デジタルな時代になってもなお、本物を知るゴルファーなら腕時計こそがセンス、肩書き、人となりをあらわす最強のアイテムだと知っているだろう。時計を所有し、それを活用する悦びを知るからこそ価値がある。時計企画第一回目「ゴルフ灼けした腕に映える!白時計厳選3本」では、白い時計にフォーカス。レトロ顔ホワイト、ホワイト×スケルトン、フルホワイトと白時計の種類も様々、ゴルフ灼けした腕に似合う時計を紹介したい。

白い時計が優雅な時間を作る

「白」という色には、特別な価値がある。純粋、潔白、無垢を意味し、多くの文化で神聖な色とされている。当然だがラグジュアリーな業界でも白は特別視され、ホワイトレザーの家具やバッグ、そして白いファッションアイテムなどは、純白色を維持できるだけの丁寧さと財力を持った人物をさりげなくアピールできる。つまり、高貴な色を日常的に使えるということは、とても優雅なことだ。

そんな“白”が、時計業界でもトレンドカラーになっている。そもそも高級時計は、重厚感と神秘性を持った“黒”や華やかな“金”がベースカラーになっているが、時計をファッションアクセサリーとして楽しむ人が増えるにしたがって、高級感と神秘性を兼ね備えた“白”が注目を浴びつつある。

ラグジュアリーでありながら、軽やかな印象をもつ白時計は、もはや夏だけのアイテムではない。差別化できて、存在感もあり、オーナーよりも前に出すぎない佇まいが白い時計の必須条件。年中ゴルフを愛し、楽しむブルーダーたちの日焼けした肌にフィットし、カジュアルな装いを見事に格上げしてくれる白時計の魅力を存分にお伝えしよう。今年の冬、白いタートルにとどまらず、白いダッフルコート、白いボトムスに。厳選された白い時計合わせれば、その相乗効果は想像以上だ。

01_HUBLOT_SKELETON×WHITE

BRAND : ウブロ / MODEL : ビッグ・バン ウニコ ブラック&ホワイト / SPEC : 自動巻き、Tiケース、ケース径45mm、10気圧防水。204万円 (ウブロ TEL.03-3263-9566)

構造美を生かしたスケルトンウォッチ

2005年に衝撃なデビューを果たしたウブロ「ビッグ・バン」。前例に捕らわれない創造性は、フュージョン(融合)というコンセプトから導き出され、素材やデザイン、そしてカラーリングなど、様々な要素を融合した時計で、業界を席巻した。それから12年たった現在も、その勢いは健在。むしろ表現力は巧みになるというのが凄い。

このモデルはホワイトスケルトンのダイヤルからムーブメントを覗くことができ、ただでさえ軽やかな印象の白い時計を、さらに軽やかに見せている。

ストラップにもホワイトのアリゲーターレザーを使用しているが、ラバーストラップと組み合わせているため革が痛みにくく通年で使用できるというのも知ってもらいたいポイント。これなら南国へのゴルフトリップにも最適。

ウブロは人気ブランドだが、既にお持ちの方も多いはず。そんな中、他人の腕元と差別化できるスケルトン×ホワイトのウブロは大人の余裕をみせつける2本目、3本目のウブロとしてもってこいのモデルと言える。

ムーブメントにも自信あり

搭載されるムーブメントは、自社開発・製造の「ウニコ」。クロノグラフ機構をダイヤル側に配置するという特殊な設計になっていて、プッシュボタンを押すたびに6時位置にある「コラムホイール」というパーツが回転する様子が見える。さらにはケースバックもスケルトン加工を施されており、自慢のメカニズムを堪能できる。

特長的な構造美

「ビッグ・バン」では、繊細なムーブメントを収めるインナーケースを上下から別素材で挟み込むマルチレイヤー構造を採用。こうすることで、それぞれの素材の特性を活かしながら、独創的なスタイルが生まれる。しかも素材の色を変えるとコントラストが生まれ、サイドビューの迫力が増すのも面白い。このモデルの場合は、間に“黒”を挟み込むことで、ビッグ・バンが作り上げてきた独特の構造美を強調している。

02_VACHERON CONSTANTIN_RETROSPECTIVE WHITE

BRAND : ヴァシュロン・コンスタンタン / MODEL : オーヴァーシーズ・クロノグラフ / SPEC : 自動巻き、SSケース、ケース径42.5mm。 327万5000円 (ヴァシュロン・コンスタンタン TEL.0120-63-1755)

まだその悦びが知られていない、
ラグジュアリースポーツの元祖的存在

ドレスウォッチのようなディテールと、スポーツウォッチ級の機能性も兼ね備えるラグジュアリースポーツウォッチ(通称ラグスポ時計)は、カジュアルにもドレスアップにもフィットする人気の時計カテゴリー。

中でも人気を集める「オーヴァーシーズ」は、1977年に誕生した幻の限定モデル「222」をベースに、96年から「オーヴァーシーズ」コレクションとしてスタートした。若干のリニューアルを重ねながら現代へと受け継がれてきた歴史あるコレクションなので、程よいレトロな雰囲気も魅力。

