ジャガー初の電動SUV、I-ペイス。日本市場における受注がスタート

 

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車、I-ペイスの日本における受注をスタートした。欧州メーカーはEV化のラインナップを加速させており、I-ペイスはジャガーの今後を占う上で非常に重要なモデルとなる。

I-ペイスはスーパーカーのコンセプトモデル「C-X75」からデザインインスピレーションを得ており、SUVでありながらクーペのような流線型のシルエットを採用。短く低いボンネット、空力特性を強化したルーフデザインを備えている。

ひと目でジャガーとわかる要素を取り入れながらも、EVだからこそ実現できた新時代のキャブフォワードデザイン(キャビンが車体に対して全体に前進していること)と言えるだろう。

インテリアはミッドサイズSUV相当のボディサイズでありながら、キャブフォワードデザインとコンパクトな電動パワートレインによって、大型SUVに匹敵する空間を確保。

ラゲッジスルームは通常656リットル、シートを折り畳んでフラットにすると1453リットルという、複数個のゴルフバッグを余裕で飲み込む広大なスペースが実現する。

90kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は実に最長470km(WLTPモード)を達成する。最大効率97%を発揮するジャガー製モーターをふたつ備え、合計最高出力は400ps、最大トルクは696Nm、0→100km/h加速は4.8秒を発揮する。

I-ペイス専用のアルミニウム製シャシーを採用し、理想的なバッテリーパック構造とレイアウトにより重量配分は50:50を達成した。

最大7kWのAC普通充電と100kWのDC急速充電(日本では50kWの CHAdeMO規格)に対応。0%から80%までバッテリーを充電する際、100kWの場合は約40分、50kWの場合は約85分、7kWの場合は約10時間で充電が可能となる。

また、回生ブレーキシステム、高効率のヒートポンプ技術などを活用したことで、航続距離とバッテリーの効率を最適化した。

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、車両登録日から5年間は走行距離無制限で新車保証を付帯。車両登録日から8年以内、または走行距離16万km以内でバッテリー容量が70%を下回った場合を対象にしたバッテリー保証も行うという。

ジャガー初のEVモデルでありながら、抜群のユーティリティも実現したI-ペイス。価格は959万〜1312万円(税込)、一味違ったSUVを選びたい、または毎週末ゴルフを楽しみたいゴルファーならば、無視できない1台である。

お問い合わせ先

  • ジャガー・ランドローバー・ジャパンフリーダイヤル:0120-18-5568

    ww.jaguar.co.jp
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