2015年以降、スイスの老舗時計ブランド各社が競って発売している“レトロダイバーズ”。初期ダイバーズの復制版は、ファッションのアクセントになるヴィンテージデザインに加えて、ケースサイズが薄型で小さく、腕になじみやすいところが魅力だ。
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ダイバーズといえば“デカ厚”、つまりケース直径50ミリ、ケース厚20ミリを超える大型サイズが一般的。しかし1950年代始まった初期ダイバーズは、直径30ミリ以下、厚さも最大15ミリと、現代のスタンダードウォッチと同じサイズで、毎日着けるデイリーウォッチにピッタリだった。もちろん防水性はスタンダードウォッチをはるかに凌ぐ。
オリスはこのレトロダイバーズブームの先駆けとも言える存在だ。2015年に登場した「ダイバーズ65(シックスティーファイブ)」はデザインに優れた家具や家電が続々と発表された“ミッドセンチュリー”(1960年中期)に同社が発売したモデルに現代の技術を注入した。魅力的な価格もあって大ヒットを記録。文字盤が明るいミントブルーやグリーン、ベールピンク など、カジュアルからビジネススタイルまで、世界中で人気を高めている。
今回、満を持して紹介するのは、1965年に発売されたファーストモデルの誕生60周年を記念した「ダイバーズ65アニバーサリーエディション」。オリジナルのリリース当時、おしゃれな大人たちが楽しんだ最先端のマリンスポーツと言えばスキューバダイビングだった。復刻版は独特のアラビア数字書体が印象的で都会的な雰囲気を持つ文字盤を再現した。
ダイバーズとは思えないほど使いやすいサイズで、マリンスポーツやアウトドアはもちろん、カジュアルからビジネスまで、着用シーンを選ばない。クラシックでスポーティ、ちょっとおしゃれなスタンダードウォッチとして、ぜひ楽しんでほしい。
ORIS / オリス
ダイバーズ65アニバーサリーエディション 価格:38万2800円(税込)※付け替え用レザーストラップ付属
- SPEC
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- ケース径:40 ㎜
- ケース厚12.8㎜、自動巻き、SSケース&ブレスレット、防水性能:10気圧(100m)防水
お問い合わせ先
- オリスジャパン TEL : :03-6260-6876
Text : Yasuhito Shibuya