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アジア料理にもぜひ「ダンサー・イン・ザ・ピンク」 名ソムリエにワインの嗜み方を聞く

 

ゴルフにはラウンド後にお酒を片手に仲間と語らう「19番ホール」と呼ばれる習慣があります。アルコールとの付き合いはゴルファーでなくとも大人の嗜みのひとつでしょう。本コーナーでは今回も名ソムリエによるスペシャルレクチャ―。TBSのテレビドラマ『グランメゾン東京』でワインを選定、技術監修を担当された成澤亨太さんに、初夏の都内で行われた英国の新進気鋭ボトルと、ワインの嗜み方について教えていただきました。(協力/TRANSIT WINE FES’ 2025 Vol.7)

ワイン「ダンサー・イン・ザ・ピンク」

前回の「ルーモア・ハズ・イット」と同じつくり手、ブラックチョークからスティルワインをご紹介しましょう。ピノ・ノワール、ピノ・プレコス、ピノ・グリをブレンドしたロゼ。水どころで知られる、南部のイギリス海峡に面するハンプシャーのボトルです。

かつての大英帝国は、フランスなどの近隣国で生産されるワインビジネスの中核を担いましたが、国内にもワインづくりに適した地域が存在しました。フランスはもちろん、特に夏場も暑すぎず、厳しい冬が待つドイツよりも北に位置する冷涼な産地。そういった「クール・クライメート」と呼ばれるエリアは温暖化の進行により貴重になりつつあります。

このボトルもミネラル感ときれいな酸味に恵まれた、引き締まった味わいが特徴的。果実味が豊かなお酒は料理を選びがちですが、クリーンでピュアな味わいのワインはペアリングの懐が実に深い。和食やフレンチはもちろん、独特のスパイシーさがエスニック料理も引き立たせるでしょう。イチゴのパルフェなどデザートとの相性も抜群です。

合わせる料理を選ばない引き締まったロゼ

ワインの楽しみ方

ワインは数あるアルコールの中で、最も多くの国でつくられているお酒です。歴史も深く、世界中の人々との“共通言語”になりうる魅力があります。そもそも、ワインは食事あってのお酒だと私は考えています。ご自宅で味わう場合にも、そのボトル単体で美味しいかどうかとは別に、どんな料理と合うかを楽しんでいただきたい。

レストランでのワイン選びは、ソムリエに任せるべきだと断言しましょう。ご予算と、オーダーされた料理をお伝えください。決して、見栄を張ってはいけません。3000円でも、5000円でも、「このコースに合うものを」と言っていただければ、ソムリエはその価格帯で最も自信を持ってお勧めできるボトルをご提案します。

ソムリエ 成澤亨太さん

かつてバーテンダーだった私はワインに魅せられ、ソムリエに転身しました。レストランのおもてなしは、いわば団体戦。肉や魚、野菜などの生産者に始まり、素材を下処理するスタッフ、料理をするシェフ、皿を運ぶ給仕、ワインを注ぐソムリエと、それぞれが力を合わせてお客様と向き合います。

その結果、「おいしかった」「楽しかった」という、お客様の反応をいただけたときの満足感はひとりでは抱えきれないほどに大きい。ですからどうか、その日一番のボトルをワインリストから選ぶ責任を、ソムリエに預けていただきたいと思うのです。

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

<関連記事>噂によれば…イギリスのワインもウマいらしい「ルーモア・ハズ・イット」

COOPERATION

株式会社TRANSIT HOLDINGS ヘッドソムリエ 成澤亨太

Edit : Yoichi Katsuragawa

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