
マセラティ×GDO プレゼントキャンペーン
宮里美香プロとのプレーや最新ドライバー&ゴルフグッズを手に入れよう!
ティイングエリアで考えること、目指すものは、ゴルファーの腕前によって大きな差はないのかもしれない。だが、趣味として楽しむのか、プロとしてそれと向き合うのかでは、意味合いは大きく異なる。結果ひとつでキャリアが変貌する競技の世界では、無駄を削ぎ落として効率を高め答えに最短距離で辿り着くことが求められる。

プロゴルファーが第一線を退いた時、そこにはこれまでの人生にはなかった“余白”のようなものが生まれる。急がなくていい。遠回りしてもいい。やろうと思えばできることに、今はあえて手を出さない。すべてをリセットしたことで、あらゆる選択肢が浮かび上がる。

プロゴルファー・宮里美香は相手の目を真っすぐ見つめ、はっきりとした口調で想いを口にする。第一線を退いた現在も背筋はすっと伸び、体はしなやかな筋肉質そのもの。それでも表情には穏やかな空気が漂う。

都心から千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブへ向かうショートトリップ。彼女がステアリングを握るマセラティ「グレカーレ トロフェオ」は、イタリアを代表するラグジュアリー・カーブランド、マセラティが手掛けるミドルサイズSUVだ。

普段からクルマ移動が多いという宮里プロは、上質なレザーで仕立てられたシートに身を委ねながら、にこやかに話し始めた。テーマは、海外ツアーを主戦場としていた頃の記憶、そして現在の時間について。高校卒業後に渡米し、2012年に米女子ツアーで優勝したキャリアは輝かしい。帰国後に日本ツアーに参戦し、2022年12月の第一子出産を経て、2024年には母としてプレーした。
ひと区切りをつけたのは2025年のオフ。
「一線を退くことを決めたのは、出産後にツアー復帰して1年間戦った中で、競技と子育てを両立する難しさを感じたからです。今しかない子どもとの時間を、このまま見逃してしまうかもしれないという思いもありました。もちろん寂しさはあります。でもその一方で、試合の解説など新しいお仕事もいただけていて、本当にありがたく感じています」

ゴルフクラブと距離を置き、生活の質が変わっても、せわしなく毎日は過ぎていく。
「体作りは今も意識しています。でも筋トレより、ピラティスに時間を使うようになりました」
忙しい日々で、ホッとできる瞬間はあるのだろうか。

「ひとりで仕事に向かう時のクルマの中かな。好きな音楽を流して、のんびりできる場所。現役時代もクルマの中は好きでしたけど、当時はラウンドを振り返ったり、次に向けて気持ちを整えたりする空間だった。今とはちょっと違いますね」

かつてとは少し違う柔らかな笑顔。いま彼女がクルマに求めているのは、“自分のペースを取り戻す時間”なのかもしれない。

高速道路を降り、緑の濃いカントリーロードへ。グレカーレは速度を上げてもどこか落ち着いている。530psを発揮する「ネットゥーノ」V6エンジンを搭載しながら、速さを誇示しない。アクセルを少し踏み込むだけで車体は軽やかに前へ出るが、ドライバーに緊張感を強いるような鋭さではなく、常に余裕を残したまま加速していく。 ミドルサイズSUVらしい安心感はある。だが、ステアリングを切った瞬間の動きは驚くほど軽やかだ。大柄なSUVというより、しなやかなスポーツGTを走らせている感覚に近い。マセラティが長年磨き続けてきたグランツーリズモとしてのDNAが、確かに息づいている。

静かなキャビンは、アクセルにわずかに力を込めた瞬間、ネットゥーノV6が低く熱を帯びたサウンドを返してくる。その変化は刺激的でありながら決して過剰ではない。感情を煽るというより、“内に秘めていること”を思い出させるよう。そんなグレカーレの佇まいは、現役時代とは異なる価値観を見出すようになった宮里プロの言葉とも、どこか重なっているようでもある。

「日本での普段使いを考えると、このサイズ感がちょうどいい。昔は大きいクルマにばかり乗っていましたが、今はクルマに求めるものも変わりました。以前ほど“強さ”を外に向けて表現したいとは思わない。今はただ、目立つだけではなく、移動の時間そのものを心地よく過ごしたい。そのための質感や雰囲気を持ったクルマがいい。まさにこのマセラティみたいに」

ゴルフ場に到着すると、宮里プロはグレカーレを眺めスマートフォンで写真を撮り始めた。エレガントなたたずまいと、細部まで丁寧に仕立てられた空気感がすっかり気に入った様子だ。リアゲートが開くと、トレードマークであるオレンジ色のツアーバッグが姿を現した。

「SUVって荷室の高さがちょうどいいんです。グレカーレは奥行きもしっかりあるから、リアシートを倒さなくてもキャディバッグを積みやすい。マセラティには昔から“エンブレムが格好いい!”という憧れがありました。でも今回運転してみて、新しい発見もありました。こんなに乗りやすいのに、今まで触れたことがない上質な世界観がある。あと、二面性ですよね。”その気になったらすごく速い”のが伝わってくるのに、走っている時はすごく静かでエレガント。そこがすごく魅力的です」

シーズンを通じて身体身体とコンディションを管理し、厳しいトーナメントを戦い続けていた現役時代。効率の良さや正確さを追い求めていた頃と比べると、今は何を大切にしているのだろう。改めて聞いた。

「今は色々なものが進歩して、ゴルフでもデータがすごく重要になっていますよね。でもゴルフも人間がやることだし、毎日同じことを正確に繰り返すのは難しい。最近は効率の良さより、感性の方が大事なのかなと思うようになりました。ゴルフも日常も、思い通りにならないことを楽しみながら、感性で合わせ込んでいく。今はそんなことを考える余裕ができた気がします」

人生を豊かにするのは、効率よりも感性。一つひとつの結果に目を背けてこなかったからこそ、気づいたことがあった。
静かに流すだけでも漂うエレガンスさの奥には、いつでも解放できる熱を秘めている。すべてを持ちながら、あえて使い切らない。グレカーレが持ちうる余裕には、第一線で戦い抜いた人が行き着く哲学に通じるところがある。

- マセラティ グレカーレ トロフェオ(欧州仕様) 車両価格 1771万円(税込)
-
- ボディサイズ | 全長 4860 mm ✕ 全幅 1980 mm ✕ 全高 1600 mm
- ホイールベース | 2900 mm
- 車両重量 | 2030 kg
- エンジン形式 | V型6気筒ツインターボ(ネットゥーノ)
- 排気量 | 3000 cc
- 最高出力 | 530 ps(285 kW)
- 最大トルク | 620 N・m
- トランスミッション | 8速 AT
-

-
宮里美香
1989年、沖縄県生まれ。8歳から競技ゴルフに打ち込み2008年にプロ転向。09年に米女子ツアーに参戦し、12年「セーフウェイクラシック」で優勝した。「日本女子オープン」で通算2勝。21年にレーシングドライバーの中山友貴さんと結婚し、22年に第一子の長男を出産した。
-
お問い合わせ先




















