PR

FEATURE

「松山英樹、タイガー・ウッズ復活なるか?」メジャー最終戦。全米プロの見どころ注目ポイントを佐藤信人プロが語る

激戦を繰り広げてきた2018年のメジャーも、いよいよ最終戦。8月9~12日、アメリカ・ミズーリ州のベルリーブカントリークラブにおいて、第100回の記念大会となる「全米プロゴルフ選手権」が開催される。昨年、松山英樹が優勝争いの真っただ中を戦ったことでも記憶に新しい同大会。今年の見どころを、CS放送「ゴルフネットワーク」で同大会の中継解説を務める予定の佐藤信人プロが解説してくれた。

思わず涙した悔しい敗戦。2017年大会の松山英樹をプレイバック

2017年大会では、最終日を2位タイからスタートし、前半9ホールを終えて単独トップに立ちながら、最終的に優勝者と3打差の通算5アンダー、5位タイに敗れた松山英樹。佐藤プロは、「これまでで一番惜しかったメジャーだった」と振り返る。 「その前の全米オープンは2位タイと、順位的には優勝に近いんですが、全米プロのほうが本当に優勝できそうだったし、実際に優勝すると思って見ていました」 なかでも11番の1打目は、佐藤プロにもっとも勝利を予感させたシーンだった。 「左ドッグレッグで、松山選手はフェードが持ち球。難しそうな印象でした。でも、すごくいいスイングでフェアウェイど真ん中に打っていった。『来てるな』と思いました」  

ただ皮肉にも、この11番が敗戦の引鉄の一つにもなった。 「2打目がまず痛かったですね。ピッチングウェッジで打ったにも関わらず、グリーンを捉えられずにボギー。そこで、パッと流れが傾きましたね」  もう一つのキーになったのは、16番のパーパット。 「同組で優勝したジャスティン・トーマスと、松山選手が似た距離を残していたのですが、トーマスが入れ、松山選手は外しました。もし、松山選手が入れていたら、次の17番パー3をオナーで打てて、先にいいところに乗せれば、違う展開が待っていたと思います。でも逆にトーマスがオナーで、すごくいいティショットを打ったんですよね」

松山英樹でもコントロールが難しい、メジャーのサンデーバックナイン

結局、松山英樹はこの後半で、3連続ボギーを含む5ボギーを喫し、涙の敗戦となった。また、これに限らずメジャーの最終日バックナインでは、様々な逆転劇が歴史に刻まれている。なぜ、72ホール中の最後の9ホールがこれほどプレーヤーを陥れるのか。佐藤プロは、「なんでですかね?」と首を傾げつつ、自身の経験を交えた興味深い話をしてくれた。 「じつは僕は、優勝が懸かったパット(日本ツアー9勝、うちメジャー3勝)で緊張したことがないんです。それは、ずっと自分が優勝する人間とは思っていなかったから。でも、“これを入れたら予選通過”といったパットでは恐怖を感じるんです。自分が戦っているステージなどによって、プレッシャーを感じるところが違うのだと思います。松山選手のようにメジャーが夢という人にとっては、実際にそのタイトルが目の前に近づいてくると、何とも言えない緊張感や難しさがあるんだと思いますよ」

もちろん、「運」という、目に見えない要素も重要と、佐藤プロは指摘する。 「昨年のトーマスは、10番でカップ際に止まったボールが、しばらくしてコトンと入る場面もありました。やはり、運は必要です。勝つ人は、よくよく振り返ると、運が良かった局面が必ずあります。トーマスは、同じホールのティショットで左に曲げながら、ボールが木に当たってフェアウェイに出てきたというのもありましたし……」

今年の松山英樹への期待。そして、タイガー・ウッズの復活劇はあるのか?

