旅する写心 〜「コース巡礼」14.鳴尾GC 4番ホール

桜咲くゴルフ場。
東の我孫子ゴルフ倶楽部に対して
西は鳴尾ゴルフ倶楽部。
刹那の輝き、、、

マスターズを毎年取材していると
桜の開花を逃してしまうことが多い。
開花が近づくと
普段は地球温暖化に
不満をこぼしているのだが
この時ばかりはマスターズ前に
咲いて欲しいと願ってしまう。

それが今年はなぜだか
マスターズ帰国後も
開花した桜は健在だった。
念願の桜咲く鳴尾を訪れた。
難しいショートホールとして知られる4番。
いつもなら足がすくんでしまうようなホールだが
今日ばかりは優しく包んでくれた。
離れがたいな。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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