BRUDER

メニュー 検索する
閉じる

ジャガー ランドローバーにキャディバッグが何個積めるか試した

キャディバッグ積載量企画第5弾は、ジャガー ランドローバーで検証。セダンではフラグシップのXJ、XF、XE。人気のSUVではF-ペイス、イヴォークやディスカバー、レンジローバーなど計12台を紹介。今回、使用したキャディバッグはアメリカオレゴン州ポートランドのブランドで、タイガーウッズが使用していた事でも知られている ジョーンズ(JONES)社のツアーバッグ ライダーで少し細身のものを使用。次回はレクサスの車両を紹介したいと思う。

ジャガー XE

ラゲッジ容量415L(VDA方式)。現行ジャガーのラインナップでは最もコンパクトなサルーン。2000年代に販売されていたXタイプ以来となるDセグメントセダンとして、2015年にデビューした。

ボディ形状は4ドアセダンのみで、引き締まったフォルムはCd値0.28を誇る。パワーユニットは2.0リッター直4ガソリンターボ、2.0リッター直4ディーゼルターボに加えて、380psを誇る3.0リッターV6ガソリンスパーチャージャーもラインナップする。

キャディバッグ最大積載量2個

テールランプの干渉もなく、トランク開口部はスクエア。トランクリッドのヒンジが大きいため、ラゲッジの高さは不足気味。奥行きはあるものの、ホイールハウスが場所を取っているため、幅を目一杯使うことも難しい。ホ

イールハウス後方には窪みが設けられているが、十分なサイズとは言えない。1個目のゴルフバッグは横置きが難しいため斜めに収納。リヤシートを2/3倒しても縦に収められるのは2個が限界、3個目のゴルフバッグを積むことは難しい。

ジャガー XF

ラゲッジ容量540L(VDA方式)。2007年に初代がデビューした、Eセグメントセダン。現行モデルとなる2代目は2015年に登場した。パーツの75%にアルミニウムを使用したことで大幅な軽量化を実現。

パワーユニットは先代モデルからダウンサイジングが図られ、XEと同様に2.0リッター直4ガソリンターボ、2.0リッター直4ディーゼルターボ、3.0リッターV6ガソリンスーパーチャージャーをラインナップする。

キャディバッグ最大積載量2個

トランクはテールランプの干渉もなく、スクエアな開口部を持つ。トランクルームと開口部に段差がなくフラットなため、荷物の出し入れはしやすい。奥行きはあるが、深さがあまりないのと、XE同様に開閉用のヒンジの存在感が大きいため、見た目ほどスペースを使うことができないのは残念。

ホイールハウス右後方にくぼみが用意されているが、ゴルフバッグの横置きは不可能。1個目は奥行きを活かして、斜めに収納。その上にクロスで2個目を入れることになる。

ジャガー XF スポーツブレーク

ラゲッジ容量565L(VDA方式)。2007年に初代がデビューした、Eセグメントステーションワゴン。現行モデルとなる2代目は2015年に登場し、先代同様に「スポーツブレーク」を名乗る。

パワーユニットは2.0リッター直4ガソリンターボと、2.0リッター直4ディーゼルターボ。これに「エコモード」と「ダイナミックモード」を備えた、8速オートマチックトランスミッションが組み合わせられる。

キャディバッグ最大積載量3個

セダン同様にトランクはテールランプの干渉もなく、スクエアな開口部を持つ。開口部に段差もなく、フロアにはレール付きのフックが2箇所設けられており、ラゲッジルームの使い勝手は良好。ただ、高さがあまりなく、ホイールハウス後方にもくぼみは設けられていない。

ラゲッジに左右幅がないため、1個目のゴルフバッグは斜めに収納。2個目をクロスに入れても、トノカバーを閉めることができる。3個目を載せたい場合は、リヤシートを2/3倒して縦に搭載することになる。