2016年からスタートした第三世代では、メタルブレスレットに加えて、アリゲーターストラップやラバーストラップも付属しますが、「インターチェンジャブル」と命名されたシステムのおかげで道具を必要とせず素早い交換が可能で雰囲気が、がらりと変わる。時計好きならTPOに合わせて時計を使い分けたいけど、海外旅行に複数の時計を持ってくのはちょっと危ない。そういう場合でも、シーンごとに変化できる「オーヴァーシーズ」だったら、重宝すること間違い無し。ラグスポといえば、人気モデルを持っていれば間違いない! と思っている安易な時計好きとは、一線を画す知識を備えた袖口がうみだせるのも特徴だ。

時計の裏側にも
こだわりが潜んでいる

1:搭載するムーブメントは、自社製造のCal.5200。オーヴァーシーズという名に合わせて、自動巻きローターのデザインは羅針盤をイメージ。連続駆動時間は約52時間。軟鉄製のインナーケースを備えており、耐磁性能も高い。ケースの厚みは13.7mm。自動巻き式クロノグラフであることを考えると、かなりコンパクト。手元がスッキリ見えるのも嬉しい。

2:ストラップの交換に道具は不要。ケース裏側に見える小さな爪を操作するだけで、簡単に着脱できる。しかも、Dバックル側も付け替えられるので、シーンに合わせた使い分けが可能。

連綿とつながる
オーヴァーシーズの歴史

1977:創業222年を迎えた1977年に誕生した「222」。このSSモデルは世界限定500本。それ以外にゴールドケースやコンビモデルも存在していた。自動巻き、120m防水。

1996:「222」からインスピレーションを受け、96年から「オーヴァーシーズ」コレクションがスタート。アイコニックなベゼルはこの時に完成した。自動巻き、150m防水。

2004:2004年にリニューアルされ、よりシャープな印象に。12時位置の大型カレンダーも特長。自動巻き、150m防水。

2016:16年から始まった第三世代。ベゼルのデザインは、8葉から6葉に変更された。

03_EDOX_FULL WHITE

BRAND : エドックス / MODEL : クロノオフショア1 / SPEC : 自動巻き、SSケース、ケース径45mm。写真左:39万円 写真右:37万円 (GMインターナショナル TEL.03-5828-9080)

海、ゴルフ場、街を制覇する
フルホワイトウォッチ!

数々の水上系エクストリームスポーツの公式計時を担当してきた「エドックス」は133年の歴史をもつ、スイスでも数少ない独立系時計ブランドだ。数あるモデルのなかでも、タフネスとスポーティさを両立させたダイバーズクロノグラフが特に有名。旗艦モデルである「クロノオフショア1」は、衝撃が加わりやすいベゼル部分にセラミック素材を使用しているのですが、ここをホワイトセラミックに変更し、さらにダイヤルやストラップも白という“オールホワイト”でまとめた結果、さらに存在感がアップ。

しかもこのインパクトをいつでも楽しめるように、エドックスでは、ラバーストラップの通常仕様に加えて、レザーストラップへ付替え(別売)できるのもポイント。これは“街ダイバーズ”と呼ばれるリッチでラグジュアリーな注目のスタイルだ。また、昨今のトレンドであるネイビー×白の着こなしもこれ一本で簡単にこなすことができるから便利。

堅牢な仕様、500M防水というオーヴァースペック感、強インパクトなデザイン、他ブランドが真似のできない133年といった歴史は、まさに価格を超えた価値を持つ時計そのもの。ようするにエドックスの時計を所有する=審美眼の高さをあらわすことになる。富裕層が充要する白時計のこなしを、若くして実践することができるというのもエドックスの魅力。

白の美しさを極めた素材使い

硬度が高く、傷がつきにくいセラミックを、衝撃が加わりやすいベゼル部分に使用。素材特有の光沢感が鮮烈な美しさに。500m防水の本格ダイバーズウォッチながら、ベゼル部分にあえて数字や目盛りを入れないことで、白の美しさを強調。同時に洗練された雰囲気を作り上げる手法も見事だ。ラバーストラップの造作にも凝っており、スタッズ加工を取り入れることでさらにインパクトのあるビジュアルに。

本気度を示すさりげないメカニズム

ダイバーズウォッチの標準スペックは200m防水。一般ダイバーであれば十分な性能だが、「クロノオフショア1」は、500m防水を実現。これはプロの潜水士が使用するハイスペックダイバーズウォッチ級の能力を持つ。そのためケースサイドには、飽和潜水という特殊な潜水方式に対応するヘリウムガスエスケーブバルブが備わっており、過酷な環境で使用しても故障するほぼないといえる。一般ユーザーが使いこなせるレベルではないが、本気の機構が搭載されているのは頼もしい。

  • Text : Tetsuo Shinoda
  • Photographer : Mitsugu Sakai【REP ONE】
  • Direction : Keiichi Moritani

問い合わせ先

ウブロ
TEL.03-3263-9566http://www.hublot.com/ja/

ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL.0120-63-1755http://www.vacheron-constantin.com/

エドックス GMインターナショナル
TEL.03-5828-9080http://www.edox.jp/

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