在宅勤務でオンとオフの境目が曖昧になっていませんか。仕事終わりにホッとひと息、心を休める時間と場所を確保することが大切かもしれません。デスクワーク用の椅子から移動して、座り心地抜群のパーソナルチェアで贅沢なご褒美タイムを満喫しましょう。
そこはもはや「癒しの隠れ家」かもしれない
最近では「アーロンチェア」を代表とするオフィス家具ですっかり有名なハーマンミラーが、1956年に発売したアメリカンモダンを代表するデザインの名作。イームズ夫妻が手掛けたデザインのテーマは『現代社会のストレスから逃れるための特別の隠れ家』。高いクッション性で腰への負担を減らす作りが特徴です。15度後傾した座面に身を預け、オットマンに足を伸ばせば、優雅なリラクゼーションタイムの始まりです。
おうちに作る無重力ゾーンでくつろぐ
無重力=ゼログラビティ(Zero Gravity)の感覚を味わえるリクライニングチェア。ノルウェーの家具デザイナーが1989年にデザインし、すべて職人のハンドメイドで作っており、デスク作業、読書に適した姿勢など全部で4つの座り方を可能にしています。背もたれに体重を乗せて頭の位置まで足を上げる上の写真のポジションを選ぶと、揺れもあって独特の浮遊感を味わえます。スマートフォンやパソコンから距離を置く、ちょっとしたデジタルデトックスの時間を過ごしませんか。
レザーのハンモックで夕方ビールを至福に
レザータイプの自立式ハンモック。スペイン南部セビリアの職人が船の帆を張る技術を応用して120本のロープを編み上げ、組み立て式のステンレスベースに座面を吊っています。インテリアとしての存在感も十分で、ゆらゆら揺られながら部屋で読書を楽しむ時間はいかにも贅沢そのもの。持ち運びが簡単なのに、見た目も座り心地もチープではないので、ベランダで一人ビールを味わう夕方も至福の時間になりそうです。
「休養のための椅子」でうたた寝
日本に滞在したこともあるフランス人女性デザイナーのシャルロット・ぺリアンらによって1929年に発表されたスタイリッシュな見た目の名作。人間のボディラインに合わせたデザインの寝椅子で、弓型のパイプを動かすことができるため、座面を好みの角度に調整可能です。ともに活動した建築家のル・コルビュジエは「休養のための機械」と例えたと伝えられ、負担なく身体を休められる機能を追求しています。
お問い合わせ先
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Herman Miller https://www.hermanmiller.com/ja_jp/
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ロイヤルファニチャーコレクション https://royal-furniture.co.jp/
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REAL Style https://www.real-style.jp/
- Edit/Text : Yohei Hayashi