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ウォーホルが愛したブラック タイ ピアジェが蘇らせた伝説のドレスウォッチ

「ピアジェ」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるだろうか。 女性なら、眩いばかりのダイヤモンドが織りなすハイジュエリーやジュエリーウォッチ。男性なら、エレガントで極薄のシンプルウォッチを思い浮かべる人も多いはずだ。

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1874年に創業したピアジェは、まず超薄型ムーブメントで名声を得た。1957年には世界最薄の手巻きキャリバー「9P」を、1960年には世界最薄の自動巻きキャリバー「12P」を発表。この分野で常に頂点を走り続けてきた。

1973年から秋田県湯沢市で時計部品の委託製造を開始。1988年には皆瀬渓谷に専用工場を構え、外装部品から組み立てまでを担ってきた。表舞台に立たない黒子的存在でありながら、日本の時計づくりを支えてきた歴史がある。

さらに1960年代に入ると、4代目イヴ・ピアジェが新たな挑戦を開始する。時計技術に精通し、宝石学を修めた彼は、その審美眼で宝石の美しさを最大限に引き出したハイジュエリー&ウォッチを次々と生み出した。ジャクリーン・ケネディやエリザベス・テイラーらセレブリティを魅了し、「ピアジェ ソサエティ」と呼ばれる華やかな交遊の輪を築き上げたのである。

その交友関係の中にいたのが、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホル。20世紀を代表するアーティストであり、映画製作者、そして伝説的ロックバンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」のプロデューサーとしても知られる人物だ。資本主義社会や消費文化を皮肉りつつ、その美しさをも称えた彼の作品は、広告やファッション、メディア文化に決定的な影響を与えた。そして熱心なピアジェウォッチの愛用者でもあり、所有していた7本の中でも特に着用したのが「ブラック タイ」Ref.15102だった。

今回紹介する「ピアジェ アンディ・ウォーホル」ウォッチは、そのRef.15102をモチーフに誕生した特別なモデルだ。アンディ・ウォーホル美術財団とのパートナーシップによって生まれたコレクションの最新作である。

クッション型ケースに施されたゴドロン装飾、天然石を文字盤に配した端正なデザイン。その象徴的な一本が、深いオレンジとブラウンの縞模様を持ち、絹のような艶を放つ天然石タイガーズアイを文字盤に用いたモデルだ。このほか、シルバーメテオライト、グリーンメテオライトを配したモデルや、オパール文字盤とバゲットカットのブルーサファイアをあしらったハイエンド仕様も発表されている。

ブルーのメテオライト文字盤やマラカイトを配した既存モデルとあわせ、このコレクションはまさに「腕にまとうアートピース」。クラシックなドレスウォッチの枠を超え、他にない存在感を放っている。現代アートを愛する人にとっては、自らのスタイルを象徴する一本となるだろう。

PIAGET / ピアジェ
ピアジェ アンディ・ウォーホル」ウォッチ
Ref. G0A50240(タイガーズアイ文字盤18Kホワイトゴールドケース) 897万6000円(以下、すべて税込)
Ref. G0A50242(シルバーメテオライト文字盤 18Kピンクゴールドケース) 950万4000円
Ref. G0A50241(グリーンメテオライト文字盤 18Kホワイトゴールドケース)985万6000円

SPEC
  • ケースサイズ:縦43 ㎜ × 横45 ㎜
  • ケース厚:8.08 ㎜、アリゲーターストラップ、ムーブメント:自動巻き(Cal.501P1)、パワーリザーブ約40時間 、防水性能:3気圧防水

お問い合わせ先

  • ピアジェ コンタクトセンター Tel.0120-73-1874

Text : Yasuhito Shibuya

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