他のクラブメーカーと一線を画した存在感を放つ、ONOFF。
独自の世界観、ゴルフスタイルを、さらに多くのゴルファーに浸透させようと、2016年からは、ONOFFをより愉しむための大人の倶楽部「CLUB ONOFF」「CLUB ONOFF PREMIUM」もスタートさせた。メンバーには、さまざまな特典が用意されているのだが、もちろん、随所にONOFFらしいこだわりが光る。BRUDER スーパーバイザー戸賀敬城が、プロジェクトを推進するグローブライド株式会社の朝岡郁雄氏に、お話を伺った。
戸賀敬城(以下、戸賀):ONOFFというブランドが立ち上がって、もうかなりの年月が経ちましたよね? 他のクラブメーカーとは異なる世界観は、ゴルファーの間で、すっかりお馴染みのものとなったように映ります。
朝岡郁雄(以下、朝岡):ONOFFは2002年にスタートして、今年2018年で16年目ということになります。おっしゃるように、いわゆるクラブメーカーさんとは違うアプローチをとっていて、ブランドコンセプトのいちばん大きな部分は、「上質な大人のゴルフを提案する」。さらに言えば、このブランドで本質的なことを提案していこうということになります。カタログなどで、スコットランドの風景をイメージとして使っていますが、これも、ゴルフの本質はスコットランドにあるだろうということで、ずっと大事にしている部分です。
朝岡:他のゴルフクラブメーカーさんは、やはりテクノロジーをイチオシすることが多いと思いますが、プロではない一般アマチュアゴルファーは、生活の一部としてゴルフを愉しんでいます。プロならば1打1打のスコアや飛距離ということがとても大事になってきますが、そういう部分だけではない愉しみ方、生活の一部としてのゴルフの愉しみ方を、アマチュアゴルファーのみなさんに提案していくのがONOFFというブランドと言えます。もちろん、ONOFFのゴルフクラブを語るときには、飛距離性能やテクノロジーの面も、必然的にお話しするんですけどね(笑)。ゴルフが本当に大好きな趣味の一つで、でもゴルフだけではないライフスタイルを提案しましょう、というのがONOFFが提案するスタイルです。
戸賀:おっしゃられた「上質な大人」というのは、どういう方をイメージされているのでしょうか。
朝岡:「上質な大人」には、いろいろな要素があると思いますが、まとめて言うならば、やはり「カッコいい大人」ということになります。物事をよく知っているし、経験も豊富で、いつも知識欲があるような人。金銭的な面も多少あるかもしれませんが、それ以上に精神的な余裕のある人ということでしょうか。たとえば、ゴルフに行った際に、そのまま一泊の旅行をしたり、ゴルフ場の近くの美術館に立ち寄ってみたり。千葉でゴルフをしたならば、帰りはちょっと足を伸ばして海まで行って、夕焼けの写真を撮って帰る。ゴルフを通じて、さらに何かを得たり、知ったりするような、ゴルフプラスアルファを愉しむスタイルですよね。 でも、その愉しみ方も、自分だけで考えていては、なかなか思いつかないですし、限界がありますよね。だから、そのきっかけのようなものを、ONOFFが提案できたら、と思っているんです。その愉しみを通じて、生活自体もより奥深く、広く、上質なものにしていただけたらな、と。
戸賀:その考え方を推し進めるために、新たな試みをされているんですよね。
朝岡:はい、2年前の2016年3月から、ONOFFをより楽しむための大人の倶楽部、「CLUB ONOFF」を立ち上げました。「CLUB ONOFF」が提案するのは、大きく分けると、モノとサービスがあります。まず、モノですが、「CLUB ONOFF」のサイト内に展開しているCLUB ONOFF ONLINE SHOPで、ONOFFの通常商品に加えて、「CLUB ONOFF」専用商品を販売しています。手前味噌ですが、かなりいいものばかりでして、本質的なものにこだわって展開しています。たとえば、スコッチグレインさんとコラボしてつくった本革のシューズ。「やっぱり革はいい」ということを提案したかったんです。修理すれば長く使えますし、自分の足にどんどん馴染んでいく愉しみがあります。また、自分で手入れする愉しみもありますよね。そのため、コロンブス社のシューケアグッズもセットにしているんです。
戸賀:こだわっていますね。