ジャガー XJ ロングホイールベース

ラゲッジ容量520L(VDA方式)。ジャガーのフラッグシップサルーン。初代XJシリーズは1968年に登場し、4代目にあたる現行モデルは2010年にデビューした。

ボディタイプはショートホイールベースに加え、125mm全長を拡大したロングホイールベースをラインナップ。搭載されるパワーユニットは、3.0リッターV6スーパーチャージャー、5.0リッターV8スーパーチャージャー、スポーツモデルの「XJR575」用5.0リッターV8 575スーパーチャージャーエンジンの3種類を用意する。

キャディバッグ最大積載量3個

特徴的なリヤセクションやテールランプのデザインにより、トランク開口部はボディサイズの割には小さめ。しかし、トランクリッドのヒンジ形状が工夫されており、荷物の出し入れはしやすい。堂々たるフルサイズということもあり、ラゲッジは左右幅・深さともに十分。

ホイールハウス後方のスペースがしっかり取られているため、それを活かして荷物を収納することができる。オーバーハングの長さもあり、2個のゴルフバッグは余裕で平積みが可能。3個目を積む場合は、2個のゴルフバッグの上に斜めに置くことになる。トランクリッドのヒンジを避けるために、3個目の収納には少し工夫が必要。

ジャガー E-PACE

ララゲッジ容量577L(VDA方式)、パーセルシェルフ下にタイヤリペアシステム装着時。Fペースに続いて、2017年に登場したコンパクトSUV。日本市場には2018年2月から正式導入された。

Fペース譲りとなる、前後輪のトルク配分を制御し、あらゆる路面コンディションに対応するAWDシステムを搭載。パワーユニットはディーゼルとガソリンの2.0リッター直4ターボが用意される。

キャディバッグ最大積載量3個

ボディサイズがコンパクトなため、オーバーハングも短く、ラゲッジに奥行きはあまりない。それでも、Dピラーが寝ているデザインにも関わらず、リヤクォーターウインドウ形状の工夫により、高さは確保。テールゲートの干渉もなく、ハッチゲートが大きくスクエアに開くため、荷物の出し入れはしやすい。

左右幅はあまりないが、奥行きを活かして1個目のゴルフバッグは斜めに収納。2個目以上のゴルフバッグを搭載する場合は、リヤシートを2/3倒すことで、3個を縦に収めることができる。コンパクトな外観だが、F-PACEにも負けない収納力を持つ。

ジャガー F-PACE

ラゲッジ容量650L(VDA方式)、パーセルシェルフ下にタイヤリペアシステム装着時。高い実用性と効率性を兼ね備えた、ジャガー初となるラグジュアリーSUV。2013年にコンセプトカーが公開され、その2年後の2015年に市販仕様がデビューした。

サルーンモデルと同様にアルミ製モノコックボディが与えられ、クラス最軽量を誇る。さらにほぼ50対50の重量配分バランスも実現した。パワーユニットは2.0リッター直4ディーゼルターボと3.0リッターV6ガソリンスーパーチャージャーが用意されている。

キャディバッグ最大積載量3個

ハッチゲートはスクエアな開口部を持ち、開口部との段差もなく、使い勝手は良好。また、リヤクォーターウインドウのデザインが工夫されているため、ラゲッジの高さは十分。ホイールハウス左後方には窪みが設けられており、幅も確保している。窪みを活かすことで、1個目のゴルフバッグは横置きが可能。

2個目はその上にクロスで収めることになる。トノカバーを外すことで3個目を入れることもできるが、後方視界を遮ってしまうため、シートを2/3倒して縦に3個収納するのがベターと言えそう。

ランドローバー ディスカバリー スポーツ

ラゲッジ容量981L(VDA方式、3列目シートを畳んだ状態)、2列目のシートを畳むことでラゲッジ容量は1698Lに拡大。ランドローバーのボトムラインを担ってきたフリーランダーの後継モデルとして、2014年にデビュー。

