BRUDER

メニュー 検索する
閉じる

旅する写心~Shining Star

とかく自分と同じ年の選手の活躍というのは
気になるもの。
ベルンハルト・ランガーが
今年PGAチャンピオンシップツアー最終戦で、
67歳で優勝した。
ゴルフ後進国のドイツから
初めてメジャー優勝者が出たのは
1985年のマスターズだった。

翌86年、初めてワールドランキングが採用され
第一回目のランキングで
ランガーがトップに立った。
セベ・バレステロス、グレッグ・ノーマン、
ニック・ファルドら強豪がいる中で、
着実に力をつけ、
マスターズ2勝目を飾ったのが1993年だ。

今では垂涎の的である
スコッティ・キャメロンの削り出しパターを
最初に使ったのもランガーだ。
チャンピオンズツアーを主戦場としてからも
快進撃は続き、
ツアー唯一のグランドスラマーでもある。
67歳での優勝はとてつもない記録。
もっともっと彼の生き様を知るときかもしれない。

宮本 卓Taku Miyamoto

1957年、和歌山県生まれ。神奈川大学を経てアサヒゴルフ写真部入社。84年に独立し、フリーのゴルフカメラマンになる。87年より海外に活動の拠点を移し、メジャー大会取材だけでも100試合を数える。世界のゴルフ場の撮影にも力を入れており、2002年からPebble Beach Golf Links、2010年よりRiviera Country Clubほか、国内数々のオフィシャルフォトグラファーを務める。また、写真集に「美しきゴルフコースへの旅」「Dream of Riviera」、作家・伊集院静氏との共著で「夢のゴルフコースへ」シリーズ(小学館文庫)などがある。全米ゴルフ記者協会会員、世界ゴルフ殿堂選考委員。

閉じる