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噂によれば…イギリスのワインもウマいらしい「ルーモア・ハズ・イット」

 

ゴルフにはラウンド後にお酒を片手に仲間と語らう「19番ホール」と呼ばれる習慣があります。アルコールとの付き合いはゴルファーでなくとも大人の嗜みのひとつでしょう。連載は前回に引き続き、TBSのテレビドラマ『グランメゾン東京』でワインを選定、技術監修を担当されたソムリエ・成澤亨太さんによるスペシャルレクチャー。ゴルフ界が全英オープンに染まる季節に、イギリス(英国)のワインをご紹介いただきました。(協力/TRANSIT WINE FES’ 2025 Vol.7)

ワイン「ルーモア・ハズ・イット」

いまや世界中で行われるようになったワインづくりですが、イギリス(英国)のボトルって聞いたこと、ありますか? 確かに英国は、ワインの生産地として歴史が浅いことは否めません。ただし、かつての大英帝国の存在がなければ、ワインはこれほど多くの地域で愛されるお酒にはならなかったかもしれないのです。

フランスのボルドー地方も、英国領だった時代(12世紀の半ばから15世紀)がありました。英国はポルトガルやスペインといったワインの優良な生産国と関係を築いてきたため、わざわざ自国でつくる必要がなかったのです。その後、英国を拠点にしたワインビジネスは世界中に広がり、現在のワインテイスターの多くは英国人。ソムリエの権威である資格認定機関、コート・オブ・マスター・ソムリエもロンドンに拠点を置いています。

また、食後酒として知られる甘いポートワインは、ポルトガルワインを英国に輸入する際、熱による劣化を防ぐためにブランデーを加えて糖度を高くしたのが起源。シャンパンの製造過程の瓶内二次発酵は、ドン・ペリニヨンが発見したと言われていますが、英国人はそれ以前からシャンパーニュ地方から輸入したワインに泡が立つ様子に着目し、開発に励んでいました。

「シーッ」ウワサによれば…

そういった背景もあって、英国人はシャンパンが大好き。シャンパーニュ地方の様な石灰質の土壌も多く、自国で生産するスパークリングワインは全体の約7割に及びます。今回は残りの3割のスティルワインを紹介しましょう。

Rumor has itは日本語で「噂によれば…」。人差し指を立てて唇を抑える様子がエチケット(ラベル)に描かれています。「話によると、どうもイギリスにもおいしいワインがあるらしい」という暗示でしょうか。産地はロンドンの南東、ケント州。やはり石灰質の土壌に恵まれており、ミネラルが豊富なブドウ畑が広がっています。

ワインはやはり料理と一緒に楽しむもの。このボトルは和食とも相性が良く、特に味が繊細なお寿司の味わいも豊かになるはずです。コハダやシメサバといった光りもの、あるいは揚げ出し豆腐の様な料理もその味を引き立たせてくれるでしょう。

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

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COOPERATION

株式会社TRANSIT HOLDINGS ヘッドソムリエ 成澤亨太

Edit : Yoichi Katsuragawa

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