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新緑の東京で楽しむ建築とアート散策|休日カルチャーガイド

鹿島KIビル ©東京建築祭

知的好奇心を刺激するイベントをBRUDER編集部がセレクト。新緑が心地よい季節、東京の街歩きに建築やアートを組み合わせてみてはいかがでしょうか。休日の散策に取り入れたい見どころを紹介します。

朝倉彫塑館

朝倉彫塑館 屋上庭園

屋上庭園から谷中の街を一望する

下町散策を楽しむなら谷中にある朝倉彫塑館がおすすめ。彫刻家・朝倉文夫の自宅兼アトリエを美術館として公開しており、鉄筋コンクリート造のアトリエ棟と木造から成る建築には、随所にこだわりの建具や意匠が見られる。なかでも谷中の街を一望できる屋上庭園は、朝倉独自の教育論に基づいて造られたもの。植物の世話を通して土に親しみ、自然観照の目を養うことや、触覚をはじめとする感覚を研ぎ澄ませることを目的としている。現在は「朝倉文夫の意外な仕事3」が6月3日(水)まで開催中。なお、6月5日(金)からは外壁塗装工事に伴い、当面の間、屋上庭園を閉鎖予定のため、建築探訪を楽しむなら工事前がおすすめ。

東京建築祭 2026

カナダ大使館 ©東京建築祭

建築好き必見!東京の多彩な建築をめぐるイベントが開催

東京都内に点在する近代から現代の多彩な建築を巡り、つくるひと、使うひと、守り継ぐひとの思いに触れながら学べるイベント。全国的にも珍しい本格的なロマネスク様式の「丸石ビルディング」(日本橋)や、屋上に設けられた望楼が特徴で登録有形文化財に指定されている「広尾小学校」(渋谷)の特別公開も予定されている。会期中は建物公開やツアー、講座など、建築をより深く知るプログラムが満載。初夏の爽やかな空の下、散策をしながら建築探訪はいかが?

大川春雪「炭をいける」

左:《炭をいける®》(2016年) 中央:《炭をいける®》(2017年)撮影:田畑信之 右:《炭をいける® AS YOU LIKE! Series》

炎と植物が織りなす、幻想的なモノクロームの世界

オーストラリアに⾃⽣する植物バンクシアとの出会いをきっかけに、独⾃の⼿法「炭をいける®︎」による作品を発表している、いけばな作家、大川春雪。⼭⽕事の熱や炎の刺激を受けると種⼦を⾶ばし、灰と化した⼤地に発芽するバンクシア。その壮⼤な⽣命の営みからインスピレーションを受け、炭化させた植物=炭をいけることを思いついたという。⾃らがいけばなとして扱った花材を炭化させ、再び命を吹き込んだ炭化植物による作品は、⾒るものを幻想的なモノクロームの世界へと誘う。

大ゴッホ展 夜のカフェテラス

フィンセント・ファン・ゴッホ《夜のカフェテラス(フォルム広場)》1888年9月16日頃、油彩/カンヴァス、80.7×65.3cm クレラー=ミュラー美術館
© Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink

ファン・ゴッホの傑作《夜のカフェテラス(フォルム広場)》が約20年ぶりに来日!

世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。わずか10年ほどの活動期間に描いた傑作のひとつ、《夜のカフェテラス(フォルム広場)》はアルルに実在するカフェがモチーフ。夜の青とガス灯の黄色が織りなす鮮烈な色彩対比が魅力で、星空をテーマに描いた初期の作品としても必見。夜の表現に黒を使わない革新的な試みは、ファン・ゴッホの創造力を象徴しているようだ。展示作品のうち《夜のカフェテラス(フォルム広場)》と《バラとシャクヤク》は、条件付きで写真撮影とSNSへの投稿が可能なのもうれしい。

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