ロケットに使われてる素材?アレが8万円する理由って??

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KEY ITEMFUJIKURA DAYTONA SPEEDER

今、"地球上にある素材"で、最も飛ぶシャフト

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弟「ナイスショット! アレ?兄貴いつも以上に飛んでませんか?まさかそのシャフトって・・・。」
兄貴分「よく分かったな! フジクラから新しく発売した『デイトナ スピーダー』を使ってるんだ。今まで色んなシャフトを試してきたけど、このシャフトは完成度の高さでは抜群だな!」

弟「でも『デイトナ スピーダー』って8万円もするらしいですね。さすがに、ちょっと高くないですか」
兄貴分「値段だけしか見てないからそう思うんだよ。同じジュエルラインの『ダイヤモンド スピーダー』に使われていた高品質素材を使っていて、なおかつ、ロケットに使われている素材や、しなり戻りに強靭さがでる素材も加えているんだぞ。」

弟「高品質素材の全部乗せ! って感じですね。でも、クセの強い素材ばかり集めると収拾がつかなくなりそうな気が・・・。」
兄貴分「いいところに気づいたな。でも、『デイトナ スピーダー』は高級素材の『ボロン』を全長で使って、個性の強い素材をしなやかにまとめているんだ。俺のショットを見ただろ? これだけハードな素材でも打ちやすい。それが俺のいう完成度の高さってことなんだよ。」

弟「なるほど! 8万円の理由、納得しました!」

素材メーカーではないからこそ良いもの全てを取り入れられる

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 ゴルファーにとっては「シャフトメーカー・フジクラ」というイメージが強いが、藤倉ゴム工業は、ゴムと生地、金属など、異素材をコンポジットした製品を主に開発するメーカーだ。そんな観点からフジクラシャフトを見てみると、純粋にカーボンだけを使ったモデルがほとんどないことに気づく。例えば、「MCI」や「MCH」は金属とカーボンを複合する特許技術が採用されており、カーボンシャフトのデメリットを払拭したのだ。

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フジクラには、もう1つの特徴がある。それは、素材メーカーではないということ。つまり、メーカーの“縛り”がないため、最高品質の素材を自由に選択し、組み合わせることができる。 たとえば、世界のカーボン繊維市場を二分する三菱ケミカル社と東レ社の高品質素材を同時に採用することも、もちろん可能だ。

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「デイトナ スピーダー」では、まず素材には、東レの最先端カーボン繊維「“トレカ®”M40X」をフジクラシャフトで初採用。また、東レ「T1100G」、三菱ケミカル「MR70」をフルレングスに採用した。これらによって、最大級の加速感、弾き感、力強い挙動を実現している。加えて、超低樹脂カーボンを使用したことでより強靭なしなり戻りをもたらした。

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ただし、これらを単純に組み合わせただけでは、ピーキーな仕上がりになってしまう。そこで、強度、剛性、弾性の高い金属繊維「ボロン」を採用。個性の強い最高品質のカーボン群をしなやかに整えている。
いくつもの高品質素材を贅沢に使い、それらをコンポジットしてひとつのシャフトにまとめ上げた「デイトナ スピーダー」。まさに、フジクラの集大成とも言えるモデルだ。

DAYTONA SPEEDER ¥80,000(税抜)

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  • Shooting by Yoshi Yamazaki
  • Illustration by Yusuke Saito
  • Text by Yusuke Ozawa
  • Direction by Ryotaro Ikeda

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