
ゴルフにはラウンド後にお酒を片手に仲間と語らう「19番ホール」と呼ばれる習慣があります。アルコールとの付き合いはゴルファーでなくとも大人の嗜みでしょう。東京・渋谷の「THE MUSIC BAR -CAVE SHIBUYA-」のバーテンダー、眞柳壮良さんに聞く“宅飲み”アップグレード術の連載は今回が3回目。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも入手可能なインポートボトルとアレンジを教えていただきます。
ウイスキー「バスカー トリプルカスク」
おうちで愉しむお酒、普段と違うものをいざ選ぶとなると迷いますよね。ラインアップに入れていただきたいのがアイリッシュウイスキーの「バスカー」です。専門店でなくても、スーパーマーケットや、気の利いたコンビニエンスストアで販売されていることも多く、緑のラベルのパッケージを見てピンと来た方もいるのではないでしょうか。
一般的にクセがあるスコッチウイスキーに比べて、アイルランド産は口当たりがスムーズで初心者の方にもおすすめ。多くのスコッチの蒸留回数が2回であるのに対し、このバスカーは3回蒸留でまろやかに仕上げられています。また、シェリー、バーボン、マルサラ(イタリアの酒精強化ワイン)の樽での熟成が、フルーティーでバニラのような甘いニュアンスの香りを呼び込みます。

バスカーはバランスがよく、ストレートやロックはもちろん、ハイボールにしても最高ですが、今回は特別なアレンジを紹介します。焼酎の文化には「前割り(まえわり)」というスタイルがあります。焼酎を水と合わせて数日間寝かせ、よく馴染ませてからいただく飲み方のこと。焼酎の角が取れ、味わいにやさしさが生まれます。
今回はこの前割りで、有名なウイスキーベースのカクテル「ゴッドファーザー」を作ってみましょう。バスカーとアマレット(アーモンド風味のリキュール)のディサローノを3:1の割合で混ぜ、冷蔵庫に1日以上置いておきます。容器はペットボトルでも構いません。

ゴッドファーザーは本来、とても強いお酒ですが、前割りを行うことで多くの方にとってハードルが下がります。さらに水割りにしても、ハイボールでも、あるいはジンジャエールを加えても、味わいはふくよかに。ストレートやロックにすればナイトキャップにもピッタリ。私だったら、オレンジピールを少し加えて仕上げたいですね。
英語で「大道芸人」を表すバスカーは、お部屋のインテリアにもピッタリ。大道芸人の自己紹介などを書く際に使った手ちぎりのダンボールや紙をモチーフにしたラベルが想いを彼方の地に誘います。横にした空き瓶にドライフラワーを入れても素敵。ご自宅用の次の定番ウイスキーにしてみませんか。
飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
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眞柳壮良 SORA MAYANAGI
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THE MUSIC BAR -CAVE SHIBUYA-

東京・渋谷駅の喧騒を背にして、地下にひろがる別世界。3000枚以上のアナログレコードとハイエンドオーディオが鎮座する空間で、上質なカクテルを片手に没入体験を。
住所:東京都渋谷区渋谷1-15‐12
営業時間:月―土 18:00~27:00、定休日/日、祝
https://the-musicbar.jp//Edit : Yoichi Katsuragawa








