BRUDERでお馴染み、スタイリストのKim Chang氏が、ロサンゼルス旅で見つけた気になるゴルフブランドを紹介。第2弾となる今回は、2020年に創業した「No Members(ノーメンバーズ)」をクローズアップする。創業者のルイス・ウォルコット氏に、ブランドコンセプトやウェア作りのこだわりを聞いた。
LAのヴェニスビーチを拠点とする「No Members」は、ウォルコット氏とその友人らによって、新型コロナウイルスが世界的に流行した2020年に誕生した。当初ラブレアにストアをオープンするも、ロックダウンによってたった1日で閉店した苦い経緯を持つ。それ以降、オンラインショップ中心で展開しているブランドだ。
当時ほとんどのメンバーシップコースが営業停止に追い込まれる中、パブリックコースは営業を継続。そこに集まるゴルファーたちが「No members only!」と言い合いながら、ゴルフを自由に楽しんでいた場面がヒントとなり、ブランド名に決めたとか。
英国で生まれ、17歳の頃、プロゴルファーとして活躍。その後、多くのブランドディレクションを経て起業した。両親がゴルフ場を経営していたこともあり、幼い頃からゴルフは身近な存在だった。「当時ゴルフをする時の服装は自由で、なにも気にすることなんてなかった。敷居の高いゴルフ場でたとえプレーできなくても、ファッションを、ゴルフそのものを楽しんでほしいんだ」。
1970年代にヴェニスビーチで流行していたサーファーやスケーターのカルチャー、パブリックコースの穏やかな雰囲気など、彼がインスピレーションを受けるものは多い。生み出されるプロダクトからは、“サーフ&ターフ”をイメージするような、LAの自由でラフな雰囲気が漂っている。サイケデリックなブランドロゴもニューポートビーチにある古いサーフブランドからヒントを得たとか。
アイテムは、ルイス氏が運営するショッピングサイト「TRENDY GOLF(トレンディ ゴルフ)」で販売しており、日本からも購入できる。現在は同サイトで「adidas(US)」とのコラボアイテムを展開するほか、日本では「BEAMS」で別注アイテムを販売している。
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