「舞い込む “運”をつかむため準備は万端」川口ゆりなのゴルフスタイル

 

スペースシャワーTV/スカイA「A-Golf」とBRUDER連動企画。10月18日(水)公開の第5回にはアーティストやモデルなど多方面で活躍するKawaguchi Yurina(川口ゆりな)さんが出演する。ゴルフとの出会いや叶えたい夢、理想のゴルフデートについて話を聞いた。

出身は多くの女子プロゴルファーを輩出している宮崎県。ジュニアゴルファーも多く、市内には名門ゴルフコースが存在する。小学2年生の冬、家族で近くのショッピングモールに出掛けた際、遊び感覚でトライしたパターゴルフで初めてクラブを握った。子どもの頃から活発で、運動は得意。家族のすすめもあったが、「何より“パパっ子”だったので、父といる時間がたくさんできるのがうれしくて」とゴルフを始めた。

父とのラウンドは今も楽しみのひとつという。「ゴルフって1人でも楽しめるし、大好きな方たちとも楽しめる。初対面の方ともいつの間にか距離が縮まって、自然と空気感があったかくなる。楽しさがそれぞれ違うのはゴルフの面白いところだなぁって思います」。悩んだとき、頭をクリアにしたいときは決まってゴルフの練習に勤しむ。打ちっぱなし練習場は彼女にとって最大のストレス発散場所だ。

小学6年生まで地元のフェニックスゴルフアカデミーで腕を磨き、九州大会に出場した経験を持つ。本気でプロを目指す子の多い環境に「プレッシャーもあった」と当時を振り返る。幼い頃は緊張にめっぽう弱く、すぐお腹が痛くなってしまう内気な少女だったとか。中学入学と同時に吹奏楽部へと方向転換。音楽は物心つく頃から大好きで、家では歌って、踊ってという毎日を過ごしていた。中学3年生で「全日本国民的美少女コンテスト」に出場し、芸能活動をスタートさせた。

「当初はプロを目指して頑張っている子たちを見て、(ゴルフを断念した)罪悪感のような感情があった時代もありました。でも今思えば、自分の意思で『この世界に入ってみたい』と思った初めての転機だったんです」。この決断が現在の日々につながった。

デビューから5年後、韓国のオーディション番組「Girls Planet 999」への出演が内気だった自分を大きく成長させた。アジア各国から参加する共演メンバーの個性に刺激を受け、「自分も変わらなきゃ」と思った。ゴルフをしていた頃の“メンタルの弱い私”は卒業。人に注目される日々を経て緊張にも強くなった。「自信を喪失した時期もあったけど、今の私にとっては必要な経験だった」と今は胸を張れる。

アーティスト活動を開始してからは、過去のゴルフに精を出していた経験が川口を幾度も支えてきた。余念のない準備、努力や経験のすべてに意味があると信じている。セルフブランディングやモノづくり、物事をロジカルに考える力もゴルフによって培ってきたものだと振り返る。俳優・モデルを中心とした芸能活動で表現力を磨くなかで、自分らしく表現できるのは音楽だと気づいた。それ以来、「唯一の色を作れるようなアーティストになる」ことを夢に描く。

“ソロライブをしたい”“海外で待っていてくれるファンに会いに行く”…実現までの道のりをこまめに書き留めているという目標ノートには、叶えたい想いがすでにぎっしりと詰まっている。「アーティストという職業も、ゴルフも、実力があるからといって必ず報われる世界ではない。だからこそ“運”が突然舞い込んだ時につかみ取れる準備は万端にしておきたいんです」。


<関連記事>「ロッカーはゴルフなんてしない」前言撤回のゴルフ愛 新藤晴一のゴルフスタイル


What’s your ideal golf date?

―理想のデートは?

クルマでお迎えに来てほしいです。でもオープンカーは(注目されちゃいそうで)恥ずかしいかも…笑。車内の音楽は私の好きな音楽をかけたい。プレイリストは自分で作りたいですね。


―男性のどんなゴルフファッションが好き?

クラシックなスタイルが好きですね。シンプルな中にもさりげなく、その人らしいこだわりが見えたりするとキュンとします。例えばソックスやシューズに差し色を持ってきたり、人と被らないアイテムをひとつ加えていたりとか。

―ラウンド中、どんな会話が望ましい?

「はじめまして」の方とのラウンドでは、共通の話題を見つけにいく過程のトークを楽しみます。ゴルフはもちろん、流行の映画やアニメ、音楽など幅広いジャンルでお話しするかも。相手のペースに合わせることもあります。


―同伴プレーヤーの仕草や振る舞いは?

クラブをさっと準備してくれたり、先にグリーンに乗せた人が、ほかの同伴者のパターを持ってきてくれるようなさりげない気遣いができる人は素敵だなと思います。

―「これはNG」という行動は?

自分のプレーに集中するあまり、周りが見えないのはちょっと…。スコアが悪い時に、場の空気を乱すような人とのラウンドでは、こちらがすごく気を遣ってしまいますね。ルールに厳しすぎるのも苦手です。


―プレゼントされたらうれしいゴルフアイテムは?

マーカーを集めているので、可愛いデザインのものや、珍しいものをプレゼントされるとうれしいです。グローブもいいですね。消耗品だし、色柄などいろんなバリエーションがあるので。サイズは20㎝ですよー!笑

 

STAFFスタッフ
Photo
Shintaro Sumida
Edit & Text
Junko Itoi
撮影協力

カメリアヒルズカントリークラブ

国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の開催コース。安田幸吉氏が設計したコースはフラットで広いフェアウェイと、巧みに配されたハザードによりすべてのプレイヤーが楽しめる。クラブハウスはヨーロピアンエレガンスな雰囲気で、贅を尽くした空間ときめ細かなサービスを提供している。

千葉県袖ケ浦市大竹265番地 TEL:0438-75-4111

予約はこちらから
閉じる