
フェラーリが新たなグランドツアラー「アマルフィ(Amalfi)」を発表した。モデル名に冠されたのは、南イタリアの美しい海岸線をもつリゾート地。これまでにも「ポルトフィーノ」や「ローマ」といった地名を車名に与えてきたように、アマルフィもまた、ブランドが育んできたラグジュアリーGTの系譜に連なる存在だ。
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プロポーションを見れば、アマルフィがローマの後継であることは明白だ。フロントエンジンに後輪駆動のFRレイアウト、2+2のシート構成といった基本パッケージは踏襲しながら、より洗練されたたたずまいをまとっている。ボディは、鋭く伸びるフロントノーズから潔く切り落とされたリアエンドまで、ひと筆書きのように滑らかに描かれ、特に注目すべきは新デザインのフロントマスク。独立していたヘッドライトを繋ぐように施されたスリムなインテークが、跳ね馬らしいダイナミズムと色気を強調している。

搭載されるのは、3.9リッターV8ツインターボの最新版F154ユニット。初出は「カリフォルニアT」(2014年)だが、アマルフィでは最高出力640psを発揮。7600rpmという高めのレブリミットも含め、フェラーリらしさを色濃く残すスペックとなっている。トランスミッションは8速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用。

ブランドの象徴といえばV12エンジンやミッドシップ のスーパースポーツを思い浮かべがちだが、実は創業当初からエレガントなGTモデルをラインアップしてきたのもフェラーリのもう一つの顔だ。その流れを汲むアマルフィは、スポーツカーでありながら“ライフスタイルの器”としての存在感を備えている。大切な人を助手席に乗せ、海沿いの道をゆったりと流す。そんな時間を特別なものにしてくれる一台だ。

リア周りはキュッと絞られ、トランクの開口部もコンパクトに見えるが、リアシートの背もたれを倒すことでローマ同様、ゴルフバッグを縦に積むことは可能なはず。2本積めるかどうかは、ぜひ実車で試してみたいところだ。

アマルフィのプラットフォームはローマからの継承だが、最新モデルらしくドライビングパフォーマンスにも進化が与えられているはず。イタリア国内ではすでに24万ユーロ(1ユーロ=173円換算で約4152万円)という価格が発表されており、デリバリーは来年前半から開始予定。国内導入のスケジュールは未定だが、フェラーリの中で最も“ゴルフと共存できる”一台として、日本上陸が楽しみでならない。

フェラーリ アマルフィ 車両本体価格: 未定
- ボディサイズ | 全長 4660 X 全幅 1974 X 全高 1301 mm
- ホイールベース | 2670 mm
- 車両重量 | 1470 kg
- 排気量 | 3855 cc
- エンジン | V型8気筒 ツインターボ
- 最高出力 | 640 PS(471 kW)
- 最大トルク | 760 N・m
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Text : Takuo Yoshida








