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威勢のいい掛け声が響く江戸三大酉の市やアメリカンフードフェスほか|休日カルチャーガイド

知的好奇心を刺激し感性を磨く、今注目のイベント・展覧会等をBRUDER編集部がセレクト。暮らしに豊かなひとときをもたらし、ラウンドの合間に話したくなるような情報をご紹介します。(毎週火曜日更新)

花園神社 大酉祭

江戸三大酉の市のひとつ、新宿の花園神社の大酉祭

開運、授福、除災、商売繁盛を祈願する11月の風物詩「酉の市」。徳川家康の江戸開府以前から、新宿の総鎮守として信仰を集める花園神社の酉の市は、「江戸三大酉の市」のひとつに数えられている。威勢のいい掛け声と手締めが鳴り響き、手に入れた熊手を高く掲げた人々の往来で賑わう様子は壮観。食べると一年を無病息災で過ごせるといわれている名物の縁起菓子「切り山椒」も合わせて楽しみたい。

ALL AMERICAN FOOD FESTIVAL ʼ25

アメリカンフードの人気店が横浜赤レンガ倉庫に集結

食べ応え満点のアメリカンフードが味わえるイベントが横浜赤レンガ倉庫で開催。極粗挽きビーフ100%の自家製パティと国産小麦を使用したバンズが人気の「Chronic Burger(クロニックバーガー)」や長野の豊かな自然に育まれた食材と自家製ソースの組み合わせに定評のある「THIS IS B(ディス イズ ビー)」など、注目のショップが出店予定。会場に隣接するイベント広場・赤レンガパークでは「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL ’25」が同時開催。アメリカンフード&ドリンクを片手に、迫力満点のBMXやブレイキンなどを観戦できる。

永青文庫 近代日本画の粋 ―あの猫が帰って来る!―

重要文化財 菱田春草「落葉」(右隻部分)明治42年(1909)永青文庫(熊本県立美術館寄託)【後期展示】

重要文化財、菱田春草の傑作「落葉」などが一般公開

肥後熊本54 万石を治めた細川家の下屋敷跡にある、東京で唯一の大名家の美術館・永青文庫。設立者の細川護立が蒐集した近代日本画コレクションの中から、「落葉」など同館が所蔵する菱田春草(ひしだしゅんそう)作品全4点が二会期に分けて公開されている。そのほか、横山大観、下村観山、鏑木清方、小林古径、安田靫彦といった名だたる日本画家たちの作品も一堂に鑑賞できる。都心にいることを忘れてしまう、自然豊かな庭も必見。

磯崎新:群島としての建築

《水戸芸術館》1990年竣工、展示風景「Arata Isozaki: In Formation」2023年 Courtesy of Power Station of Art, Shanghai

20世紀を代表する建築家、磯崎新の大規模回顧展

建築プロジェクトや都市計画にとどまらず、思想、美術、文化論や批評分野においても卓越した地位を確立し、2019年には建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した磯崎新。没後、国内では初となる本展覧会では、作品模型、スケッチ、インスタレーション、絵画、映像などの様々なメディアを通して、その思考の軌跡を辿っている。異なる領域を横断しながら活動を展開した、磯崎の高度で洗練された文化的・思想的活動に触れることができる貴重な機会だ。



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Text : Akemi Kaneko

Edit : Yu Sakamoto

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