
知的好奇心を刺激し感性を磨く、今注目のイベント・展覧会等をBRUDER編集部がセレクト。暮らしに豊かなひとときをもたらし、ラウンドの合間に話したくなるような情報をご紹介します。
ACNラムセス大王展 ファラオたちの黄金

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エジプト史上、最も偉大なファラオの至宝が日本上陸
古代エジプト史上最長となる67年にわたり、国を統治し、在位中は近隣諸国との和平に貢献した最強の戦士としても知られるラムセス大王(ラムセス2世)。その時代の至宝が日本に上陸した。180点に及ぶ展示品の中でも最大の見どころは、47年ぶりにエジプト国外へ貸し出され、日本では初公開となる「ラムセス2世の棺」。レバノン杉に端正な彫刻が施された棺からは、当時の人々から崇められた偉大なファラオの存在を感じることができる。特製チェアに座り、神殿や砂嵐の中を飛び回る没入型VR作品(別途料金)では、ここでしかできないスリル満点の冒険の旅を味わえる。
展覧会情報
会場:ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(東京都江東区)
会期:開催中~2026年1月4日(日)
ジャンル:考古学、歴史、VR
Web Site:https://ramsesexhibition.jp
NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし

一枚 黒澤明旧蔵 北村美術館 【通期展示】
新年にふさわしい、静謐な漆の世界を堪能
和歌山県の根來寺(ねごろじ)発祥の堅牢な下地を施した木地に、黒漆の中塗(なかぬり)と朱漆を重ねる技法が特徴の根来塗(ねごろぬり)。使い込むと朱漆が薄くなり、その下から黒漆が浮き上がることで生まれる独特の趣は、国内外のコレクターや数寄者の心をとらえてやまない。会場では、根來寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、前後の年代の名品・名宝を一堂に展示。寺院や神社など信仰の場や民衆の生活と共に時を重ねてきた、根来の深く静謐な美を堪能したい。
展覧会情報
会場:サントリー美術館(東京都港区)
会期:開催中~2026年1月12日(月・祝)/火曜日(1月6日は開館)、12月30日(火)〜1月1日(木・祝)休館
ジャンル:工芸、美術、アート
Web Site:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_5/index.html
六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠

新しい年のはじめに考える、時間の貴さと儚さ
森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として開催してきたシリーズ展。今回は「時間」をテーマに、国籍を問わず日本で活動する、もしくは日本にルーツがあり海外で活躍するアーティスト全21組を紹介。副題「時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が示すのは時間の貴さと儚さ。絵画、彫刻、映像をはじめ、工芸、手芸、ZINE、コミュニティプロジェクトなど、各作品に現れるさまざまな時間の交差を通して、人類としての時間、そして日本のアートを多角的に見つめ直すことができそうだ。
展覧会情報
会場:森美術館(東京都港区)
会期:開催中〜2026年3月29日(日) 会期中無休
ジャンル:現代アート
Web Site:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2025/index.html
THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP

超巨大な海の上のイマーシブ・ミュージアムが横浜に誕生!
日本の文明開化を象徴する港町・横浜。その歴史を物語る産業遺構である「山下ふ頭4号上屋」の約6,000㎡の広大な空間に、多様な文化・芸術を楽しめる新しいアートスポットが誕生!約1800㎡の巨大空間がひろがるTHEATERでは、音や映像に包まれる没入型芸術体験を楽しめる。オープニングプログラムは、世界の音楽文化を映像に収めた「LISTEN.」や、ウィーン世紀末芸術を代表するアーティスト、グスタフ・クリムトとエゴン・シーレを題材にした物語を上映。押し寄せる鮮烈な音と映像のシャワーが来場者を混沌と絢爛が交錯する19世紀末のウィーンへと誘ってくれる。
開催情報
会場:神奈川県横浜市山下ふ頭4号上屋(神奈川県横浜市)
会期:2025年12月20日(土)~2026年3月31日(火)/会期中無休
ジャンル:文化、映像、アート、年末年始お出かけ、New Open
Web Site:https://global.toyota/info/themoveum
博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―

群馬県大泉町出土 古墳時代・6世紀
新しい年のはじめに、人と馬の深い絆に思いを馳せる
2026年のえとは「午」。人の意を汲み、機動力に富む馬は、運搬や交通、農耕など多方面において欠かせない人間の良きパートナーとして、古くから彫刻や絵として残されてきた。会場では、馬形埴輪(うまがたはにわ)をはじめ、鞍や鎧(あぶみ)、絵巻など、神仏への祈りを捧げる際にあらわれた華やかな馬の姿を通して、人間と築いてきた深い絆を感じることができる。また、1月12日(月・祝)までの期間限定で、墨の濃淡のみで風や光、日本の風土が持つ豊かな形象を描き出した、長谷川等伯の傑作、国宝「松林図屏風」が展示される。新春の清々しさにふさわしい、日本の工芸と美術を存分に堪能できそうだ。
展覧会情報
会場:東京国立博物館(東京都台東区)
会期:2026年1月1日(木・祝)〜1月25日(日) 初日は13:00より
ジャンル:工芸、美術、考古学、歴史、初詣
Web Site:https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=11488
Text : Akemi Kaneko
Edit : Yu Sakamoto








