カジュアルスタイルに最適な一本　ハミルトン「カーキフィールドクォーツ」

山登りやトレッキング、ハイキングやキャンプにぴったりの腕時計といえばフィールドウォッチ。アメリカで生まれた名門時計ブランドのハミルトンは、その代名詞的な存在に位置づけられる。今回は、レザーストラップやファブリックストラップのシンプルなウォッチの定番「カーキフィールド」を紹介する。

1892年にアメリカの東海岸に面するペンシルべニア州のランカスターで創業したハミルトン。創業期には高精度な鉄道用の懐中時計で不動の評価を確立したことは時計愛好家の間ではよく知られている。

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20世紀に入ると、2度の世界大戦でアメリカ軍にさまざまな軍用時計を供給。船舶用の「マリンクロノメーター」もその中にある。そして最も有名なのが、多くの兵士たちに愛用されたカーキフィールドだ。視認性を追求しムダを削ぎ落としたシンプルなデザインと、過酷な環境でも確実に時を刻む堅牢性で高い評価を獲得。このジャンルで世界的な定番として愛され続けている。

蓄光塗料をしっかりと塗ったアラビア数字インデックスに太めの時分針を備えた文字盤は、とにかく時刻が読み取りやすく飽きが来ない。3針のシンプルモデルは、ケース直径33㎜から37㎜、38㎜、40㎜、41㎜、42㎜とさまざまなサイズが選べ、その中には同じ容積ならSS（ステンレススチール）よりも約2/3の重さで軽いチタンケースモデルや、エイジングで味わい深くなるブロンズケースモデルもある。また、メタルブレスレットモデルやレザーストラップモデルに加えて、ミリタリー感たっぷりで人気のファブリック製NATOストラップモデルもラインアップされている。

この秋におすすめしたい新作がケース直径33㎜と38㎜というスモールサイズのクォーツモデルだ。機械式の味わいも捨てがたいが、電池寿命の範囲なら止まることへの心配がないので、使いやすさは抜群。機械式よりもずっとお手頃な価格もうれしい。まだミリタリーテイストのフィールドウォッチが手元にないという方は、カジュアルスタイルのアクセントに、ぜひ一本手に入れてみては。