1年を経た今年の全米プロでは、ぜひ松山英樹のリベンジを見たいところだが、現状は果たしてどうなのだろうか。佐藤プロには、「正直、流れ的には厳しい」状況に映っているそうだが、当然ながら、それを覆す活躍に期待を寄せている。 「全英オープンまで2戦連続予選落ちですからね。でも、僕たちのレベルでもある話ですが、成績が大きく落ちると、もう上がるしかないというか、開き直る感じで何かを見出すんですよね。月並みですけど、3日間を終えたところで優勝を争う位置にいれば、ああいう人たちは、とてつもない集中力や力を発揮しますから、チャンスはあると思うんです。スイングは、全英オープンですごく良くなっているように見えましたし、パッティングも、松山選手は優勝争いのなかでは、本当に入れなきゃいけないものは入れてきますから。あとは、割れてしまったエースドライバーに代わるクラブが、落ち着くといいんですけどね」

一方、松山英樹と同様に注目なのが、タイガー・ウッズだ。今年は上位に何度か顔を出し、全英オープンでは5年ぶりのメジャートップ10となる6位タイに入った。佐藤プロも、「予選落ちした全米オープンより、さらに自信が戻ってきている感じがしました」と、全英オープンでのプレーぶりを評価する。ただ、気になる点も見えたという。 「全盛期のタイガーなら、最終日途中でトップに立つと、そのまま勝ち切っていたでしょう。でももう42歳。スタミナとか持久力がちょっと落ちている感じがしました」 象徴的だったのが、10番の2打目だ。

「1打目を右のポットバンカーへ入れたのですが、高いアゴも苦にせず、かつてのように驚異的なショットで2オンさせました。ただ、これまでは、ああいうシーンを見せながら勝ってきたタイガーですが、今回はその後、バタつきました。渾身のスーパーショットで、逆にエネルギーを使ってしまったように見えましたね。でも、メジャーでの優勝争いで、緊張感やアドレナリンの出方を味わったので、その経験が全米プロでどのように生かされるのか、注目ですね。期待はもちろんします。優勝争いをしたら最高ですね」

佐藤信人プロが挙げる優勝予想と、掛け合いが見どころのライブ中継の楽しみ

では佐藤プロは、全米プロで誰が優勝に最も近いと予想するのだろう。「難しいですね。世界ランク上位の人は全員良く見えますから」と笑いながら、強いて2人を挙げてくれた。「ロリー・マキロイは全英オープンで2位タイと良かったですし、テンションが上がっているはず。それと、ジョーダン・スピースですね。全米プロに勝てば、キャリアグランドスラム。そのときにゴルフ界がどんな盛り上がりになるのか、見てみたい気がするんです」 また日本人プレーヤーにも、充分に活躍のチャンスがあると、佐藤プロは言う。「今回のコースで2013年に行われた全米プロシニアは、井戸木鴻樹プロが優勝しましたが、先日、その井戸木プロとお話しする企画があったんです。井戸木プロは、フェアウェイがコーライ芝なので日本人は違和感なくできるのでは? と言っていましたね」

全米プロは、ゴルフネットワークにおいて全ラウンド生中継が行われるが、独自のカメラで日本人選手も追いかけてくれるから、ぜひ活躍を注視したいところ。また同中継に解説者として登場予定の佐藤プロは、ゲスト解説者にも注目と言う。「掛け合いがおもしろいんですよ。全英オープンでは、1999年のカーヌスティで15位となった米山剛プロが来ていました。そういうプロから、また違った話が聞けるのはいいですよね。全米プロでは、井戸木プロも来るそうです。今回の開催コースで勝った人ですから、経験談は貴重です。また、今年は水曜日の練習ラウンド生中継も行われるとのこと。実戦とは別の雰囲気が見られることで人気の企画ですから、こちらも楽しみですよね」

そんな全米プロゴルフ選手権は、8月9日(木)開幕だ。

ゴルフネットワークでは「全米プロゴルフ選手権2018」を32時間全ラウンド生中継!練習ラウンドも!

<生中継の放送予定>

  • 練習ラウンド前半8/8(水) 0:30~2:30
  • 練習ラウンド後半8/8(水) 3:00~5:00
  • 1日目8/10(金) 2:00~9:00
  • 2日目8/11(土) 2:00~9:00
  • 3日目8/11(土) 23:00~32:00
  • 最終日8/12(日) 23:00~32:00

SHARE

BRUDER

BRUDER

この記事が気に入ったらいいね!しよう

BRUDER公式アカウントから最新情報をお届けします

LOOKBOOK

BRUDER SOCIAL

Webマガジン”ブルーダー”の
公式ソーシャルアカウント

BACK TO TOP

ページトップへ戻る
閉じる