イヴォークと同じプラットフォームを使用するが、ひと回り大きなボディサイズとなり、3列シートも備え、フルサイズSUVに匹敵するスペースを誇る。パワーユニットは240psを発揮する2.0リッター直4ガソリンエンジンに加え、180psの2.0リッター直4ターボディーゼルをラインナップ。

キャディバッグ最大積載量3個

3列目シートを畳んだ状態のラゲッジルームは、左右幅・奥行きともに十分なスペース。また、テールランプの干渉もなくスクエアな開口部を持ち、開口部とフロアがフラットなため、荷物の出し入れもしやすい。

余裕のある左右幅を活かして、1個目のゴルフバッグは横置きで収納が可能。2個目はその上にクロスで収めることになる。トノカバーを外すことで3個目を入れることもできるが、後方視界を遮ってしまうため、シートを2/3倒して縦に3個収納するのがベターと言えそう。

ランドローバー ディスカバリー

ララゲッジ容量1137L(VDA方式、3列目シートを畳んだ状態)、2列目シートを倒すことでラゲッジ容量は2406Lにまで拡大。レンジローバー、ディフェンダーに続く、第3のモデルとして1989年に初代がデビュー。

現在日本で販売されているのは2016年に導入された第5世代の「ディスカバリー5」。歴代ディスカバリーとしては初となるアルミ製モノコックを採用したことで、ボディサイズが拡大したにも関わらず、大幅な軽量化を実現した。エンジンは3.0リッターV6ガソリン、3.0リッターV6ターボディーゼルをラインナップ。

キャディバッグ最大積載量4個

バックドアは大きく開閉し、荷物の出し入れもしやすい。フロアには開閉時に畳まれる間仕切りボードが装備されている。左右幅はあまりないが、3列目のシートを畳んだ状態でも高さがあるため、見た目以上にラゲッジルームの容量は大きい。

さらに2列目のシートをスライドさせることで、広大なスペースが出現する。前述のとおり、ラゲッジルームの左右幅があまりないため、ゴルフバッグを横置きで収納するのは不可能。それでも2個のゴルフバッグを斜め置き出来るだけの奥行きがあるため、高さを活かしてその上に2個を載せることも可能だ。

4個のゴルフバッグを飲み込みながら、トノカバーを使えるのは嬉しいポイント。

ランドローバー レンジローバー イヴォーク

ラゲッジ容量575L(VDA方式)、リヤシートを倒すことでラゲッジ容量は1445Lに拡大。2008年に登場したコンセプトカー「LRX」の斬新なフォルムをそのままに、2010年にデビューしたクロスオーバーSUV。

5ドアだけでなく、SUVでありながらソフトトップを持つコンバーチブルもラインナップする。搭載されるパワーユニットは、240psを発揮する2.0リッター直4ガソリンエンジン、180psの2.0リッター直4ターボディーゼルの2種類。どちらにも9速ATが組み合わせられる。

キャディバッグ最大積載量3個

テールランプの干渉もなく、スクエアな開口部を持つ。フロアとの段差がないため、荷物の出し入れもしやすい。リヤセクションが絞り込まれ、オーバーハングがほとんどないデザインを採用しており、ホイールハウスの出っ張りも大きいため、ラゲッジルームの容量はけして大きくない。

ホイールハウス右後方に窪みが設けられているものの、ラゲッジの左右幅を目一杯使うのも難しい。幅だけでなく高さにも制限があるため、そのままの状態でゴルフバッグを収納するのは不可能。それでもリヤシートを2/3倒すことによって、縦に3個を収めることができる。

ランドローバー レンジローバー ヴェラール

ラゲッジ容量673L(VDA方式、3列目シートを畳んだ状態)、2列目シートを倒すことでラゲッジ容量は1731Lに拡大。 イヴォークとレンジローバースポーツの中間を担う車種として、2017年にデビュー。

フラッシュドアハンドル、インテグレーテッドリアスポイラーなど、デザイン性だけでなく優れた空力性能を両立。その流麗なフォルムに対して「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞している。パワーユニットは2.0リッター直4ガソリン、3.0リッターV6ガソリン、2.0リッター直4ターボディーゼルを搭載する。

