どんなにSUVがもてはやされても、フォーマルでありながらスポーティでもあるセダンとゴルファーは切っても切れない縁で結ばれている。最新のインテリジェントドライブ技術が満載になっているスカイラインは、ゴルファーの理想が詰め込まれた1台といえる。当代きっての美人プロゴルファーが、最新セダンの核心に触れてみた。
自動車の世界は日々進化している。巷では「自動運転はすぐそこまで来ている」などと言われているが、もう「来てしまっている!」クルマもあるのだ。「プロパイロット2.0」により日本車として初のハンズオフドライブを可能にした日産スカイラインである。
今回日産スカイラインの「手放し」ドライブを体験してくれるのは美人プロゴルファーとして知られる森美穂プロだ。
平成生まれの森美穂プロは「クルマといえばSUV」という今どきの感覚の持ち主。このため最初日産スカイラインとのファーストコンタクトはセダン特有の低めのドライビングポジションに慣れるところからはじまった。
「スカイラインはもちろん知っていました。イメージですか? うーん、速いクルマ!でもこのクルマの色はしっとりしたオトナのためのクルマっていう感じですね」
今回用意したスカイラインはGT Type SP、ハイブリッドの最上級モデル、ボディカラーはインペリアルアンバーと呼ばれる深い実のあるブラウンである。3.5ℓのV6エンジンと電気モーターによるハイブリッドにより、システム最高出力は364psにも達しているので「速いクルマ!」は大正解といえる。
「包み込んでくるようなかたちのシートやドライビングポジションはスポーティな印象ですけど、黒いレザーでまとめられたインテリアはスポーティというよりエレガントな雰囲気の方が勝っていますね。タッチパネル式の操作系の表示も大きくてわかりやすいです」
でもこの4ドアセダンの魅力は視覚的な印象だけには留まらない。ナビ連動によるインテリジェント高速道路ルート走行と、同一車線内でのハンズオフドライブを世界で初めて同時に実現しているのである。
「え、このクルマ、手放しで走ることができるんですか? 本当に? 近い将来はそういうことになるんだろうなぁとは思っていましたけど……」と半信半疑な森美穂プロ。
説明だけではわかりにくいので、都心から千葉県の富里ゴルフ倶楽部までのドライブで、日産スカイラインに凝縮された最先端の技術を体感してもらうことにした。
ナビで富里ゴルフ倶楽部を目的地として設定し、都心からスタートする。ハイブリッドモデルらしい静寂な加速とともに、森美穂プロは日産スカイラインを颯爽と走らせた。
「運転は大好きですよ。ゴルフの時はもちろんですが、どこに行くにもクルマで行くことが多いです。ひとりでいる時間とか空間とか、クルマの中にいると落ち着くんですよ。好きな音楽が流れているとゴルフ場に着いてからしばらく車内にいたりすることもあるくらいなので」
首都高速への合流では、V6エンジンらしい力強いサウンドが響き、最新のスカイラインの速さの片鱗が伺えた。
「スカイラインはSUVと違ってドライビングポジションが低いので、乗っていてとても安定感があります。あとスピードがすごく良く伸びる感じで、見た目通りにスポーティ。ステアリングの操作にもキビキビと反応してくれるので、走らせていて楽しいクルマですね」
朝の空いた首都高速を抜け、森美穂プロがドライブする日産スカイラインは京葉道路を経由して東関東自動車道に合流する。そこでプロパイロット2.0を試してもらうことにした。
使い方は簡単だ。ステアリング上の右側にある青いマークのスイッチを押してプロパイロット2.0をオンにし、SETボタンを押すとクルーズ走行がはじまる。
普段からACC(アダプティブクルーズコントロール)を使うことが多いという森美穂プロだが、ドライブしている最中にステアリングから手を放してみるのは初めてだという。ハンズオフが可能な状態になり、最初は手を放したり戻したりして具合を確認していたが、すぐに慣れて完全なハンズオフでのドライブを楽しみ始めた。
「うわー、すごいですね。最初はちょっとドキドキしましたけど、ちゃんと車線の真ん中をキープしてくれているし、カーブではスピードもコントロールしてくれている。クルマが周囲の状況をちゃんと把握しているというのもわかります。これなら運転を任せられますね!」と興奮気味の森美穂プロ。
