3代目ポルシェカイエンを良き相棒に、冬のゴルフ旅へ

足をのばして、遠方の名門ゴルフ場、そして温泉宿を訪れる。そんなときは、もちろんクルマ選びにもこだわりたい。3代目となるポルシェカイエンなら、充足したドライブが楽しめる。ひと目でカイエンだとわかる象徴的なスタイリング、説明不要のブランド力とスポーティな走り、大きなボディサイズがもたらす室内空間の広さは、クルマ好きゴルファーにとってベストバイといえる1台だ。

ポルシェ 911の精神を継いだSUV、ポルシェカイエン。その3代目はさらに走行性能が高まっている。先代とくらべスタイリング上の変化は極端ではないが、中身は完全に新型で70kg近く軽くなっている。ゴルフ場から温泉宿に向かう山間道もじつに軽快。踏み込んだ時の出だしのダッシュは鋭く、コーナリングも優れている。

Feature

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Fashion

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3代目ポルシェカイエンは、リアのスタイリングにはっきりと進化の跡がうかがえる。左右のテールランプが「PORSCHE」のロゴ入りのガーニッシュによって横一線で結ばれ、ワイドボディと安定感の高さが表現されている。2本出しのマフラーからは、特有のエグゾーストサウンドが響く。これぞ大人のゴルファーのクルマだろう。

インテリアは2代目から大きく進化を遂げた部分で、パナメーラやマカンといった兄弟モデルにも通じるコクピットの眺めは、SUVというよりまるでスポーツカーといった印象を受ける。黒い平面パネルにはタッチコントロール式のスイッチが仕込まれており、全体が高級オーディオのようなすっきりとした見た目を創出している。

3リッターV6ツインスクロールターボ・エンジンを積むベーシックモデルのカイエンのパワーユニットは、340psを発生し8速ATと組み合わされている。もちろん日本向け仕様車は右ハンドルなので、シフトレバーは左手で扱う。水平方向に伸びやかになったダッシュパネルの中央にある横長のモニターも特徴的な部分といえるだろう。

現代車にとって欠かせない要素であるコネクティビリティに関しても抜かりはない。PCM（ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント）を操るモニターは12インチのタッチスクリーンで音声認識も一段と賢さを増しているし、ナビゲーションプラスやiPhoneと連動してアップルカープレイも直感的で扱いやすい。

老舗温泉宿にもすんなりと溶け込むスタイリッシュなフロントマスク。976万円からという価格設定も、さらに磨きのかかったドライバビリティを味わった後ではリーズナブルに思えてくる。荷物はたくさん積めるけれど、走りが退屈だからSUVを毛嫌いしている人がいたら、ぜひカイエンのステアリングを握ることをおススメしたい。

乗る人間のスタイリッシュさをさらにアップするようなリアの美しきデザイン。ゴルファーにとって大切な荷室の容量は、リアシートを使用している状態でも745リットルを確保している。またリアのシートバックは4:2:4の分割可倒式になっており、ラゲッジスペースは最大で1710リットルもの大容量を実現。ゴルフバッグも余裕。