手元で星空を鑑賞する贅沢 カンパノラ「コスモサイン」

意外なことだと思われるかもしれないが、夜空に輝く星々と時計、そして時間の間には密接な関係がある。まだ時計などない大昔、人は夜空の星座の位置で季節や時刻を知った。それが、天文表示機能を備えた複雑時計が今も作られ続けている理由でもある。今回は星座表示機構を文字盤に備えた世界に誇れるカンパノラ(シチズン)の天文ウォッチ「コスモサイン」を紹介する。

夜空を眺めるとき、私たちは壮大な宇宙と向き合い、厳粛な気持ちになる。自分たち人間が宇宙と比べるとあまりに小さな存在であることと、数十万年、数十億年という単位で移り変わる宇宙と比べ、与えられた時間が数十年間とあまりに短いものであることを直感するからだろう。

そしてきょうの夜空に輝く星座や月齢、月や太陽の位置を文字盤に表示してくれる天文表示機構は、時計愛好家を魅了する複雑機構のひとつだ。こうした天文表示機構は腕時計や懐中時計ができるずっと以前から開発され、キリスト教の教会などに設置されていた大型の置き時計や塔時計に組み込まれていた。なぜなら、天空を彩る月や星、星座の動きは神様が決めた、人間の知恵や寿命をはるかに超えた「永遠不滅の、この世界の法則」であり、教会にある天文機構を備えた時計はこの「世界の法則」を再現する「神聖な機械」だったからだ。

こうした天文表示機構を備えている時計といえば、時計コレクター向けに名門時計ブランドが1年間に数本しか作れない数百万円から数千万円もする機械式の複雑時計に限られる、というのが常識。だが日本のシチズンは、社内に天文ファンが多いのか、1980年代の終わりから、世界でも珍しいこの天文表示機構を備えたクォーツ時計を開発し、作り続けてきた。「時を楽しむための時計ブランド」として2000年にスタートしたカンパノラコレクションの天文表示機構搭載モデルは、世界中の時計愛好家や天文ファンの熱い支持を得ている。

「カンパノラ」には、「コスモサイン コレクション」(写真)を含めて、「メカニカル」「コンプリケーション」「ムーンフェイズ」「エコ・ドライブ」と全部で5つのコレクションがある

コスモサインには「星座盤機能」が搭載されている。日本列島のある北緯35度付近から眺めることができる星々の移り変わる姿を、1027個の恒星、166個の星雲、星団をプリントした文字盤で精密に再現した、世界でも他にない天文ファン絶賛のクォーツ式の天文時計。星座表示に加えて、月齢や日の出日の入りの時刻や月の位置を表示することができる。しかも時・分・秒の表示はふつうの3針時計と同じなので、日常での使いやすさも抜群だ。

星座盤機能も素晴らしいが、星座や星を表現するために十数もの版を重ねて印刷された文字盤の美しさも圧巻

あなたもこの時計を手に入れて、夜空を美しく精密に再現したこの時計の文字盤で、また文字盤をきっかけにホンモノの夜空の星々を眺めて、宇宙のロマンを日々楽しんでみてはいかがだろう。

CAMPANOLA(CITIZEN) / カンパノラ(シチズン)

カンパノラ コスモサイン 星座盤モデル AQ4010-51L CAL.4398 36万3000円

SPEC
  • ケース径:45 mm
  • クォーツ、SSケース&ブレスレット、星座早見機能、北緯35度全天星座表示、実視等級4.8以上の明るさの恒星1027個表示星雲星団166個表示 、月盤による月齢表示、日の出日の入り時刻表示、月位置表示、日常生活用防水(3気圧防水)

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Text : Yasuhito Shibuya

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