「プロパイロットの機能はゴルフ場からの帰り道に重宝しますね。私、朝はさわやかな曲を聴きながら積極的にドライビングを楽しみたい派なんですよ。でもラウンドした後は『誰か運転してー』ってなることが多い。このスカイラインは自分でドライブする楽しみもちゃんとあるけど、人に運転してもらうような楽ちんな能力もある」
スカイラインが装備するダイレクトアダプティブステアリングは、高速道路では直進性を重視し、一方ワインディングではシャープなステアリングフィールがドライビングの楽しさを倍増させてくれる。
「乗り心地もしっとりしてとてもいいんですけど、このクルマはオーディオの音もすごく上質な感じがします。気に入っちゃいました。あ、BOSEのスピーカーが付いている(BOSE® Performance Seriesサウンドシステムはメーカーオプション)」。
プロパイロット2.0を作動させている際、メーターパネル内には現在の走行状況がわかるアドバンスド ドライブアシスト ディスプレイが表示されている。さらにフロントガラスに映るヘッドアップディスプレイにも先行車を捉えている様子やハンドル支援の作動状況が表示されており安心感も高い。
すっかりプロパイロット2.0のドライブに慣れてきた森美穂プロは、車線変更支援の機能もしっかりチェックしていた。
富里ゴルフ倶楽部のエントランスで、日産スカイラインをまじまじと眺める森美穂プロ。小一時間のドライブですっかりこのクルマに対する印象が変わってしまったようだ。
「見た目は伝統的なオトナの4ドアセダンという感じでしたけど、性能的にはめいっぱい新しいんですね。あとセダンはSUVに比べてトランクスペースが狭いというイメージがずっとあったんですけど、スカイラインはその点も合格でしたね。ゴルフバッグを真横にしてすっきりと載せられる」
日産スカイラインのトランクルームは、見た目よりも内部が広げられている印象で、9インチのゴルフバッグなら横方向に4個搭載が可能だ。トーナメントバッグ2本とボストンバッグ等を余裕で積むことができる。スタイリングはギュッと引き締まった印象の日産スカイラインだが、ゴルファーへの配慮も抜かりないのである。
「やっぱりセダンは落ち着いたオトナの雰囲気とか高級感があって、ゴルフ場の雰囲気に似合いますね。私はあまり多くの人を載せるシチュエーションってないんですが、4ドアセダンのスタイルはバランスがいいし、あとスカイラインのスタイリングって、よく見るととっても筋肉質な感じがしてカッコイイと思いました。ハイブリッドで静かに走れるというのも、早朝にエンジンを掛けるときとか、ゴルフ場のエントランスではポイントが高いです。今まで4ドアセダンに抱いてきたイメージが、このスカイラインに試乗したことで大きく変わりましたね」
SUVの躍進により少し影が薄くなった感のあるセダンだが、日産の伝統的な1台であるスカイラインは着実に進化している。元来のスポーティな個性に加え、インテリジェント高速道路ルート走行とハンズオフを同時に導入するという世界初の機能によって自動車のテクノロジーを牽引する存在でもあるのだ。
究極のセダンは時にゴルファーを奮い立たせ、時にやさしく包み込んでくれる日産スカイラインには全てのゴルファーの要求を満たすことができる1台なのである。
- NISSAN SKYLINE GT Type SP (HYBRID) 2WD
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- 車両本体価格 | 6,160,000円(税込)
- ボディサイズ | 全長4,810mm×全幅1,820mm×全高1,440mm
- ホイールベース | 2,850mm
- エンジン | DOHC V型6気筒+ハイブリッド
- 排気量|3,498cc
- 最高出力 | 225ps(306kw)/6,800rpm+68ps(50kw)モーター
- 最大トルク | 350Nm(35.7kgm)/5,000rpm
- 駆動方式 | 後輪駆動
- 燃料消費率 | 14.4km/ℓ
- COOPERATION協力
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- 取材協力
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冨里ゴルフ倶楽部(千葉県)
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