旅する写心 〜「コース巡礼」10.鳴尾GC 15番ホール

日本を代表するコースのひとつが
鳴尾GCだ。
世界のベスト100に選ばれた。
18ホール息つく間もなく
ドラマチックな展開が
繰り広げられる。

1930年、C.H.アリソンは
東京GC、川奈GC、廣野GCの設計のため来日した。
鳴尾GCも翌年アリソンに改造を要請。
J.E.クレーンの設計を残しながら
アリソン流の味付けを加えた。
ドキドキ、ワクワクするホール展開は
ときには挑戦欲をおこさせ、
ときには曲線美の美しさで
うっとりとさせる。
日本にもこのようなコースがあったとは、
なんとも誇らしいものだ。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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