「旅する写心」〜White Sand Beach

伝説のプレーヤーであるトム・モリスが
晩年名設計家になったように、
ジャック・ニクラスも
早くからコース設計に興味を持った。

1962年にプロ入りし、その年の全米オープンで優勝。
66年にはキャリアグランドスラムを達成。
その後ハーバータウンをピート・ダイと、
ミュアフィールド・ビレッジを
デズモンド・ミュアヘッドと共同設計した。

ジャックの設計の特徴は
ブラインドホールや砲台グリーンを嫌い、
バンカーを目的別に多用したこと。
バンカーには、
ミスショットによる科罰的なもの、
プレーヤーに方向を教える役目のもの、
記憶に残るコースを彩る装飾的なもの、
OBゾーンやウォーターハザードに
ボールが転がり落ちるのを防ぐものがある。

今週男子ツアーがおこなわれる
PGM石岡ゴルフクラブは
まさにジャックの設計の全てが詰まっている
素晴らしい戦略的コース。
バンカーの意味を考えながら
トーナメント観戦をするのも一興。

INFORMATION

本コーナーで執筆する写真家・宮本卓氏の作品を集めた写真展が、3月10日(木)~4月25日(月)まで、東京都のキヤノンギャラリー S(品川)で開催されます。国内のゴルフコースで撮影した美しさ際立つ「光」や「一瞬」をとらえた18点を展示するほか、2021年「マスターズ」で撮影した作品をプロジェクターで上映します。


宮本卓 写真展「HIKARI has come すべてはこの瞬間のために」
場所:キヤノンギャラリー S(品川)
期間:3月10日(木)~ 4月25日(月)
時間:10:00-17:30 ※日曜・祝日休館

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

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