスからネス湖を越え、北上すること50マイル。いくつかのスコ…

旅する写心 〜福嶋浩子の初優勝

初優勝の重圧を絵に描いたように体験した福嶋浩子。38歳初優勝までの道のりの長さは、半端ではなかった。 浩子と初めて会ったのは1992年オークモントでおこなわれた姉・晃子が出場した全米女子オープン。晃子が19歳アマチュアで、浩子はなんと14歳。晃子がプ…

旅する写心 〜最終日前夜

ゴルフの競技年齢が他のスポーツに比べて長いことは確かだ。しかしベテランが活躍できるほど簡単ではない。 姉の福嶋晃子がアメリカツアーに挑戦しているときはマネジャーとして帯同した4歳下の妹・浩子。初日、2日目と難しいコースを見事攻略した。 まだ…

旅する写心 〜物怖じしないプレー

サイバーエージェントレディス初日、地元高校3年生高木優奈がイーブンパーと大健闘。 申ジエ、キム・ハヌルという豪華なペアリングの中、物怖じしないプレーがギャラリーの心を掴んだ。若いっていいなぁ〜。 宮本 卓Taku Miyamoto 1957年、和歌山県生まれ。…

旅する写心 〜「コトノハ ―So What」

「So What」自分の思うようにいけばいいのだが、思うようにいかないのがゴルフだ。 どんなにお金持ちであろうが、地位が高かろうが、ましてやプロゴルファーでもゴルフは思うようにはいかない。たかがゴルフ、されどゴルフ。So What !!それがどうした。。。 …

旅する写心 〜「貌(FACE)―宮里藍」

宮里藍は長いスランプから一筋の光明が見えてきた。一時は諦めていたオリンピック出場もひょっとしたらと思えるような位置に急上昇。 これまでも米デビュー後、ドライバーのスランプに陥った事があったが、見事克服し2009年エビアンで初優勝。今回のパッ…

旅する写心 〜「コース巡礼」3.グランフィールズCC 16番ホール

桜は河津桜で始まりソメイヨシノでピークが終わったように思えるが、その後もヤエザクラ、山桜と日本の春は豪華絢爛だ。 今年からLPGAツアーの「サイバーエージェントレディス」が静岡県三島市のグランフィールズCCで開催される。霊峰・富士山を背に眼下に相…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 19

勝者と敗者。神様はどこまでも残酷だ。まさかの敗者がグリーンジャケットのプレゼンターになろうとは。。。 今までに見たこともないような優勝セレモニーになってしまった。勝者を讃えなければいけないのはわかっているが、言葉が出て来ない。勝者も敗者に云…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 18

なんという結末が待っていたのか。オーガスタのサンデーバック9で、想像を絶するドラマが演じられた。 マスターズ2連勝がちらつき始め、5打差の首位で迎えた後半。ジョーダン・スピースはそれまでのプレーが嘘のようにリズムが崩れ始めた。10、11、12番の…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 17

凄いことになってきた。松山が2打差3位で最終日を迎える。80回の記念大会のマスターズで日本人初優勝となるか、まもなくスタートする。 トップを走るスピースも昨年のような絶対的な強さが感じられない。アメリカのテレビではダボをたたかない松山の安定感…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 16

トム・ワトソンはこよなく愛したオーガスタに別れを告げた。一歩一歩噛み締めるように、18ホールを旅した。 拍手するギャラリーひとりひとりにアイコンタクトし感謝の言葉を伝える。プレーのテンポと歩くスピードは一度も乱れる事なく小気味良いスイングを続…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 15

マスターズの怖さはスコアが伸びたと思えば、ガツンとやられるタフなコースだ。 それを4日間我慢に我慢を重ねて、チャンスを伺う。本当にジリジリするような戦いだ。マキロイも4アンダーまでいったものの、終わってみれば2アンダー。キャリア・グランドス…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 14

なかなか笑わない男である。マスターズに照準を合わせた松山英樹。この1週間のために、調整を続けてきた。 年初のフェニックスオープンで優勝した。その後はひとつずつ積み木を積み重ねるように、丁寧に足りないところを補いながらマスターズ優勝に向けて練…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 13

チャンピオンズ・ディナーは毎年火曜日におこなわれる。ディフェンディング・チャンピオンが自分の好物や郷土の料理をメニューに加えることができる。 クラブハウスにあるゆかりのクラブが飾られた部屋でディナーをともにする。 どういう話が出るのか。歴代…

旅する写心 〜「My Sweet Masters」 12

ベイヒル優勝後に腰痛が心配されたジェイソン・デイだが、WGCマッチプレーでは準決勝でマキロイを下し、勢いに乗ってそのまま2連勝。 アダム・スコットに続き、オージー・ボーイが絶好調だ。ロングヒッターの飛距離を生かし、オーガスタをどう攻略するか。 …

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