BRUDER

メニュー 検索する
閉じる

アジア最大級のアートブックフェアやVR作品による文化財鑑賞 ほか|休日カルチャーガイド

Marchette / TOKYO ART BOOK FAIR 2025 

知的好奇心を刺激し感性を磨く、今注目のイベント・展覧会等をBRUDER編集部がセレクト。暮らしに豊かなひとときをもたらし、ラウンドの合間に話したくなるような情報をご紹介します。

TOKYO ART BOOK FAIR 2025

アジアで最大規模のアートブックフェアが今年も開催

個性豊かなアートブック、カタログ、ZINEなどを発行するアーティストや出版社が一堂に集結するブックフェアが今年も開催。先進的なブックメイキングを続けるクリエイターによるブースのほか、エキシビション、トークなど魅力的な企画が盛りだくさん。会場の外にはキッチンカーが並び、コーヒーやワインを片手に買ったばかりのアートブックを読んだり、買い物途中の小腹を満たしたり、自由に過ごせるスペースも充実。休憩を挟みながら広い会場を思う存分楽しめる。

歌川広景 お笑い江戸名所

左)江戸名所道戯尽 十四 芝赤羽はしの雪中
右)江戸名所道戯尽 廿二 御蔵前の雪

笑いのハプニング満載、幕末の江戸を舞台にした「お笑い江戸名所」

歌川広重の門人でありながら、活動期間がわずか3年弱と短く、研究者の間でもあまり知られていない無名の絵師、歌川広景(うたがわひろかげ)。同美術館のSNSがきっかけで、そのユーモア溢れる世界に注目が集まっている。会場では、SNSで話題となった広景の代表作「江戸名所道戯尽」全50点を一挙公開中。幕末の江戸を舞台にした「お笑い江戸名所」とも言えるこのシリーズでは、野良犬に魚を盗まれたり、蕎麦を頭からかぶったり、タヌキやキツネに化かされたりと、江戸っ子たちの日常に起きた笑いのハプニングが満載。浮世絵の初心者でも気軽に楽しめる作品ばかり。

Osaka Directory 10 Supported by RICHARD MILLE 金 光男

金光男 本展のための参考画像 2025年

関西ゆかりの注目の若手作家による展覧会

蝋(パラフィン)とシルクスクリーンプリントを用いた手法で、繊細な作品を発表している金光男(きむみつお)。展覧会では、弦の上を滑らせて音を奏でるギターのスライド奏法にも着目。蝋の滑らかな変化や、音階を自由に行き来するスライドギターの音色は、複数の場所やアイデンティティの間で揺れ動く人間の在り方にも重なり、「越境」する人々の生き方のようにも感じられる。

VR作品 『興福寺 国宝 阿修羅像』

VR作品『興福寺 国宝 阿修羅像』より
総監修:法相宗大本山興福寺 監修:金子啓明・鈴木嘉吉 製作・著作:株式会社朝日新聞社・TOPPAN株式会社

国宝 阿修羅像をテーマとしたVR作品が待望の再演

VRによる文化財の新しい鑑賞方法を体験できる施設「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で、国宝の阿修羅像をテーマとしたVR作品が上演中。誕生に秘められた物語や、幾度もの火災を乗り越え、人々によって護り伝えられてきた歴史を紹介するとともに、今もなお、見るものを魅了し続ける繊細で複雑な表情に込められた想いに迫る。超高精細4Kプロジェクタと300インチの迫力あるスクリーンが、実際には近づけない視点や距離からの鑑賞を実現。バーチャルリアリティによる時空を超える体験ができそうだ。



<関連記事> アワード受賞のイルミネーションや圧巻の花火ミュージカルほか【名古屋編】|ホリデーシーズン特集

Text : Akemi Kaneko

Edit : Yu Sakamoto

閉じる