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「ゴースト」がテーマ 見えないものをめぐるアートイベントほか|休日カルチャーガイド

岩根愛《Shosuke Nihei, Kailua Camp—Maui, Hawaii》〈KIPUKA〉シリーズより 2016年 ©Ai Iwane, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

知的好奇心を刺激し感性を磨く、今注目のイベント・展覧会等をBRUDER編集部がセレクト。暮らしに豊かなひとときをもたらし、ラウンドの合間に話したくなるような情報をご紹介します。(毎週火曜日更新)

すみだパークシネマフェスティバル 2025

「まちと共に歩む映画祭」をコンセプトに、多彩なプログラムが楽しめる野外映画祭。目の前にスカイツリーを望む会場では、墨田区内外で営業・活動する約70店舗が集まり、バラエティ豊かなマーケットが広がる。上映前後には、世界各地の料理やスポーツの体験なども楽しめる。浅草駅やとうきょうスカイツリー駅から徒歩10分でアクセスできるので、秋の下町散策を兼ねて訪れるのもおすすめ。

デザインの仮説と仮設 廣村正彰+

字と美 photo: 大井川茂兵衛 Hi-Bush

グラフィックデザインを軸に、ビジュアルアイデンティティやサイン計画、 ブランディングなどを幅広く手掛ける廣村正彰の展覧会。会場では、廣村の考えるデザインの「仮説」と「仮設」を、実験的なスタディと実際のプロジェクトを通して紹介。 学校や商業施設、工場、美術館、路上など、場所に応じた約30の事例からは、物と情報があふれる現代社会において、人の意識や心に働きかけるデザインの存在意義と可能性について思考を巡らせることができる。

宮永愛子個展「万寿の園」

Photo by Ryo Yoshiya 写真提供:Gallery & Restaurant 舞台裏 ©︎MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、移ろいゆく時間を繊細な手法で可視化する作品で注目される現代美術家・宮永愛子による個展。今回は、麻布台ヒルズ前のポストに記載された「万寿園前」という地名から着想を得て、周辺地域の歴史をリサーチし、現在につながる街の変化を反映した作品を展示。会場の「Gallery & Restaurant 舞台裏」は、ギャラリーに飲食スペースを内包したユニークな空間。鑑賞後は食事を楽しみながら作品について語らうひとときを過ごすことができる。

ゴースト 見えないものが見えるとき

展示風景より、トニー・アウスラー《Obscura(Maebashi version)》

「ゴースト」をテーマに、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなどを通して、見えるもの・見えないものが生み出す謎めいた魅力を探る展覧会。人工知能(AI)や仮想現実(VR)などの仮想空間における人間と非人間の境界、戦争や政治的制圧によって引き起こされた大量破壊と殺戮による歴史や土地の亡霊など、作品に描き出された多様な隠喩としての「ゴースト(亡霊)」を通して、わたしたちを取り巻く世界の新たな存在に気づかされるかもしれない。



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Text : Akemi Kaneko

Edit : Yu Sakamoto

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