熟成された日産新型「エクストレイル」、飛ばし屋女子プロ渡邉彩香が選ぶタフギア

革新的な同一車線自動運転技術“プロパイロット”を装備した最新の日産エクストレイル。街中における普段使いから、高速道路をクルーズして向かう週末のゴルフまで、守備範囲の広さに定評があるSUVである。我が国を代表するタフギアに、自らもクルマ好きを公言している女子プロゴルファー、渡邉彩香プロが触れた。

激戦区のMクラスSUVにおいて、トップクラスの売り上げを記録し続けている日産エクストレイル。2013年に3代目へと進化したタフギアは先ごろマイナーチェンジが施され、さらなる進化を果たしている。特にステアリングの支援を含むオートクルーズ機能、プロパイロットを装備したことで、ストレスフリーな高速道路移動が可能になっている。最新のエクストレイルに、飛距離に定評のある若手、渡邉彩香プロが乗り込む。

「クルマは大好きです。特にSUVがカッコイイ！　セダンは乗り降りが大変というイメージですね。関東近郊の試合はもちろんですけど、愛知ぐらいまでは自分でドライブして行きます。エクストレイルは私にとってちょうどいいサイズだと思います」。すぐにエクストレイルに馴染んだ様子の渡邉プロ。「SUVは視界の広くて運転がしやすい点も好きです」と、見た目のみならず、機能にも関心があるようだ。

エクストレイルのステアリングを握った渡邉プロは、最新の装備であるプロパイロットが気になる様子。このシステムは、速度を設定するとその範囲内で前走車との距離を一定に保って走行するインテリジェントオートクルーズに、ステアリング支援システムを追加したもの。ストレスフリーな長距離移動が楽しめるだけでなく、渋滞時の自動的な減速などにより安全性の向上にも繋がっている。

「好きな音楽を聞きながらドライブを楽しめるので行きはいいんです。問題はツアーで疲れた帰り道。プロパイロットはとってもありがたいですね」。行きは試合に対する緊張をドライビングの楽しさが忘れさせ、帰り道はプロパイロットに頼る。シーズン中、毎週のように試合が連続する女子プロゴルファーにとって、プロパイロットはまさに垂涎の装備と言えるだろう。

今回の刷新によりフロントのVモーショングリル廻りの形状が変更され、存在感が増している。「角が取れたカワイイ感じのクルマが好み。だからエクストレイルは好きですよ。クルマもそうだけれど、道具には拘りがある方だと思います。ずっと使い慣れたクラブを使っているし、新調する時でもブリヂストンさんに全く同じ重さのものを用意してもらってオフシーズンに馴染ませています」。

タフギアと呼ばれ4WDのイメージが強いエクストレイルだが、ガソリンとハイブリッドが用意されるパワートレーンは高効率でもある。前後のトルク配分を50:50で固定するLOCKモードやトルク可変型のAUTOモード、そしてドライの舗装路において経済的な2WDモードから選ぶことができるのだ。今回、渡邉プロが試乗したガソリン2リットルエンジンを搭載する20Xの走りも実に小気味いい。

オフの日には地元の友達と共にドライブに出かけることもあるという渡邉プロ。「そういう時は私がクルマを出すことが多いですね。エクストレイルのボディはちょうど取り回しのしやすいサイズですけど、室内は広々としているから、これでドライブに出かけたら楽しそう。私、ゴルフでは飛ばしますけど、クルマは飛ばさないように気を付けているんです（笑）」。

試乗を終え、再びエクストレイルのスタイリングをチェックする渡邉プロ。やはり気になるのは荷室のようだ。「以前乗っていたクルマはゴルフバッグを横にして積めなかったんですけど、これは余裕。足先の動きで開閉してくれるリモコンオートバックドアも便利ですね」。エクストレイルのシートアレンジは多彩で広い荷室を確保できる他、3列シートのモデルも用意されているのである。

日産エクストレイルは幅広いラインナップから選ぶことができる。駆動方式では2WDと4WD、エンジンは2リットルガソリンと2リットルガソリン+モーターのハイブリッド、シートは2列5人乗りと3列7人乗りが用意されている。渡邉彩香プロが今回試乗したガソリン、4WD、2列シートのエクストレイル20Xの価格は275万5080円（税込）となっている