レンジローバー スポーツ PHEV。オトコにとって居心地がよく、かつ永遠にカッコつけられる

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2017年に日本で発表されたレンジローバーとレンジローバー スポーツのPHEV(プラグインハイブリッド)。それがついにデリバリーを開始しました。となれば、さっそく乗ってみなくては。ステアリングを握ったのはレンジローバー スポーツのソレ。いったい英国伝統高級SUVのPHEVってどうなんでしょうね。興味津々です。

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レンジローバーって世のメンズにとっては憧れのクルマですよね。英国伝統の凛としたブランドイメージとジェントルな装いがたまりません。まるで、大きなカウンターの向こうにスコッチの瓶が並んだオーセンティックなバーのような。オトコにとって居心地がよく、かつ永遠にカッコつけられる場所です。

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さて、その最新モデル、レンジローバー スポーツ PHEVですが、チェックポイントは3点あります。1つ目はパワーソース、2つ目は走った時のフィーリング、そして3つ目はそのメリットです。その辺を踏まえてこのクルマを選ぶことが大切です。なんたってインテリジェンスのかたまりのようなブランドですから。浮ついた気分で付き合ってはダメです。

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では、レンジローバー スポーツ PHEVの原動力となるパワートレーンをチェックしましょう。フロントボンネット下には2リッター直4ターボのインジニウムガソリンエンジンが顔を覗かせます。このサイズで4気筒ユニットですから少々違和感あります。でもこれだけで300psあると聞いて驚きます。ひと昔前の2リッター4気筒とはざっくり100ps差がありますよね。

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そしてこのエンジンをサポートする電動駆動システムは、モーターは8速ATのギアボックスの中に、大容量のバッテリーセルはリアカーゴ下に配置されます。最高出力116psのモーターと組み合わせたパラレル式ハイブリッドの最高出力はトータルで404ps、最大トルクは640Nmとなります。このサイズにしてこの数値であれば力強く走れること間違いなし。まぁ、そうでなければ製品化はいうまでもありません。なんたってフラッグシップのレンジローバー PHEVも同じパワーソースを積んでいるのですから。

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ちなみに、リアエンドには“P400e”というバッジが装着されます。それがこのクルマがPHEVであることの証し。考えてみれば、レンジローバーのデザイナーたちは電動化されたモデルに大きな特徴は与えませんでした。バッテリーチャージ口も隠されていますから、外から見分けるのは至難の技です。そこで、このバッジを覚えておくといいでしょう。 ところで、レンジローバー スポーツには他にどんなパワーソースがラインナップされているか知っていますか? 3リッターV6ディーゼル、3リッター直6ガソリン、5リッターV8+スーパーチャージャーです。258psから575psまで揃っているのですから天晴れです。PHEV以外で注目は最新の直6ガソリン。48Vを採用したマイルドハイブリッドになります。イマドキですね。ジャガーランドローバー独自設計らしいですから期待しましょう。

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では次に、2つ目の注目ポイント、走りとそのフィーリングに言及します。結論からいうと、レンジローバー スポーツ PHEVのパラレルハイブリッド式システムに文句の付け所はありません。ガソリンエンジンからEVモードへの移行、またその逆もまったく違和感なし。気がつくとEVモードになっていて、そこからアクセルを踏んでいってもかなりその状態を保ってくれます。これまでのPHEVでは、アクセルを踏んだ瞬間にエンジンがかかってしまうモデルがいくつもありましたが、こいつは違います。かなり粘るから走っていておもしろい。

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もちろん、EVモードの中間加速は力強いですから追い越し、追い抜きもスムーズにクリアできます。これだけスムーズにするのにはかなりの量の走行データとセッティングに費やした時間が必要だったでしょう。そう考えると、PHEV誕生がこのタイミングまで引っ張られたのもわかる気がします。今回ハイブリッドシステム以外に思ったことがあるのでそれも綴っておきます。

