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自分の価値観を見つめ直したいときに訪れたい展覧会4選|休日カルチャーガイド

野村久之《Sanctuary》1960年、京都市美術館蔵 通期展示
特別展 日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970

新生活が始まるこの時期。少し視点を変えるだけで、見える景色も変わってくるかもしれません。そんなヒントをくれる、4つの展覧会を紹介します。

昭和100年記念 あの頃は ~栖鳳・魁夷・又造らが起こした昭和の風~

昭和を生き抜いた画家たちの軌跡を辿る

戦争と復興、高度経済成長、バブル景気など、激動と変革が交錯した時代「昭和」。本展では、貧しさと豊かさが同時に存在した 1926年から1989年までの64年間に描かれた作品約100点を展示する。加山又造や東山魁夷をはじめ、政治や経済の変化の中で制作を続けた画家たちの表現は、昭和という時代を象徴するとともに、いまにも通じるものかもしれない。

特別展 日本画アヴァンギャルド KYOTO 1948-1970

大野俶嵩《緋 No.24》1964年、京都市美術館蔵 通期展示

「反骨」という言葉にピンときたら、ぜひ訪れたい日本画展

戦後、伝統と革新のはざまで揺れた日本画界。京都で起こった画家たちによる反骨的な創造運動を「日本画アヴァンギャルド」と総称し紹介する展覧会。会場では、1940年代以降に結成された創造美術、パンリアル美術協会、ケラ美術協会の3団体を中心に、上村松篁、堂本印象、秋野不矩など現代⽇本画を代表する30名超の作家による約150点の作品を展示。京都画壇の批評精神と創造性を目の前に、これが日本画!?と思わず驚嘆の声をあげてしまうはず。

特別展「シルクロードの商⼈(あきんど)語り―サマルカンドの遺跡とユーラシア交流―」

ティーセット・個人蔵

シルクロードを行き交った商人(あきんど)がつなぐ、過去と未来に思いを馳せる

シルクロードを通じた人や物品の移動、文化の交流において大きな役割を果たした「商人(あきんど)」。古代から現代に至るまで、彼らの活動なくして、この地域の歴史や文化を語ることはできない。本展では、ウズベキスタン共和国サマルカンド市周辺の古代遺跡から出土した考古遺物をはじめ、現代の刺繍・織物・楽器・民族衣装、さらには宗教や信仰に関する資料を通して、商人の活動を紹介する。この視点から見れば、旅先で出会うバザールやマルシェの楽しみ方も広がりそうだ。

中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置

中央の速い白 XIII》1990 年 千葉市美術館蔵 ©NATSUYUKI NAKANISHI

伝説的な現代美術家が残した、謎めいた言葉に導かれる

日本の戦後美術を代表する現代美術家、中西夏之の没後10年を機開催される回顧展。キャンバスと自身の間にあえて距離や障害を置く独特のアプローチは、2~3メートルもある長い棒の先に筆を括り付けて描く手法などでも知られる。本展では、作家が生涯を通して探求した絵画の存在する「場所」という問いを、その実践を通して浮かび上がらせる。画家が残した謎めいた言葉「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」とは何か。作品の前で、じっくり考えたい。

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