BRUDER

メニュー 検索する
閉じる

1針の先に広がる250年 ブレゲが継ぐ時間の哲学「クラシック スースクリプション 2025」

どんな分野にも、その歴史を塗り替える“稀代の天才”が存在する。時計の世界におけるそれが、「時計の歴史を200年早めた」と語り継がれるアブラアン−ルイ・ブレゲだ。

<関連記事>モード系スポーツウォッチの名作 ディオール「シフル ルージュ」

1747年にスイスのヌーシャテルで生まれ、15歳でパリへ。1775年、パリ・シテ島に自身の工房を構えた。以来、自動巻き、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン。現代でも高度な技術とされる複雑機構の原型を次々と発明・改良し、王侯貴族を魅了した。マリー・アントワネットやナポレオンも、彼の顧客だった。

そんなブレゲが自身のブランドを立ち上げてから、2025年でちょうど250周年を迎えたことを記念し、歴史をオマージュする特別な記念モデルが発表された。その第一弾として登場したのがブレゲ「クラシック スースクリプション 2025」だ。

「スースクリプション」とは、フランス語で“予約”を意味する。1797年、顧客から価格の4分の1を前払いで受け取り製造を始めるという、ブレゲ自身が考案した販売スタイルのもとで誕生した。1798年から1810年にかけて約700個が製造されたという記録が残っており、一点ものが常識だった時代に、量産への扉を開いた先駆け的存在。それが1本針の懐中時計「スースクリプション」だった。

その意匠、コンセプト、精神をディテールまで受け継ぎながら、現代の腕時計として蘇らせたのが本作だ。ムーブメントは、当時の設計思想を反映させつつ新たに開発。ケースには、ブレゲが独自に開発した新素材「ブレゲゴールド」を採用。ケース裏からは、美しいムーブメントをのぞくことができる。

1本針、5分刻み、表示精度は±2分。それは、現代の“タイパ至上主義”に対する静かなアンチテーゼでもある。スマートフォンやスマートウォッチでいつでも正確な時間がわかる今だからこそ、「もっとゆったりと時間と付き合ってはどうか?」というブレゲからの提案が、この時計には込められている。

週末くらい、ゆっくり時を味わいたい。そんな気分に寄り添ってくれる、250年の記憶と哲学を宿した一本だ。

BREGUET / ブレゲ
250周年記念モデル「クラシック スースクリプション 2025」 735万9000円 (税込) 

SPEC
  • ケース径:40 ㎜
  • ケース厚:10.8 mm、ムーブメント:手巻き(Cal. VS00)、素材:18Kブレゲゴールドケース/アリゲーターストラップ、 防水性能:3気圧

お問い合わせ先

  • ブレゲ ブティック銀座:TEL : 03-6254-7211

Text : Yasuhito Shibuya

閉じる