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それはクルマの挙動です。これまでレンジローバー系モデルは、フロントに高い減衰圧のダンパーと太いスタビライザーを採用することでクルマのロールを抑えフラットなキャビンを保ってきました。ある意味当時それは新しく、高級感の乗り心地として高く評価されていました。が、不自然なフィーリングがあったのも否めません。外側の前足が突っ張った感じがします。でも、それがなくなっていました。しっかりキャビンをフラットに保ちながらとても自然な足さばきを見せるのです。これはもう感動。PHEVに気がとられていましたが、クルマ自体がものすごく進化しているのを感じました。素晴らしい!それとさらに付け加えたいのがキャビンの静粛性。本当に静かなんです。走りながら思わず「静かだなぁ」と数回呟きました。高級車としてのレンジローバー スポーツは健在です。

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三つ目のポイント、PHEVのメリットですが、それは明白です。ガソリンエンジンやディーゼルエンジン車よりもランニングコストは抑えられます。充電は200Vですから自宅で可能。電気代が跳ね上がることはありません。ただ200Vの電源アウトプットがガレージ付近になければ工事費はかかってしまいますが。ランニングコストには修理費なども含みますがその部分でもメリットはあります。PHEVはパワートレーンのパーツが少ないのでメンテナンス費が浮きます。これも長く乗れば乗るほど差はでそうです。

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経済的なことばかりではありません。約48キロ走行できるEVモードによって排出ガスをゼロにできます。要するに地球環境にいいってこと。それとこのモードはエンジン音がないので夜間の帰宅などにも都合がいい。住宅地での深夜の帰宅にもそれほど気を遣う必要はなさそうです。また、メリットとは少し外れますが、便利ポイントとしてスマートフォンを使って、充電時間を調べたり、充電場所を探したりもできます。もちろん、ピュアEVと違ってガソリンエンジンが搭載されるので充電に頼る必要はありませんが、スマートフォンを使ってクルマの状態をチェックできるのは便利です。

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レンジローバーを含むランドローバーファミリーはこうした技術に長けているのをご存知ですか? 通常のガソリン車などでもスマートフォンを使って、ドアのロック/アンロックの確認ができたり、クルマの場所を表示したりすることができます。個人的に思うのは、英国人はこうしたサービスを好むということ。かつて産業革命を行った英国は、今や金融とITの国ですから。それに、ある種ジェームズ・ボンド的でもありますし。といったのがレンジローバー スポーツ PHEVの概要です。充電口をフロントグリルに隠すなどニクイですね。演出が凝っています。

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それに、相変わらずスタイリングはかっこいいし、室内も相当お洒落に仕上がっています。ウッドパネルとデジタルモニターを融合させたデザインはまさにイマドキの英国ね。ジェントルな男の世界を感じます。PHEVはそこにさらに知的さが加わったシロモノ。ご興味ある方はぜひ、その走りをご体験くださいませ。

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RANGE ROVER SPORT HSE DYNAMIC P400e
車両本体価格:12,760,000~(税込)

  • ※写真はオプション装着車。
  • ※表示価格にはオプションは含まれておりません。
  • ※価格には保険料、税金(消費税除く)、自動車リサイクル料金、その他登録等に伴う費用等は含まれておりません。
  • ボディサイズ | 全長 4855 X全幅 1985 X全高 1800 mm
  • ホイールベース | 2920 mm
  • 車両重量 | 2600 Kg
  • エンジン | 直列4気筒 DOHC ターボチャージド
  • 排気量 | 1995 cc
  • 最高出力 | 300ps(221kW)/ 5500-5900 rpm
  • 最大トルク | 400 N・m / 2000-4500 rpm
  • モーター | 交流同期電動機
  • 定格出力 | 96 kW
  • 最高出力 | 142 ps(105kW)/ 2950 rpm
  • 最大トルク | 275 N・m / 1000-2900 rpm

 

  • Photo : Takahito Ochiai(Gran)
  • Text : Tatsuya Kushima

お問い合わせ先

  • ランドローバーコール(土・日・祝除く9:00-18:00)フリーダイヤル:0120-18-5568

    www.landrover.co.jp
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