旅する写心 〜「コース巡礼」40.シャーウッド カントリークラブ

ロサンゼルスで「超」が付く
名門コースといえば
LA、Riviera、Bel-Air、Wilshireだ。
1980年の後半
もう一つ「超」の付く
プライベートコースを作ろうと
ハリウッド俳優や
スポーツ選手から声があがり
出来たのがシャーウッド。

設計者は南カリフォルニア
最後の設計という触れ込みで
ジャック・ニクラスに
白羽の矢が当たった。
私はちょうど89年のオープン前に
中部銀次郎さんと訪れた。

そこはゲートから「超」格調高かった。
簡単には入れない雰囲気が満載。
ラウンドは途中で誰とも会わない
コンセプトで作られていて、
芝生はどこよりも濃い緑色をしており、
ディボットひとつない。
それこそ絨毯のようなしつらえだった。

コースの周りには
驚くような豪邸が立ち並ぶ。
そんな「超」現実離れしたプライベートコースで
いよいよZOZOチャンピオンシップが始まる。

Sherwood Country Club
シャーウッドカントリークラブ

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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