スタイリストがLA旅で見つけた 日本未上陸「Metalwood Studio」に潜入

BRUDERでお馴染み、スタイリストのKim Chang氏がロサンゼルス旅で見つけた気になるゴルフブランドをご紹介。第1弾は、ストリートファッションの聖地であるラブレアに店舗を構える「Metalwood Studio(メタルウッドスタジオ)」。創業者兼ブランドディレクターを務めるコール・ヤング氏に、ブランドコンセプトや店舗作りのこだわりを聞いた。

「Metalwood Studio」は、マルボンゴルフで3年間、商品ディレクターを務めたヤング氏が、「新しいコミュニティを作りたい」という思いで、2022年の6月に創業した。店舗がある通りには、「Stussy(ステューシー)」や「UNION(ユニオン)」などのストリートファッションブランドが並んでいることもあり、同店を訪れる人はゴルフに精通している人、そうでない人が半々だという。

店内に入ると90年代の洋楽が流れており、まるで昔からあるゴルフショップのような雰囲気だ。ヴィンテージアイテムのコレクターだという彼が集めたクラブのディスプレイや、ヤング氏が着こなすポロラルフローレンのヴィンテージシャツがアンティークな雰囲気を醸し出していた。

1992年の「マスターズ」チャンピオンであるフレッド・カプルス選手を尊敬しており、ウェア作りは90年代のゴルフシーンからインスピレーションを得ることが多いそうだ。「ゴルフチャンネルや、ニュースキャスターの雰囲気がたまらなく好きで、店名も当時、最先端だったテーラーメイドのゴルフクラブから影響を受けて名付けた」という。

店の外にはゴルフ場のキャディマスター室でよく見かけるグリーンのボックスが置いてあった。中にはスコアカードを記入する鉛筆やティ、マーカーが入っており、これらは誰でも自由に持ち帰れる。ボックスに貼られたステッカーは、これまでショップに来てくれた人が残していったもので、訪れた人とのコミュニケーションを大切にしているんだとか。

ウェア作りだけでなく、ロフト調整、シャフトやグリップ交換など、ギアのカスタムサービスもヤング氏自身が行っている。「ウェアでも、クラブでも、ゴルフを好きになるきっかけはなんでもいい。たまたまストリートウェアを買いに来た人が、メタルウッドスタジオに立ち寄ってゴルフを好きになってくれたらうれしい。これから始まるゴルフライフの“最初の一歩”になりたいんだ」。

今後、日本では「BEAMS(ビームス)」と「CLUBHAUS(クラブハウス)」で取り扱い予定だという。続報を楽しみに待ちたい。


<関連リンク>「自分が着たいものしか作らない」マックルモアー氏に独占インタビュー

お問い合わせ先
Metalwood Studio
Instagram/@metalwoodstudio
STAFFスタッフ
Photo
Hiroki Nakayama
Styling
Kim-Chang
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Eri Beverly
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Tsugumi Someno
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