旅する写心 〜Follow The Sun

f:id:natsuko_toma:20220406174111j:plain

ボビー・ジョーンズはアマチュアながら
グランドスラムを達成するや、
競技からの引退を発表。
以前からの夢であった、
理想のゴルフコースと
世界のトッププレーヤーが集まる
トーナメントを開催した。

86年経った今でも
ボビー・ジョーンズの崇高な夢は
受け継がれている。
チャンピオンが受け継ぐものは
グリーンジャケットだけではない。
その姿に憧れ、背中を追いかけ、
あとに続こうとする若いプレーヤー達に
なにを見せることができるかどうか。
タイガーがアマチュアで出ていたときは
パーマーやニクラスが
練習ラウンドを一緒にプレーした。

昨日、松山英樹と一緒に練習ラウンドをする
金谷拓実と中島啓太の姿を見た。
彼らの目はキラキラと輝いていた。
背中で語るものとは…
プロショップ前にある
ボビー・ジョーンズの日時計は
遠く彼方を指していた。

INFORMATION

本コーナーで執筆する写真家・宮本卓氏の作品を集めた写真展が、3月10日(木)~4月25日(月)まで、東京都のキヤノンギャラリー S(品川)で開催されます。国内のゴルフコースで撮影した美しさ際立つ「光」や「一瞬」をとらえた18点を展示するほか、2021年「マスターズ」で撮影した作品をプロジェクターで上映します。


宮本卓 写真展「HIKARI has come すべてはこの瞬間のために」
場所:キヤノンギャラリー S(品川)
期間:3月10日(木)~ 4月25日(月)
時間:10:00-17:30 ※日曜・祝日休館

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Club、2013年より我孫子ゴルフ倶楽部でそれぞれライセンス・フォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

閉じる