BRUDER

メニュー 検索する
閉じる

植物学者がつくったお酒 ジンを語るならまずは「ザ・ボタニスト」を

ゴルフには「19番ホール」と呼ばれる習慣が古くからあります。18ホールを回り終えた後、クラブハウスに併設されたバーで仲間たちとその日を振り返り、語らう時間は昔から欠かせないものでした。ゴルファーでなくとも、お酒との付き合いは大人の嗜みのひとつ。アルコールをテーマにした連載は3回目。東京・大手町のレストラン「THE UPPER」のバーテンダー川口竜治さんが今回はジンのボトルを紹介して下さいます。

ジン「ザ・ボタニスト」

クリスタルに輝く美しいボトルからあふれる華やかな香り。ゴルフの母国・スコットランドでは歴史的なウイスキーだけでなく、素晴らしいジンも多くつくられています。「ザ・ボタニスト」も生産者の思い入れが目いっぱい詰まった銘酒です。

そもそも、ジンとはどんなお酒でしょうか。ジントニックやマティーニといった、あらゆるカクテルのベースになるアルコールとしてご存じの方は多いでしょう。ジンはテキーラやウォッカなどと同じように穀物を蒸留したスピリッツのひとつ。ただし、香りづけの基本にジュニパーベリー(ヒノキ科の針葉樹・ジュニパーの実)を使ったものに限られます。

ジンは熟成期間が比較的短いものも多いため、お酒の中でも生産しやすく、植物由来の様々な成分(ボタニカル)で複雑な味を演出しやすいのが特徴です。ボトルによって、ハーブやラベンダー、コショウや山椒といった奇想天外な風味が味わえ、最近は世界でも、日本でもジン専門店が増えています。

おすすめはジンソーダ。ドライライムを添えて

ザ・ボタニストはその組み合わせに無類のこだわりがあります。世界中から集めた9種類の中心的なボタニカルに、生産拠点のブルックラディ蒸留所があるアイラ島原産の22種を加えました。ボタニストとは「植物学者」の意。何を隠そうボタニカルの選別、採取に尽力したのはリチャード、メイビスというアイラの学者夫婦だったのです。

“正統派の頂点”とも言えそうなこちらは、ジンソーダで香りを楽しんでいただきたい。割合は好みでいいでしょう。私はボタニストについては1:3(ジン30ml、ソーダ90ml)がベストかなと思います。本当なら1:2で飲みたいくらい! ちょっと強そうに感じますが、香り、口当たりともにそれほど滑らかなのです。一緒に過ごす方との楽しい会話を盛り上げるボトルとして推薦します。

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。

<関連記事>日本酒カスクはキケンな香り「シーバスリーガル 匠リザーブ 12年」

COOPERATION

「THE UPPER」バーテンダー 川口竜治

Edit : Yoichi Katsuragawa

閉じる