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この2つさえ実践すれば、オシャレは作れる/ファッションプロデューサー・MB


独自の審美眼と洞察力を持ち、各分野で活躍するスペシャリストを毎月お迎えして、センスの正体について探っていく連載「男のセンス学」。第2回はファッションプロデューサーのMBさんが登場。アパレルショップの店長やバイヤーとして活動後、その知見を活かして、オシャレに見えるファッションのルールを感覚ではなく論理的に解説し、多くの男性を救ってきました。「オシャレにセンスやお金は必要ない!」と力説するMBさんの考えとは?


『センス』という謎のキーワードによって、これまでどれほど多くの男性が苦しめられてきたことか。再現性もなく具体性に欠ける『センス』という感覚。果たしてそんなものが本当にこの世に存在するのでしょうか。

20年間ファッションに関する言語化と研究を進めてきた私が断言します。言語化できない『センス』なんてものは存在しません。「『センスがある』と多くの人に思われる法則」さえ見出せればいくらでも再現は可能。私が考える大切なエッセンスを2つ、皆さんにお伝えします。

1.センス磨きの必須アイテム

センスのいい男性になるために必要なものは何か。「ウールのTシャツ」でも「ブロードのシャツ」でも「シルクのニット」でもありません。まずは鏡、さらに言えば「姿見」を手に入れてください。

なぜ鏡なのか?これは自分を客観視できるからです。

そもそも「オシャレだ」とか「センスがいい」とかは、考えてみると全て他者の評価です。ファッションは自己満足だとうそぶく人もいますが、多くの方は人の目を気にして服を着ますし、正解を決めるのはいつも他人です。つまりセンスを磨くには、主観ではなく客観を意識することが何よりも大切なのです。

ダイエット法として「毎日全裸の自分を鏡で見る」という手法があります。私自身もこれを実践して10年になりますが、体型が大きく崩れることは今のところありません。鏡で全身を見ることで「このむちむち感やばいな…」と認識できれば、意識して食事を抑えたりすることができるのです。成長する上で何よりも大事なのは「現状把握」です。こうしたことに気がつくことがオシャレへの最初の一歩です。

「ちょっと派手すぎるかな」
「なんか靴が浮いているかな」
「おなか出過ぎかな」

そうして出た悩みは、今やスマートフォンで検索すればいくらでも改善策が出てきます。まずは姿見を手に入れましょう。これだけであなたの『センス』は変わってきます。

2.TPOを忘るべからず

いくら鏡を見て「今日は大丈夫!」と思えるような着こなしが作れても、TPOから逸脱していればNGです。例えばオシャレなフレンチレストランでのデートに短パン、サンダル、破れたTシャツでは相手はガッカリしてしまうでしょう。

TPOの考え方は簡単で「誰のために服を着るのか」ということです。
今日会う人は一体誰で、どんな着こなしだとその人は喜ぶのかを意識してみましょう。

例えば相手の女性がシックな大人っぽい男性が好みなら黒のセットアップを、カジュアルが好きならプリントTシャツや少し色を入れた着こなしもいいかもしれません。

「人によって着こなしを変えるなんてダサくない?」

なぜか日本人はこう思うのですが、洋服の本場ヨーロッパでは逆の発想です。洋服はTPOに合わせて自分を変化させるもの。普段はボロボロのジーンズとTシャツでスケートに乗っている若者が、夜になるとタキシードを着てパーティーに行くなんてこともあるのです。

そもそも人は多面的です。場面に合わせて多様な自分を演出する方が、粋だと思いませんか?いつも同じ服を着て会社に行って、デートに行って、居酒屋に行って・・・そんな人がかっこいいと私はどうも思えません。周りの人のことを考え、配慮して、自分を変える。そんな優しい人こそ「センスがいい」と思いませんか?

以上の2つをクリアした上で、「ドレスとカジュアルのバランス」をTPOに合わせて変えていくと、あっという間にオシャレ上級者になれます。例えば、【ドレス7:カジュアル3】や【ドレス9:カジュアル1】のように調整してみましょう。より具体的な理論を知りたい方は、ぜひ私の書籍やYouTubeをご覧くださいね。



©KAYO SEKIGUCHI

MB(エムビー)

ファッションプロデューサー/作家。 ユニクロをはじめとするファストファッションを対象にした論理的な「お金を使わない着こなし法」が注目を集め、書籍、ブログ、メルマガ、YouTubeなど、さまざまな媒体で情報を発信。書籍『最速でおしゃれに見せる方法』や漫画『服を着るならこんなふうに』など、書籍の発行部数は累計200万部を突破し、有料メルマガは配信メディア「まぐまぐ!」にて個人配信者として1位をマークしている。

「最速でおしゃれに見せる方法」https://www.amazon.co.jp/dp/B01M2CGWBV

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Illustration : Masashi Ashikari

Edit : Yu Sakamoto

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