朝岡:ソックスも、おもしろいですよ。本来、インソールまで革で作られた本格的な革靴は、靴下を通して足の熱や湿気が伝わることで、靴も自分の足に馴染んでいくのですが、「最近は靴下が厚すぎる」という話になり、それでソックスもつくってしまおうと(笑)。素材には、じつは和紙が入っていて、湿気を吸いながら、でも、革に程よく熱や湿気を伝えてもくれます。モノを1つつくることで、別のことにつながっていくのは非常におもしろいと思いますし、これもONOFFらしい部分だなと感じています。
戸賀:販売している商品以外にもメンバーになると貯められるポイントで交換できるアイテムである傘に、本格レザーのヘッドカバー、スコアカードホルダー、ネームホルダーなども、本当にすごいですね。
朝岡:傘は、イギリスといったら傘でしょう、ということで、つくることにしました。つくってくださったのは、皇室御用達の傘を製作されている前原光榮商店さんです。前原さんの傘を愛用される方は、みなさんそれぞれ、だいたい1本しかお買い上げにならないそうです。それを、修理しながら、30年は使われるそうなんですよ。生地がなくなっても、別の生地を使って、1つのものを10代のころから40代、50代まで長く使われる。いいものなので、直すことができる。ポイント交換のひとつひとつにもONOFFらしいこだわりが詰まっているんですよ。
戸賀:一方で、サービスの面では、どんなことを展開されているのですか。
朝岡:こちらは、主にイベントという面では、いわゆるコンペということになりますが、ONOFFらしさのあるものにしようと工夫しています。昨年夏にやったコンペは、スコアカードの提出はなし。各組、3人の参加者に対し、1人のプロがつき、さらにカスタムしたウェッジを30種類くらいつくって、それを参加者が試したり、それを使ってプロがいろいろなテクニックを見せたり、というスタイルにしました。こんなふうに打てばこうなる、とか、こんな打ち方もあるということを、スコアを気にせずに感じてもらいたかったんです。また、昨年末には、片山晋呉プロやイ・チヒプロなど、ONOFFが契約しているツアープロをお呼びした大きなコンペを開催しました。ツアープロによるトークショーなどを行い、ONOFFが提案している「スコアだけじゃない部分」に賛同していただいている方、「ONOFFの、あの世界観がいいよね」といった思いをお持ちの方に多数ご参加頂きました。その他にも、メンバーになるとフィッティングサービスがメンバー料金で利用できたり、ご購入クラブの保証が延長されるクラブ保証延長サービスなど、様々な特典が受けられる様になっています。
戸賀:なるほど。ONOFFを愉しみたい方には是非オススメしたいですね。「CLUB ONOFF」には、さらに「CLUB ONOFF PREMIUM」というのもあるんですよね。
朝岡:「CLUB ONOFF PREMIUM」のほうは、無料で登録できる「CLUB ONOFF」に対して、有料登録になっています。もちろん、その分、それに見合うようにサービスを充実させています。フィッティングは、年3回まで無料で受けられたり、CLUB ONOFF ONLINE SHOPで商品を購入された場合、通常の2倍のポイントがプレゼントされたりといった具合ですね。さらに今後は、「CLUB ONOFF PREMIUM」メンバー限定のイベントも考えています。
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戸賀:ほかにも、今後、「CLUB ONOFF」「CLUB ONOFF PREMIUM」を通して、やっていきたいと思っていることはありますか。
朝岡:「旅とゴルフ」といったイベントも、今年はやりたいなと思っているんです。ゴルフも1日行けば、旅みたいなものですが、その新たなスタイルを提案できればいいなと考えています。そして、これらを通じて、メンバー同士の交流も広げていきたい。メンバー同士で、どこかに行ったり、何かを知るきっかけになったり。そこからまた1つ、ドアが開いて、何かを得られる。そんなふうになったらいいですよね。 でも、最初に申し上げたように、ブランドコンセプトである「上質な大人のゴルフを提案する」というコンセプトをブレずに続けていくことが、ONOFFにおいて大事だということに、変わりはありません。ONOFFが提案するライフスタイルに賛同してくれる方が少しずつでも増えていって、メンバー同士の交流が深まっていけばいいかなと思っているんです。
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問い合わせ先
グローブライド株式会社お客様センター : Tel:0120-506-204 http://onoff.globeride.co.jp/index.html