「頭は冷静に、心は熱く」BIGMAMA 金井政人のゴルフスタイル

スペースシャワーTV/スカイA「A-Golf」とBRUDER連動企画がスタート。11月15日(火)公開の第2回には5人組ロックバンド「BIGMAMA」のボーカル・ギターを担当する金井政人さんが出演する。番組で着用するゴルフウェアや使用アイテムはすべて自前。いまゴルフに夢中だという金井さんに、ゴルフと音楽の共通点、こだわりのゴルフファッションやアイテムを聞いた。

ゴルフを始めたのはコロナ禍だった。ライブやイベントが中止になり、時間を持て余す日々。きっかけは仕事をリタイアした父と会話する時間を持ちたかったからだ。当時、会社員だった父の反対を押し切り、16歳で音楽の世界へと飛び込んだ。成功するかも分からない将来を懸念した父とは、いつからか疎遠になり会話も減っていったという。


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実家に戻り、父にゴルフを始めようかなと話すと、おさがりのクラブセットを譲ってくれた。「ゴルフを始めてから、父と喋れるようになった。人生の中でいちばん今が父と会話しているんじゃないかな」。金井さん自身、孝行息子でなかったことを悔いている。家を飛び出したあの頃よりも大人になり、いまなら父の気持ちも少しは理解できるようになった。

「自分にとって父とゴルフしている時間はとても良い時間。最近では実家に戻るたびに『これからあとどれくらいこういう時間を持つことができるのか』を考えちゃって、センチメンタルになりますね」と話すと、少し照れたように下を向いた。

音楽とゴルフの共通点は「準備に時間をかけること」だという。金井はライブ前の準備にも余念がない。「少しでも(楽器やクラブに)触らない時間があると初心者に戻ってしまうところですかね(笑)。あとは演奏中もプレー中も『頭は冷静に、心は熱く』みたいなところが似ているような気がします」。

これまでのベストスコアは「93」。ゴルフ仲間から「半年で100を切れたらカッコいい」と言われ、時間さえあればタイガー・ウッズのスイング動画を見たり、練習場やコースに足を運ぶ。とは言いつつ、バンドマンとしてのアピアランスには“プロ”として譲れない部分も…。「手の甲はマイクを持つと目立ってしまうので、できるだけ日焼けしないように気をつけています」。

MY FAVORITE ITEM

Styling:トップス/メゾンマルジェラ、ボトムス/JUN OKAMOTO、シューズ/プーマ

「『常にその場所に見合った格好でプレーしなさい』というのが父の教え。きょうはドレスコードがカジュアルな茅ヶ崎GLでのプレーということもあり、少しラフなコーディネートにしました。クラシカルなチェック柄を上下で大胆に合わせたのがポイントです。派手ですか?これで練習場にも行きますよ」。

Blouson:『SNACK NGL』のナイロンジップブルゾン

「以前は衝動的な買い物もあったけど、ここ最近はモノ作りのプロセスとか、作り手の思いで選ぶことが多くなりました。ひとつを長く愛せるものを選ぶ傾向ですね」。『SNACK』のナイロンジップブルゾンは、古着を資材とした世界に1着だけのもの。リユースによって作られ、SDGsな取り組みにも共感して選んだとか。

Golf item:Voice Caddie VC300A

「ゴルフを始めて、ボールを飛ばせるようになってからは、残り距離の計算でコースのヤード杭だけでは心許ないと感じるようになりました。プレー中、ポケットにモノを入れるのが自分にはストレスだったので、帽子に付けられるタイプを選びました」。ラウンドでは手放せないアイテムとして、毎回使用しているそうだ。


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Photo
Kenji Okazaki
Edit & Text
Junko Itoi
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