ハリー・ウィンストン 「プロジェクト Z16」世界最高峰のジュエラー&ウォッチメーカーが作るスポーツウォッチの最新モデル

時計業界では数は少ないが、時計とジュエリーの両方の分野で最高峰の製品づくりをしているブランドがある。ハリー・ウィンストンはそんな「ジュエラー&ウォッチメーカー」のひとつ。今回は中でも絶大な人気のあるスポーツモデル「プロジェクト Z16」の新作をご紹介する。

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ハリー・ウィンストンの創始者、宝石商のハリー・ウィンストンは、優れた鑑識眼で世界中の希少なダイヤモンドを数多く手に入れ「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれた男。1932年に同社を設立し、最高品質の宝石を使った芸術的なハイジュエリーで、各国の王室や大富豪をはじめとする世界中のセレブリティから絶大な支持を得た。

そして、ジュエリーと同様「世界最高峰の時計」を目指して時計事業に参入する。初のウォッチコレクションを発表したのは1989年のこと。最高峰の宝石に加えて、永久カレンダーとレトログラード機構という機械式の複雑メカニズムを搭載した「HW プルミエール」は時計コレクターを驚かせた。

ハリー・ウィンストンには魅力的な時計コレクションが数多くある。2004年から発売がスタートした「HWオーシャン・コレクション」の「プロジェクトZ」シリーズもそのひとつ。最大の特徴はシリーズ名、モデル名にも使われている「Z」の由来である独自のケース素材「Zarium(ザリウム)」。これはジルコニウムのベースにアルミニウム、ニオブ、クロムなどをプラスした材料から生まれた新素材で、SS(ステンレススチール)などより強靭で軽く、耐食性も格段に優れている。医療機器等にも採用されているが、時計業界ではハリー・ウィンストンだけが独占的に使用している。

「プロジェクト Z16」は、そんなZシリーズの最新作。本店のあるアメリカ・ニューヨークの交通網を彷彿とさせるシティスケープ(都市の景観)をモチーフにしたスケルトン構造の文字盤。その6時位置には、左から右に針が動き、右端に達するとすぐに左端へ戻る「レトログラード(往復)式」の秒表示を配置する。さらに文字盤の右上には月、左には曜日、外周にはポインターデイト(指針)式の日付表示、つまりフルカレンダー機能が搭載されている。これは、常に日時を気にするビジネスパーソンにはピッタリなシリーズ初の機能だ。

シースルーバックなので、ケース裏側からもメゾン独自のムーブメントとその動きがいつでも鑑賞できる。生産数は世界限定100本。スポーツウォッチの中でもこれほどプレミアムで独創的なデザインのものはあまりない。その姿に心ひかれたた方は、お見逃しなく!

HARRY WINSTON / ハリー・ウィンストン
プロジェクト Z16  360.8万円(税込)※世界限定100本

SPEC
  • 自動巻き、ザリウムケース、ラバー&アリゲーターストラップ、10気圧防水

お問い合わせ先

  • ジーハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション フリーダイヤル : 0120-364-376(受付時間: 11:00-18:00)

Text : Yasuhito Shibuya

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