キャディバッグ最大積載量3個

開口部はスクエアだが、バンパーの開口部とフロアに5cmほどの段差があるため、出し入れには少し注意が必要。リヤクォーターウインドウのデザインが工夫されており、見た目以上に広大なラゲッジルームを確保する。

ホイールハウスの出っ張りは大きめだが、左後方に窪みが設けられており、十分な左右幅。1個目のゴルフバッグはオーバーハングに横置きで収納が可能。2個目はその上にクロスで収めることになる。トノカバーを外すことで3個目を入れることもできるが、後方視界を遮ってしまうため、シートを2/3倒して縦に3個収納するのがベターと言えそう。

ランドローバー レンジローバー スポーツ

ラゲッジ容量780L(VDA方式、3列目シートを畳んだ状態)、2列目シートを倒すことでラゲッジ容量は1686Lに拡大。多くのメーカーがオンロードでの走行性能を重視したSUVを市場に送り込んだことを受けて、ランドローバーが2005年に投入したスポーツSUV。現在日本で販売されているのは2013年にデビューした2代目となる。

パワーユニットは3.0リッターV6ガソリンスーパーチャージャー、5.0リッターV8ガソリンスーパーチャージャー、3.0リッターV6スーパーチャージャーディーゼルに加え、プラグインハイブリッド(PHEV)もラインナップする。

キャディバッグ最大積載量3個

スクエアな開口部を持つが、3列目シートを床下に納めているため、フロアは若干高い。ホイールハウスの干渉も大きく、オーバーハングに窪みも設けられていないため、サイズを考えると、ラゲッジスペースを有効活用するのは少し難しいか。

それでも、1個目のゴルフバッグは斜めに収納し、2個目はその上にクロスで収める。その上に3個目のゴルフバッグを入れることもできるが、トノカバーの使用は不可能。シートを2/3倒して縦に3個収納するのがベターと言えそう。

レンジローバー オートバイオグラフィー

ラゲッジ容量900L(VDA方式)、リヤシートを倒すことでラゲッジ容量は1943Lに拡大。ランドローバーの頂点に君臨する高級クロスカントリーモデル。

1970年に初代が登場し、現在日本で販売されるのは2012年にデビューした4代目。歴代レンジローバーとしては初となる高強度アルミモノコックを採用したことで、先代と比較して大幅な軽量化を実現しただけでなく、衝突時の安全性も確保している。多彩なエンジンラインナップを誇り、3.0リッターV6ガソリンスーパーチャージャー、5.0リッターV8ガソリンスーパーチャージャー、3.0リッターV6ターボディーゼルに加えて、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルも選択できる。

キャディバッグ最大積載量3個

レンジローバーではお馴染み上下2分割で開閉するリヤゲーを持つ。バンパー開口部とフロアはフラットで、荷物の出し入れもしやすい。堂々たるボディサイズを持つが、ホイールハウスの存在が大きく、左右幅が狭い上に高さもあまりない。

それでもボディサイズを活かして、1個目のゴルフバッグは横置きが可能。奥行きを活かすことで、斜めに2個目のゴルフバッグを横置きすることもできる。ただフロアの高さがあるため、横置きされた2個の上に、2個のゴルフバッグを置いてしまうと、トノカバーを使うことが出来なくなってしまう。トノカバーを使いたい場合は、3個が無難だろう。

【関連記事】キャディバック検証 メルセデス・ベンツ編

メルセデス・ベンツのセダン、SUV、クーペのキャディバッグ最大積載量を画像と動画で紹介。

関連記事はこちら

問い合わせ先

ジャガー ランドローバー ジャパン フリーダイヤル : 0120-18-5568

ジャガー: www.jaguar.co.jp/

ランドローバー: www.landrover.co.jp/

ジョーンズスポーツ(キャディバッグ) ニーディープ:Tel 03-5422-6421 http://www.kneedeep.jp

 

閉じる