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「デザインの先生」の思考をたどる展覧会から日本酒とご当地鍋の祭典 ほか |休日カルチャーガイド

会場風景
撮影:木奥恵三

知的好奇心を刺激し感性を磨く、今注目のイベント・展覧会等をBRUDER編集部がセレクト。暮らしに豊かなひとときをもたらし、ラウンドの合間に話したくなるような情報をご紹介します。

企画展「デザインの先生」

会場風景
撮影:木奥恵三

「優れたかたち」を生み出してきた、デザイナーたちの思考に迫る展覧会

私たちは多くの人工的な「かたち」に囲まれながら暮らしているが、機能と美を兼ね備えた「優れたかたち」と言えるものは限られている。展覧会では、デザイン史に残る名作を手がけた巨匠たち、ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスの6人を「デザインの先生」とし、それぞれの仕事やプロセスに迫る。作品の展示をはじめ、当時の写真や映像、本人たちの声を通し、その思考を紐解いていく。商業主義を優先せず、ヒューマニティを中心に置き、環境にも目を配る巨匠たちの姿勢は、混迷を極める現代に一条の光となるかもしれない。

Exploring Ⅲ - かかわりから生まれる芸術のかけら -

中根恭子 / Nakane Kyoko《牛乳パック》2014年ー(進行中)記録写真、2025年撮影

障がいのある人と現代美術家を包括的に紹介するグループ展

障がいのある人の創作活動を、現代美術の領域で紹介するプロジェクト「Art to Live」による展覧会。会場には、「学びのかたち」「記しと気づき」「感じるものたち」という3つのテーマのもと、創作活動を通して自己を表現する人たちの作品が並ぶ。紙管に無数の釘を打ち、大好物の「とうもろこし」を作り続ける平田安弘、牛乳パックの原材料名やバーコードをはさみで切り取り、プラスチックケースに積層させている中根恭子など、作品の細部に目を凝らしてみると、それぞれの創作における秩序やシステム、本人と社会との関わりのかけらを見つけることができる。作家の過ごした時間の軌跡を辿りながら、豊かな空想の世界を楽しんでもらいたい。

酒処 鍋小屋 2026 supported by ダイショー

日本全国のご当地鍋と100種超の日本酒が楽しめるイベント

間もなく二十四節気の大寒。一年で最も寒さが厳しくなるこの季節、熱々のご当地鍋と日本酒でお腹の中から温まれるイベントが開催。会場では「鶴橋ホルモン鍋(大阪府)」「博多水炊き鶏めんたい鍋(福岡県)」「越後かに白子味噌鍋(新潟県)」など、各地の名産による絶品鍋と100種類以上の日本酒を堪能できる。また、プラスチック製品の削減や従来の軽油の使用よりもCO2を8.5%削減するGTL燃料の導入など、環境にも配慮した取り組みがされているのも嬉しいポイント。

「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」

左)田中敦子 《地獄門》 1965-69年 ビニール塗料、アクリル・カンヴァス 331.5×245.5cm 国立国際美術館蔵
©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
右)山崎つる子 《作品》 1964年 ビニール塗料・綿布、板 183.0×137.5cm 芦屋市立美術博物館蔵
©Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo

女性の美術家が見落とされてきた美術の歴史をめぐる展覧会

日本の女性美術家が前衛表現の領域で大きな注目を集めた1950~60年代を、ジェンダー研究の観点から読み解く展覧会。新しい時代を象徴していた女性の美術家は、なぜ批評対象から外され、歴史から姿を消してしまったのか?会場では、戦後に主に抽象絵画で注目された作家、草間彌生、田中敦子、福島秀子ら14名の作品およそ100点を通し、男性中心のジェンダー秩序の流れに、多彩な実践による「アンチ」で応答した挑戦の軌跡に触れることができる。



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Text : Akemi Kaneko

Edit : Yu Sakamoto

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