
先日、日本のゴルフ界に、
ビッグなニュースが飛び込んできた。
国内メジャー「日本オープン」優勝者に
翌年の「マスターズ」出場権を与えるという。
これまで日本では賞金王を戴冠した選手が
特別招待を受け、出場していた。
賞金王だからといって
必ず招待されるという根拠はなく、
選手は年末になると招待状が届くかどうか
ドキドキしていたようだ。
その後、世界ランクが導入され、
出場のハードルはさらに高くなった。
今回の大英断はフレッド・リドリー会長の、
世界にゴルフを普及させるという、
ゴルフ界の将来を考えた改革の一つとなる。
日光CCで行われる今年10月の日本オープンは、
最後の最後まで息が抜けない大会となりそうだ。

宮本 卓Taku Miyamoto
1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Clubほか、国内数々のオフィシャルフォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。








